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タイランド・バンコクの滞在が長くなってくると、たまにはお風呂につかりたくなります。住んでいる家やホテルにバスタブがあっても、大きな湯船で熱いお湯につかりたいものです。あと、連日の暑さで汗をかきすぎて肌の調子がよくないので、いっしょにサウナやアカスリにも行きたくなります。
バンコク都内で、
湯船に浸かれる + 垢すり
という店はちょっと見つけにくいです。アカスリのある店は大体マッサージ店ですが、価格が安いとエロチックなサービスの店になってしまうことが多いです。そうした店だと女性は使えないし“なんちゃってアカスリ”で、背中をただ布でこすってくれるだけ、というレベルになります。だいいち、湯船に入れません。
バンコククラブに出入りしている滞在歴の長い方々にお聞きしたところ、おすすめ評判のあるいくつかスパ施設を教えてもらいました。そのなかで一番シーロムから近い、「有馬温泉」のアカスリを体験してみることにしました。
シーロムのマッサージ店集中エリアにある、有馬温泉
有馬温泉、というと日本の兵庫県にある温泉地が浮かぶ人が多いと思います。とくに関西出身者なら、太閤の湯でおなじみの旅館の ♪ありっま、ひょうえの向陽閣へ~ というキダタロー先生のCMソングを思い出す人は多いでしょう。でも、このバンコク・シーロムの有馬温泉は、日本人がオーナーらしいですが別に兵庫県やキダタローとは何も関係はないそうです。
受付をすませると、上の階に案内されます。
ネットではタイ古式マッサージで1時間280バーツ、アカスリは20分500バーツ、という情報がありますが、古いデータのようです。実際は800バーツでした。ただ、もしかしたら湯船に浸かるとこの料金ということなのかもしれません。
日本のヘルスセンターみたいに、ロッカーに服を入れると、まずは風呂に浸かってくるように言われます。洗い場で体を洗ってから、湯船へ。大浴場という感じではなく、写真のように、4人ほど入れる浴槽が3つあるかたちです。でも足を伸ばせて十分な大きさです。小規模な健康ランド・スーパー銭湯、みたいな雰囲気です。
もちろん温泉などではなく、普通のお湯ですが、常に浴槽に入れてあるホースから熱い湯が流れ続けており、単なる貯め湯ではなく「かけ流し」状態でした。テレビ(日本の衛星放送)を見ながら、久しぶりの湯船を楽しみます。
力を込めたアカスリ
体が温まったころ、合図をすると、浴場内にあるあかすりルームに移動します。
綺麗な寝台の上にうつ伏せになると、あかすり担当のチェーさんという男性施術師が、足の指から首のあたりまで念入りにアカスリしてくれます。タオルはザラザラした布素材ではなく、普通のコットンのタオルです。
かなり力を入れてこすってくれますが、タオルが柔らかいので痛くはないです。
たしかに結構アカがとれました。韓国アカスリの硬いタオルでこするのと違い、ボロボロ大量にアカがとれる、というところまではいきませんが、20分間の施術の後は、体中がツルツルになっていましたので、しっかり汚れは落ちているようです。
終わったあとは、水のサービスを渡されて、「時間はいつでもよいので、お風呂にゆっくり浸かってから帰って大丈夫です。」とのことだったので、また、のんびりTVをみながら湯につかりました。別料金でサウナもあるようです。
30分ほどだらだらして、チップ相場は100バーツ前後と聞いていたので、チェーさんにお渡しし、帰りました。
湯船コーナーは空いているので穴場か
日曜日の夜7時頃訪問しましたが、自分のほかは一人お客さんが入ってきただけでした。
アカスリに関しては、有馬温泉のとなりにある「キングスボディマッサージ」は1時間で550バーツなので、お高いです。ただ、湯船につかれるということがコミの料金なので、こんなものなのでしょうか。
この店のメインは他の階にあるマッサージや耳かきらしいので、混んでいないところでしずかにお湯につかりリラクゼーション、という場合は穴場かもしれません。
【店舗データ】
<店名> 有馬温泉
<営業時間> 9:00~24:00 年中無休
<サービス内容> 足つぼ、マッサージ各種、浴槽付き浴場、アカスリ、サウナ、喫茶コーナー
<住所> 37/10-11 Soi Suriwongse Plaza, Surawongse, Suriyawongse, Bangrak
<アクセス> タニヤ通りをBTSサラデーン駅の反対側に出て左折。スラウオン通りを進むと左側にサリカカフェがあるのでその路地を左折。
バンコクタイマッサージの体験記(シーロム・パッポン・タニヤエリア多し!)体験記がこちら
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