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バンコクのシーロム通りと並行して、東西にスリウォン通りというストリートが走っています。
シーロム通りやスクンビット通りにくらべて大きな通りではなく、名称も「スリウォン通り」といったり「スラウォン通り」といったりと、いまいち、わかりにくいイメージがありますが、カラオケ店などの飲み屋が並ぶ日本人街として名高いタニヤ通りや、ナイトバザールなどで有名なパッポン通りと交わっていて、そうしたところへ出向くには絶好のロケーションであり、格安から高級までホテルがそろっているので、観光客や出張者には便利な通りでもあります。
この「スリウォン通り」や周辺は、定番の名物店からレアなおもしろい店、おいしい飲食店、うまいマッサージ屋やおしゃれなヘアサロン、そしてユニークで格安の屋台が並ぶ、とても便利なエリアなのです。そんなスラウォンのスポット情報をまとめてみました。
1 スリウォン通りの基礎情報 アクセス・行き方
スリウォン通りは、東はラマ4通りを、タイシルクで有名なジム・トンプソン本店の所から曲がって入り、そのままドンムアン空港方面に行くときに使う高速道路のジャンクション付近まで続いている、全長2㎞ほどの通りです。途中で観光客に有名なタニヤ通りやパッポン通りと交差しています。そしてその道路沿いにいろいろなホテルが並んでいます。
つまり、ドンムアン空港からタクシーでやってきてタニヤ・パッポン観光をしてホテルに泊まる、という一連の流れがこの通りを中心に展開できてしまうという便利なストリートなのです。
2 スラウォン 便利・おもしろ店舗情報
2.1 スラウォン通り沿い・近くのホテル
スリウォン通り近くにはホテルがたくさんあります。高級ホテルから格安ビジネスホテルまで様々あります。安いホテルは日本でいうと東横インとかルートインといったビジネスホテルに似た雰囲気です。どのホテルも連泊などの場合、交渉次第で宿泊料を値下げしてもらえる可能性があります。
ババナホテル
「スリウォン通り」自体もそうですが、このエリアにはタイ語の発音が難しいスポットが多いです。このホテルも人によって、「ババナホテル」と言っていたり「バワナホテル」と呼んでいたりします。
客室数は50室、部屋によってバスタブがあるなしが変わります。タニヤ通りから20mというなので、フロントも日本人観光客に慣れていてカタコトの日本語や英語を理解してくれます。1200バーツ前後で宿泊できるようです。
ローズホテル
スリウォン通りの北側(タニヤやパッポンの反対側)にある、ル・メリディアンホテルとセブンイレブンの間の路地を80mほど進んだ突き当りにあります。通りから見えます。
全部屋にバスタブ、セーフティBOXが完備で、プールやサウナ施設もあります。「スタンダード」ルームで宿泊料金は1600バーツから1800バーツ程。ダブルベッドでWIFI・衛星放送つきで、きれいな部屋です。朝食があります。
詳しい部屋の様子は、こちらの【ローズホテル】の記事にも書きましたので参考にしてください。
ウォールストリートイン
タニヤ通りとパッポン通りの中間あたりに「サリカカフェ」があります。そのすぐ隣の路地を入ると、マッサージの「有馬温泉」(体験談記事)や「キングスボディーマッサージ」(体験談記事)があります。その突き当りにあるのが「ウォールストリートイン」です。
ここはシングルが宿泊料金1300バーツ前後で朝食もついてきます。部屋によってはダブルベッドが部屋の7割を占めるという感じで圧迫感があって狭いですが、清潔ではあるので値段と照らし合わせて、それなりの部屋と言えます。
マッサージ店が集中する路地にあり、タニヤ・パッポンから夜に引き揚げてきても徒歩2,3分で到着できるという立地の良さにかなりの価値があります。
2.2 スリウォン通り沿いのカフェや喫茶店・WIFIスポット
仕事で動き回っていて、ちょっと打ち合わせをしたいときや、観光で疲れたからひと休みをしたいとき、調べ物があってフリーWIFIができる場所を探している場合は、通り沿いにある喫茶店やコーヒーショップカフェを利用することがあります。どんなお店があるのでしょうか。
クールコーナーカフェ
パッポン通りの向かいに駐車場があります。スラウォン通りを背にして、駐車場の左側にあるビルの1階の角にあるのが、「クールコーナーカフェ」です。
アイスコーヒーは90バーツでした。WIFIはあって、電波の繋がりも安定しています。この店の助かる所は、奥の席に隣接してコンセントもあることです。断って充電に使うことができます。また、壁がガラスでスケルトンになっているので、駐車場やスリウオン通りの様子が見えるので、待ち合わせなどにも便利でしょう。
ただし、週末の午前中などにいくと、店長さんのお子さんなのでしょうか、幼児が店内を大騒ぎして走りまわっていて、かわいいですが、静かにお茶を楽しんだり、作業や打ち合わせをする際には、ちょっと難しいかもしれません。(いつもではないですが・・)
3 スラウオン 便利・おもしろ屋台情報
スラウォン通り沿いには、いろいろな屋台が並びます。特に夜になるとにぎわって歩道が歩きにくなるほどです。食べ物の屋台が多く、”庶民派B級グルメ博物館”といった感じですが、雑貨や洋服なども売っています。そんな屋台をみてみましょう。
スリウォン通り 食べ物系屋台
ピンクパンサー前の「路上深夜食堂」
スリウオン通りの南側、ゴーゴーバーの「ピンクパンサー」の前に、月~土曜日の夜に出ている屋台です。ご飯に、好きなおかずを2品~選んで載せてもらうという日替わり定食の屋台です。ここは、屋台というかちょっとした店舗みたいな規模を誇ります。おそらくスリウオン通りで一番、品数が多いです。
おかずを2品頼んで40バーツ、と激安です。比較的辛めの味付けの料理が多いですが、ひき肉野菜炒めや、ブロッコリーの炒め物、はまぐり風の貝、などのおかずが食べられ、味もなかなかおいしいです。
タイ語ができなくても、頼むことができます。屋台料理の頼み方ですが、まず最初に、「持ち帰り弁当か、ここで食べるか?」と聞かれるので、すぐ近くにあるテーブルを指させば、お皿にご飯を盛ってくれます。つぎに、盛り付けるおかずを聞かれますので、気になるおかずを指さして「アオ アンニー カップ」(これ、ください。)と言えば伝わります。あとは、お皿を受け取り、空いている席に座って、スプーンとフォークをもらえばOKです。
持ち帰りもできますが、ここで「ピンクパンサー」から聞こえてくる大音量のクラブミュージックをBGMに、通りを歩く人やトゥクトゥクを眺めながら、少し辛いタイ料理をヒーヒー汗をかきながら食べていると、ああ、バンコクに来ているんだな、という風情が感じられる「路上深夜食堂」なのです。顔なじみになると、店のおばちゃんやお姉さんたちも「また来たの?」という感じで歓迎してくれます。
ちなみに普通に頼むと、ご飯は大盛ではなくおかずは2品選べますが、それで観光客だと50バーツです。地元タイ人や常連だと40バーツになります。”外国人料金”の存在はタイでは通常のことであって、この店だけではないですが、観光客風に見えるか、タイに馴染めているかの”バロメーター”になると思って「いくらですか?」と訊いてみるのも面白いでしょう。
昼間は同じ場所で別の人たちが屋台をやっています。個人的には「昼の部」は、店員さんの愛想も悪く値段も若干高い(50~60バーツ)気がします。
タイ名物・おいしいパッタイの屋台
パッタイ(タイ風焼きビーフン)の美味しい屋台も出ています。場所はスラウォン通り南側、パッポン通りのすぐ近くです。スラウオン通りを正面に見た場合、パッポンの出口から右側10mほどの位置です。「豚骨火山ラーメン」の前の歩道です。曜日によって出ていなかったりします。
素うどんならぬ”素パッタイ”は30バーツ、卵入りで40バーツ、チキンもしくは豚肉入り50バーツ、シーフードが70バーツです。
この屋台には席はないので全品テイクアウトですが、正面にあるビルの石垣に腰かけてその場で食べている人もよくいます。ここのパッタイは、なかなかおいしいです。
タイならではの珍味!?虫の屋台!
日本と同じ仏教国のタイでは、食べ物に対するタブーが少ないです。貝類や肉類はいろいろなものが豊富に食材として使われています。そのようななかでも、昆虫類の揚げ物はなかなかインパクトがあるものです。かつては貴重な蛋白源でした。でもイサーン地方(タイの東北地方)などの地方では今でも虫の料理を食べる習慣があります。日本の長野県などにある蜂の子やイナゴの佃煮のようなものです。タイ全土の地方から人が集まってくるバンコクでも、虫を売っている屋台をときどき見ることができます。夜になるとタニヤ通りにも移動屋台の虫売りがやってきますが、スラウオン通りでは、ほぼ毎日同じ場所で虫の屋台が出ています。ピンクパンサーの前の車道沿いです。バッタや芋虫、大きなタガメのような虫が佃煮になって売られています。気になるお味ですが、旨みのでない小魚の煮干しを噛んでいるような感じでしょうか。別に中がまだ柔らかくて、ということはありません。バッタ類は皮?が硬くていつまで噛んでも口に残るような感覚です。
日本居酒屋「光」(ひかる)
屋台ではないですが、とてもリーズナブルな日本居酒屋が「光」(ひかる)です。パッポン通りから50mほど西へ進んだ左手にある半地下のビルの奥にあります。スーツ屋のマネキンが表に立っているビルです。詳細は下記ページもご覧ください。
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