バンコクのスラウォン通りは数多くのタイマッサージ店が並ぶ“マッサージ店激戦区”です。とくにタニヤ通りとの交差点から、パッポン通りの先のセブンイレブンのあたりまでは、マッサージ店が集中しています。そうしたなかにある、UrbanThaiMassage&Spa(アーバン タイマッサージ&スパ) の施術を体験してきましたのでご紹介します。
スラウォン通りをタニヤ通りからパッポン通りの方へ向かい、パッポン通りとの交差点から1分もしないうちに、緑色の床敷のある大きなマッサージ店がみえてきます。路上のベンチに黄緑色の制服を着たマッサージ師たちが座っているのですぐわかると思います。スリウオン通りを挟んで、「メリディアンホテル」の真正面に位置します。
店の入り口には英語で書かれたメニュー料金表があります。
主なメニュー
Foot massage 60分260バーツ 90分360バーツ 120分460バーツ
Thai massage 60分300バーツ 90分400バーツ 120分500バーツ
Oil massage 60分500バーツ 90分700バーツ 120分800バーツ
Face&Head Massage 60分360バーツ
Body scub 60分700バーツ 90分1000バーツ 120分1200バーツ
入口の前で靴を脱ぐように言われて、サンダルに履き替え中へ。大勢の観光客がフットマッサージを受けているソファが並びます。床は石のタイル、天井からはタイの伝統的な飾りのついた照明がぶらさがり、とてもきれいで広々としています。
料金は、珍しく前金ということなので、中央のカウンターで、メニューを見ながら検討。スタンダードのタイ古式マッサージ60分(300バーツ)を選び支払いました。
すると、男性施術師が、ついてくるように促します。そして1Fの隅にある、足洗のジャグジーへ。たいていの店は洗面器で洗うので、かなり立派な設備です。
足を洗うと2Fへ。全身マッサージ用のカーテンで仕切られたマットルームが並ぶ2Fの様子です。
こちらも白を基調にした清潔で雰囲気が良いスペースです。
そこで着替えて、まずはあおむけ状態から施術開始。
マッサージ師の手のひらで脚をしっかり圧迫し、その状態から握りこむようにして揉んでいくような施術スタイルです。正直、男性のマッサージ師が出てきたとき、男性だとどうしてもこちらに当ててくるヒジなどが骨ばっていて、痛いことがあるので、今回はハズレかな?と思ったのですが、この人は、力加減が絶妙で、しかも時々「OK?」と加減を確認しながらしてくれるので、全く問題がありませんでした。
脚の圧迫が終わると、私の足首をもち、マッサージ師が私の尻に自分の足を押し付けて突っ張り、私の脚を伸ばすような屈伸を行います。これも、程よく体が伸びてきもちがよいです。
うつ伏せ状態になってからは、さらに技が光りました。
背骨の少し左と右、くぼんでいてツボらしき部分をひじ先でぐっと、押し込んで圧迫し、少しずつ背骨に沿って、進めていくのですが、これが少し“痛きもちいい”という施術でした。
かなりつよく圧迫されるので、もし筋の上など、すこしでもピントのずれたところをやられたら激痛が走ると思われますが、ピンポイントに的確な場所を押していくので、いやな痛みはありません。最近腰痛がひどいのですが、特に普段痛めているところを圧迫してもらったときは、気持ちの良さで悶絶、といった状態です。終わった後もとても楽になりました。
うつ伏せ状態で肩も揉んでもらいましたが、これも絶妙なパワーで、日ごろの鈍い重みが、小さくなっていくのがわかる効き目でした。ここまで的確な施術は、なかなかありません。とても感心しました。
終わった後は、1Fに降り、サービスのお茶を飲んでくつろぎましたが、1Fは大勢の観光客でにぎわっていました。マッサージ師さんに100バーツのチップをあげて「とても上手でした」とお礼を言って出てきました。
細かい部分では、マッサージの店は、クーラーがききすぎて、薄着の施術服では寒い場合もあるのですが、ここは、かけられるブランケットが分厚いしっかりしたものだったので、寒くなく、そういう配慮にも満足できました。
場所の良さもありますが、そうした観光向けの店とは思えない施術のレベルの高さに大満足でした。腰痛もちの人、他の店のマッサージで力加減に満足できないことが多い人はおすすめです。
ただし、一人だけ、怪しいマッサージ師が混ざっているという情報もあります。以下もお読みください↓
変態マッサージ師が股間を!「アーバンタイマッサージ」スラウォン店
【店舗データ】
<店名> UrbanThaiMassage&Spa
<場所> スラウオン通り・メリディアンホテルの向かい
<日本語> 通じないが、メニューは英語表記。