タイ・バンコクで住宅やオフィスのリフォームをする際、カーテンを取り換えることがあります。また、新たに借りたり、居抜き物件を入手したりした場合、これまでは窓にカーテンがついていなかったが日差しがまぶしくて、取り付けたくなった、というケースもあります。
そうしたカーテン取り付けをするうえで、踏まえておいた方がよいことは何でしょうか。カーテン工事の予算や、注意点について情報をまとめていきましょう。
カーテン業者に見積もりを出させる流れ
カーテンをつけたい、ということになり業者を呼ぶとどのような流れで作業が進んでいくのでしょうか。
実際に住宅にカーテンをとりつけた経験のあるSさんに話をきいてみました。
「私の場合は、業者を3社くらい呼びました。値段を聞いて一番安い所にするよ、と相手には言っておいて見積もりを出させます。業者は、タイ人の知り合いに探してもらった2社と、自分で街角でみつけた業者1社でしたね。」(Sさん)
相見積もりをしているということを相手に示しつつ、安い料金を出させるというわけです。
カーテン屋の探し方ですが、街の中を歩いていると、ショーウィンドウから様々なロール生地などが置いてあるのがみえる店があればそこがカーテン屋です。WALL PAPERと英語で看板に書いている店もあります。
バンコクの中華街でおなじみのヤワラー通りの近くにあるパフラット市場というところが布・生地の問屋街です。ここはインド人街なのですが、生地屋が多く、布類は激安ですので、ここで買い求めるというのも手です。
さて、業者の目星をつけたら、実際にカーテンを取り付ける場所に来てもらい、取り付ける箇所の確認と、寸法の計測を行います。このときに、気を付けるべきことは何でしょうか。
「計測のとき、窓のどの位置にカーテンレールをつけるのかを一緒に指示しないといけないので考えておいた方が良いですね。内側の距離も測ってもらって。」(Sさん)
この「内側の距離」とは、窓枠の奥行のことです。この位置にカーテンレールを付ければ、窓枠の中にカーテンが収まる格好になるので部屋の方にカーテンが飛び出さないですみ、見た目やスペースの有効活用という点でも利点があります。
しかし、奥行の長さが短いと物理的にそのようなことは不可能になります。これは窓ガラス側にレースカーテンをつけるという二重カーテンにしない場合は可能、などと状況によって変わるので。確認が必要となります。
カーテン生地の価格相場について
この打ち合わせの際に、業者がカーテン生地のサンプルを持って来てくれるので、その中から希望するものを選びます。料金の相場ですが、1ヤードが基本単位となっています。横幅280のものが、1ヤードあたり280~500バーツほどです。1ヤードが約0.91mです。もちろん、生地の材質により価格は変わりますが、おおむねこのくらいで考えておけばよいでしょう。
これに取り付け作業代金やカーテンレールなどの金具代が加わって見積もりとなります。その場で大体の見積もりがでますので、複数の業者にこれをやってもらい、最も安い所に発注するという流れです。
カーテンをすでに自分で持っている場合や、さきほどの布問屋で自分で気に入った柄のものを買ってきて、これを付けてください、と頼むとやってくれる業者もいますが、業者としては作業だけになるので割高になってしまう傾向があるようです。