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タイランド・タニヤ・スクンビットなどで日本人客向けの、タイパブ・カラオケを開業し独立オーナーになるうえで用意しないといけないことは何でしょうか? 「タイ・タニヤでカラオケを開業するにあたっての準備ポイント」記事でまとめました、「カラオケ店の開業準備 チェックシート」を確認してみましょう。
その項目のなかで、今回は、カラオケの「営業許可の申請や手続きの問題について調査」についてです。
カラオケを開業する際に関連する主なライセンス書類・手続きの概要とその方法は以下の通りとなります。
・飲食店営業許可書(201㎡以上の場合)か、飲食店営業届け出証明書(200㎡以下の場合)
→区役所・地方自治体の役所の衛生課へ申請。営業状態を実際に見に来る。1年ごと更新。
・アルコール飲料販売ライセンス
→バンコクは財務省の消費税局、地方はその県の消費税課に申請。タイ国産酒のみかそれ以外も出すかで手数料は変わる。
・娯楽施設の設立申請書
→ カラオケやバーなどは地元の警察に申請。
これだけでも、すべて申請先は異なるわけで、非常にややこしいということが、見て取れると思います。
また、これらの以前に、まずそもそも、法人を立ち上げ会社として経営する上で、われわれ外国人は単独では会社を設立することはできません。タイ王国の「外国人職業規制法」規定で、起業する場合タイ人51%、外国人(日本人)49%という比率の法人と定められていますので、まずは信頼できるタイ人パートナー(名義を貸してくれる人)を探すことから始める必要があります。
このように各種手続き自体は簡単なのですが、すべての場面でタイ人パートナーやタイ当局が運命を大きく左右する部分が出てきますので、よくわからないうちに法を犯していたとか、タイ人パートナーに会社や店を乗っ取られた、運転資金を持ち逃げされた、といった、経営手腕以前の問題が後を絶たないわけです。
バンコククラブでも、カラオケやバー・飲食店などを運営したり、FC店展開をして成功している経営者の方々からお話を聞くことが多いですが、人脈と情報なしに海外で水商売を始めることの大変さをよく指摘しています。
もしカラオケ開業を検討して、買収できる居抜き物件を探していたり、オープン準備中の方は、こうした経験者に相談して話を聞いて情報を集めるなり、フランチャイズ傘下に入るということで自分を守るという手段をとることが得策かもしれません。状況次第でご紹介も可能ですので、興味のある方は、お問合せください。