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タイのシーロム通り路上ヘアサロン料金&感想・あの店との関係は…?

タイのシーロム通り路上ヘアサロン料金&感想・あの店との関係は…?

目次

タイでは路上がマーケットです。観光客向けの腕時計屋やTシャツ屋だけでなく、日常生活に便利な雑貨屋やご飯屋、コーヒーショップなどが出ています。路上で手に入らないものはないのでは、というくらい色々な店がでていて見て歩くだけで楽しいです。そうしたなかで、シーロム通りの路上にヘアサロンがあるのを発見しました。とある休日にその路上美容室で髪をカットしてみましたので、その体験談レポートです。 

路上にならぶ屋台のなかに、ヘアサロンがある!

BTSサラデーン駅・タニヤ通りからラマ4通りとは逆のサトーン側にシーロム通りの北側を進みます。この通りの歩道は夜には屋台街と化します。途中、パッポン通りとの交差点を過ぎ、クリスチャン病院を右手に見ながら少し行くと、屋台の途切れるところに、青空ヘアサロンがあるのです。路上床屋1このように、ぽつんと屋台テントが立っています。地面には布が敷いてありその中央にはプラスチック製の腰かけが置いてあります。一人座ればもういっぱい、という広さです。道路側には布が貼っていて一応「壁」になっています。その壁面にいろいろな、髪型のサンプル写真が貼りつけてあり、鏡が一つだけかかっている、という20分で組み立てられそうな美容院です。

誰も客はおらず、美容師のお兄さんも歩道を挟んで反対側の石垣に腰かけてのんびりしています。時々、欧米系観光客が興味深そうにテントを覗いていきますが、すぐに離れていきます。気になった私は、「いくらですか?」とお兄さんに訊くと、200バーツとのこと。かなり安いので試してみることにしました。

通行人の熱いまなざしの中、カットされる

まず、プラスチック製の椅子に腰かけて、ナイロンエプロンをかぶせてもらい、ヘアスタイルを打ち合わせします。サイドを刈り上げて、全体的に短くさっぱりさせる、というリクエストを伝えました。

美容師のお兄さんは、屋台の天井からぶら下がっている裸電球を動かして光の角度を調整します。同じく、どこからかひっぱってきている延長コードのコンセントに電動バリカンのプラグを差し込むと、サイドから刈り上げ施術を開始しました。

バリカンは、かなりいろいろな長さ設定ができるようで、しょっちゅうアタッチメントを付け替えていました。私が刈られているのを、通行人たちが面白そうに覗いていきます。なにしろ、壁があるのは二面(道路側と隣の屋台の間)だけで、真後ろと右サイドはオープンなので、私が受けている施術の様子は、バンコク市民に丸見えなのです。マグロの解体ショーのマグロになった気分です。

しばらくすると、欧米系の観光客が立ち止まって我々の様子をじっと眺めるようになり、一人が立ち止まると、たちまち何人かの人たちが、店を取り囲んでこちらを注目しだすようになりました。まるで見世物です。路上床屋2

通行人が話しかけてきたり、コケそうになる美容師

夜とはいえ、路上でビニールのエプロンを被せられているので、蒸し暑くて仕方がありません。刈り上げだけに30分以上費やして、美容師はようやくハサミで上の髪をカットしだします。そうしている間にも、通りかかった物売りの屋台のおばちゃんが美容師のお兄さんに話しかけてきたり、カットしているすぐ隣に客待ちのバイクタクシーが停まってエンジンをふかしていたりと、路上の床屋さんならではの光景が繰り広げられてカオスです。

ひととおりカットが終わると、襟足をカミソリで剃り始めます。歩道のデコボコした敷石の上に布を敷いただけの店なので、美容師のお兄さんが変なところに足を着地すると、ぐらりと敷石が動いてお兄さんはコケそうになり、こちらの座っている椅子まで傾きます。カミソリの刃をあてているときに足場がぐらりとなる時もあり、ちょっと恐いです。

10分ほどで無事にカミソリも終了。鏡で髪の長さをチェックし、お兄さんにOKを出しました。なかなかの腕前です。路上なのにドライヤーまで登場し、セットしてくれます。ただし、荷物を置く場所はないので、カバンをもっていくと髪の毛まみれになることは覚悟した方が良いです。路上床屋3

“あの有名店”との関係は・・・?

壁に貼ってあるヘアスタイルのモデル写真が、サイドを刈り上げて上部だけ残しているというかっこいいダンディーなイラストばかりで、なにか見覚えがあったので、もしかして…と美容師のお兄さんに訊いてみると、やはり、タニヤ通りの美容室「デイビッドNo.5」の関係者でした。タニヤのプレハブ「デイビッドNo.5」の店長が、このお兄さんの師匠なのだそうです。のれん分けということでしょうか。「デイビッドNo.5」はサラデーン駅前でも路上支店を出していますから、ものすごい増殖力です。もし「デイビッドNo.5」の本店が混んでいてなかなか利用できない、という人は、少し歩きますが、こちらの兄弟店は混んでいなくて穴場だと思います。深夜0時くらいまでやっているようなので、夜髪を切りたいという人にもおすすめです。

タイのシーロム通り路上ヘアサロン料金&感想・あの店との関係は…?のレポートは以上の通りです。

▼だいたい、このあたりに出ています。

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