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ジムトンプソン本店タイ土産シルクと素敵なカフェのシーロム観光名所

ジムトンプソン本店タイ土産シルクと素敵なカフェのシーロム観光名所

目次

タイのおみやげの定番のひとつが、タイシルクです。中でもジムトンプソンのブランドはタイシルクの魅力を世界に最初に広めたことで有名です。バンコクのシーロムにジムトンプソンのショップの本店があります。また、ここはシルク製品の販売だけではなくおしゃれなカフェが館内にあって、周辺は観光地なので混んでいる喫茶店が多いなかで穴場の店でもあります。シーロム・ジムトンプソン本店についてレポートしましょう。

 シーロム・ジムトンプソン本店への行き方

ジムトンプソンの本店は、バンコクのシーロムエリアにあります。スリウォン通りがラマ4通りと交わる付近、タニヤ通りのスリウォン通り側入り口の角にあります。BTSサラデーン駅やMRTシーロム駅から来る場合はシーロム通りからタニヤ通りを通り抜けて、出口のすぐ右側にあります。

シーロム本店の入り口。スラウォン通りに面しています。
シーロム本店の入り口。スラウォン通りに面しています。

このような雰囲気のある洋館で、入り口にはホテルのようにドアマンが立っていて、扉を開けてくれます

 おしゃれな店内の様子と、品揃え

中に入ると1階には様々なタイシルクのスカーフやハンカチなどが展示されています。ジムトンプソンの特長は、とてもデザインがカラフルなことです。シルク製品の光沢と合わさって、とても色鮮やかに見えます。

2階にはシルク生地の洋服もあります。婦人服、ネクタイ、子ども服やパジャマまであります。小物類も実に色々な種類があって、バッグや財布、シルク以外の皮などの材質のものや、コースターや絵葉書なども置いてあるので、おみやげをまとめ買いする観光客の姿も多く見ます。 %e3%82%b8%e3%83%a0-1

3階には、インテリアコーナーがあって、ソファクッションや、カーテン、シーツなどが置いてあります。タイの伝統的な三角形のまくらなどもあります。どれも高級感あふれるものです。

 謎の人物ジムトンプソン!建築家からスパイ、そして実業家に

そもそもジムトンプソンとは何者なのでしょうか。

ジムトンプソンは1906年生まれのアメリカ人で、元は建築家でした。第二次世界大戦の際にアメリカ陸軍に入隊し、諜報機関のOSS(のちのCIA)に入りヨーロッパで活動します。

そして日本軍に対する諜報活動のためタイに来るも直後に終戦。アメリカ本国への帰還命令がきましたが、彼はタイでの生活でタイシルクの美しさに興味をもちます。当時のタイシルクは大量生産の機械織物に押されて衰退しつつありましたが、ジムトンプソンは私財を投げうって認知度をあげる活動を続け、その成果もあって映画の衣装として採用されるなど注目を集めることになり、タイシルクの人気が欧米諸国で高まったのです。

ジムトンプソン。建築家からスパイになり、そしてシルクの実業家へ転身したのち行方不明、というミステリアスな人物。
建築家からスパイになり、シルクの実業家へ転身したのち行方不明、というミステリアスな人物。

ジムトンプソンは、1967年、マレーシアの友人の別荘で突然行方不明になりました。諜報機関に所属していた過去や、タイ政府の要人にあまりにも人脈を持ちすぎていたことから、誘拐されたとも暗殺されたとも言われていますが、真相は現在に至るまで謎となっています。

ジムトンプソンブランドのシルク製品は、伝統を活かしつつも、古びないカラフルなデザインですが、ジムトンプソンの、色々な職業や訪問地での経験が活かされているのかもしれません。

ジムトンプソンは東南アジア古美術の収集家としても知られています。バンコクのナショナルスタジアム駅近くにある「ジムトンプソンの家」は、彼が自分で設計したタイの古民家風の建物です。室内にはコレクションの仏像などのアンティークが残されており、観光客にも開放されているので見学が可能です。地図と開館時間をまとめます。

「ジムトンプソンの家」 

※シルク製品の販売店は、このブログ最後の「本店」の方です。こちらは記念館です。

開館時間 9:00~18:00 年中無休

住所 6 Kaseman Soi 2, Rama 1 Road Bangkok

アクセス BTSナショナル・スタジアム駅W1から徒歩約10分

入館料 大人150B 子供100B

公式サイト http://www.jimthompsonhouse.com/

シーロム本店・2階のカフェは雰囲気がとてもよい穴場

シーロムの方にある、ジムトンプソン本店の2階の一角にはカフェ「カフェ9」が併設されています。

営業時間は11:00~21:00で、コーヒーや紅茶のほか、ケーキ、そしてパッタイやトムヤムクンなどのタイ料理もあります。壁やイスはウッディーな雰囲気で、花の形をしたシャンデリアなど、アジアンな味わいとヨーロッパ風の雰囲気が混ざり合った、いわゆるコロニカル様式の内装です。%e3%82%b8%e3%83%a0-3

ケーキもおいしく、タニヤやパッポンの観光の合間に休憩に訪れるのにとてもおすすめです。シルク店の奥にあるカフェスペースなのでそれほど混んでいないという穴場なのも使いやすいです。ジムトンプソンが閉まるのは21時ですが、閉店後の夜遅い時間は、この辺でバイクによるカバンのひったくりが時々起きるそうですので、夜は気を付けてください。 

「ジムトンプソン本店タイ土産シルクと素敵なカフェのシーロム観光名所」レポートでした。

<店舗データ>

店名 ジムトンプソン本店

住所 9 Surawong Road, Bangkok

営業時間 9:00~21:00 (カフェは11:00~) 年中無休

入館料 無料

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