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金正男暗殺現場クアラルンプール空港・タイから渡航やビザラン影響

金正男暗殺現場クアラルンプール空港・タイから渡航やビザラン影響

目次

マレーシアのクアラルンプール国際空港で、北朝鮮の金正男氏が工作員らしい人物に雇われた女性に暗殺された事件が起きました。マレーシアとタイは国境を接していて近く、マレーシアは日本国籍を有していれば、入国の際にビザは不要で、観光・商用の場合90日間滞在が可能なため、タイにいる日本人が休暇の観光や、ビジネス、あるいはビザランでマレーシアに行くというケースは多いです。金正男氏が倒れた現場の写真をご紹介しながら、クアラルンプール国際空港の様子、タイからの入国への影響などについてレポートします。 

クアラルンプール国際空港は2つある。犯行現場は「KLIA2」

マレーシアの首都・クアラルンプールにあるクアラルンプール国際空港は、マレーシアの看板などではKLIAと表記されています。やっかいなのはこのクアラルンプール空港のターミナルは2つに分かれていて、一般の航空会社が利用する「KLIA」空港ターミナルと、エアアジアなどのLCCが利用する「KLIA2」とがあるのです。KLIA2はほとんどエアアジアのフライトで使われています。

KLIA2は大半がエアアジアのフライト。
KLIA2は大半がエアアジアのフライト。

KLIAとKLIA2は1.5㎞離れているので、シャトルバスか「KLIAエクスプレス」という鉄道で移動しないといけません。

たとえば、タイ・バンコクからマレーシア・クアラルンプールに行きはエアアジアで行き、帰りは別の航空会社を使用する場合、マレーシア到着時は「KLIA2」に到着し、出発するときは「KLIA」から出る、というように行きと帰りで使用ゲートが違うので、注意が必要です。

KLIAとKLIA2を結ぶ鉄道。このようなバーコードの入った切符を改札にタッチして入ります。
KLIAとKLIA2を結ぶ鉄道。このようなバーコードの入った切符を改札にタッチして入ります。

報道によると、金正男氏は、このKLIA2空港で、2月13日朝9時頃、マカオに行こうとしてチェックイン手続きの列で待っていたところ、女2人に毒ガスらしき液体を吹きかけられ殺害されています。 

マレーシアの地元新聞に掲載された、倒れ込んだ金正男氏の様子。
マレーシアの地元新聞に掲載された、倒れ込んだ金正男氏の様子。

金正男氏が襲撃され倒れ込んだ場所

先述したように、クアラルンプール国際空港のKLIA2ターミナルはほぼエアアジアしか使用していません。事件が起きた日のマカオ行きのエアアジアのフライトを調べると、10:50発のクアラルンプール発マカオ行きエアアジア8320便が該当します。おそらく金正男氏はこの飛行機に乗る予定だったと思われます。 

また、報道では、「犯行現場前のコーヒー・ショップ「スターバックス」の女性店員」がインタビューに応えていましたが、このスターバックスのことでしょう。写真の右側にあるのが案内カウンターなので、おそらく金正男氏が、毒で襲われた後、助けを求めて倒れたというカウンターの現場はここだと思われます。 

右はじに見えるのが総合案内カウンター。
右はじに見えるのが総合案内カウンター。

今後のタイからマレーシアへの渡航への影響は

今回の暗殺事件による、マレーシアへの入国影響はどうでしょうか。

事件から1週間が経った2月19日現在、日本の外務省のホームページでは、マレーシアへの渡航注意欄では事件のことを一切ふれていません。タイにおいても特に警備が厳しくなったという治安の様子や政府の声明発表などはありません。タイからのビジネスや観光、ビザランでのマレーシアへの渡航には、いまのところ影響はないと思われます。

マレーシアのクアラルンプール国際空港は24時間開港していて、ベンチや床で仮眠をとる人も見かけます。
マレーシアのクアラルンプール国際空港は24時間開港していて、ベンチや床で仮眠をとる人も見かけます。

日本からすると意外に感じますが、北朝鮮はアセアンエリア・東南アジアのすべての国々と国交はあって大使館が存在しています。北朝鮮と同じ社会主義国のベトナムやラオス、以前はそうであったカンボジアやミャンマーならともかく、タイやマレーシア、シンガポールとも国交はあるのです。

北朝鮮が外貨獲得のために開いているとされる「北朝鮮レストラン」も、タイやカンボジアなどに店を開いていて交流があります。そうした国同士の関係もありなにか、大きく規制が働くということはなさそうです。 

「金正男暗殺現場クアラルンプール空港・タイから渡航やビザラン影響」レポートでした。新ニュースが入れば情報更新します。

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