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タイの100均は百円ショップではない?バンコクダイソーの巧妙な戦略

タイの100均は百円ショップではない?バンコクダイソーの巧妙な戦略

タイには驚くほどいろいろな日本の店が進出しています。代表的なのは、コンビニエンスストアですね。バンコクにはセブンイレブンやファミリーマートなどが乱立していて、おにぎりまで売っていますし、飲食店でも、つぼ八や大戸屋、吉野家から世界の山ちゃんまで、見慣れた日本のチェーン店があちこちにあり、びっくりさせられます。

そうしたなか、「100均」までバンコクにあるというのには驚愕しました。しかし、「タイの100均は百円ショップではない!」という話もききました。タイ在住の方なら常識でしょうが、バンコクにある100均の様子、品揃えについてご紹介しましょう。

 

タイには100円ショップの大手、ダイソーが進出しています。

バンコクのオフィス街、シーロムエリアには、ダイソーが二か所にあります。ショッピングモールの「シーロムコンプレックス」の3階と、タニヤ通りの「タニヤプラザ」の2階です。

どちらも、BTSサラデーン駅と直結している建物ですから、とても便利なロケーションにあります。

バンコク ダイソー

シーロム・タニヤプラザ2Fのダイソー

今回は、タニヤプラザ店に入ってみました。

まず、タイのダイソーの場合、基本的な商品の値段は60バーツとなっています。

60バーツは約3.13円(2016年4月)ですから、約187円です。つまり100円均一ではなく“187円均一ショップ”なのです。

これは単純な両替レートでタイバーツを円に換算しただけの話です。実際の60バーツというのはこちらではどのくらいの価値があるかといいますと、たとえば庶民がランチタイムにシーロム近辺に出ている屋台でご飯を食べると1食35バーツ~50バーツほどです。では、50バーツが日本でいうとワンコインランチの値段、つまり500円くらいの価値に相当するかといえば、そうとも言い切れません。というのはタイは商品によっては割高な傾向があり、たとえば路上で売っているカフェラテなどは35バーツほどで、屋台の一食分と同じくらいになるので、価値は一概には比べられないです。

しかし一品60バーツという価格は昼ご飯より高い、というのはひとつの事実ですので、ダイソーはタイではちょっと高級なイメージの店であることは間違いありません。日本のダイソーと同じく、100円ではない商品もありますから、そうした品物の場合はさらにもっと高くなります。

バンコク ダイソー 品揃え

バンコクのダイソーは60バーツ均一。

 

品揃えですが、基本的には日本のダイソーと同じようなラインナップです。

料理用品なら、タッパーや金属製のお玉、計量カップ、果物ナイフ、茶こし、スプーンやフォーク、栓ぬきなどがあります。掃除用具では粘着コロコロやちりとりセット、そのほかは裁縫道具やタイマー、ドライバーやメモ帳、クリップ、マジックなどもあります。

ダイソーの最低料金ではない商品でいえば、ワイシャツが300バーツになっていたりしました。ちょっとオフィスでコーヒーをこぼしたり汗をかきすぎて替えのワイシャツがない、というときは重宝します。

販売している商品はすべて日本で売られているものと同じ水準です。私も、爪切りを買いましたが、刃がちゃんとしていました。

店内は日本人はほとんどいなく、タイ人のOLなど大人の女性が多い客層でした。品物には日本語のタグやシールがついています。あえてタイ語表記に変えていないというところも巧妙な戦略で、「日本で売られているのと同じ品質の物をタイで買える」とタイ人消費者にアピールする狙いがあるのでしょう。タイの人はダイソーが日本では激安店であるということを知らないわけですから、価格設定もあり、まるで「無印良品」みたいな、少しおしゃれで質もよい雑貨屋、という位置づけになっていると思われます

日本での定番商品が手に入り、かつこちらでは「日本ブランド」という付加価値がついて高級になっている、バンコクの”100均”は、日本での「格安店」が、同じ品物なのにブランディング次第で高級イメージで展開することもできるというビジネスモデルのひとつとして面白い例です。

 

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