タイランドのタニヤ・スクンビットエリアなどで日本企業駐在員や観光客向けの、タイパブ・カラオケを独立開業するうえで用意しないといけないことは何でしょうか?
「タイ・タニヤでカラオケを開業するにあたっての準備ポイント」記事でまとめました、「カラオケ店の開業準備 チェックシート」を確認してみましょう。今回は、「店のコンセプトなど営業戦略のマーケティングと決定」についてです。
「店のコンセプトなど営業戦略のマーケティングと決定」
もちろん、タイのカラオケ店やパブが他店との競争力をつけるうえで一番重要なことは、質の良い女の子をどれだけ集められるか、ということにかかってくるのですが、店のコンセプトなどで、他のとの差別化を図るという部分も見過ごせません。
嬢のコスチュームだと、スタンダードなのはドレススタイルの店ですが、女の子がバニーガール姿であるスクンビットの「CLUB CARO」や、「アテンション・プリーズ」などと言われて思わず“搭乗”したくなるタニヤの「クラブ天使」のCA風民族衣装、同じくタニヤの「TRENDY CLUB」のナースやミニスカポリス風の制服、女子大生の就職活動ルックみたいな服装、などが目を引きます。
特にタニヤなどのように、外に女の子たちが座って待機しているような激戦区だと、お客の目に留まるコスプレ衣装というのは、差別化をするうえで欠かせないアイテムだと思います。
驚きの「ワカメ酒」戦略の勝利とは
衣装以外だと、面白いサービスや目玉サービスをもっていると、他店との差別化が図れます。
たとえば、タニヤのカラオケ「AGEHA」は、スペシャルメニューに女体盛りがあることで有名です。
日本でも現在では石川の温泉旅館「山乃湯」か熱海の秘宝館くらいでしかお目にかかることができなくなった伝説的なお座敷イベント、女体盛りやワカメ酒が、4000㎞も遠く離れた南国・タイランドで見れるというのは驚きです。まるで、家族と近場の山にピクニックに出かけて森の中でシートを広げてお弁当を食べていたら、突然、目の前に、絶滅したはずのニホンオオカミが現れて座り込み「ウオーン」と遠吠えするのを見たような、衝撃です。
実際に、「アゲハ」はこのサービスなどで注目を集め、現在の最大級の女の子数を誇るトップ店としての地位を築きました。
このほかにも、日本でいう「おっぱいパブ」の要素を取り入れた「Sexy Club F1」、また、タイ語カラオケがある、とか、ガールズバーのスタイルをとっていて、ダーツやビリヤード台を置いている店など、周囲とは一味違ったサービスがあると、お客の記憶に残るというものです。
内装に凝るのか、衣装をそろえるのか、珍しいサービスやシステムを導入するのか、どこに力をいれるかは、それぞれの店の戦略、ということになります。このあたりは、情報通の人に訊くなどして、各店の動向を研究してみるとよいでしょう。