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タイのタクシー安全乗り方・車の色の違いとは・ぼったくり危険情報

タイのタクシー安全乗り方・車の色の違いとは・ぼったくり危険情報

目次

タイ・バンコクで観光をしたり生活や仕事をしているとタクシーに乗る機会がでてきます

たとえば、ドンムアン空港や、スワンナプーム空港からバンコク中心部(シーロムやアソーク、場合によってはカオサンなど)までは、メーターでの正規料金は大体300バーツ前後が相場です。(高速道路代(50バーツと70バーツの2回)は料金所でドライバーが手を出してくるので、別途お客が負担。)しかし、この相場とは違う高額な運賃を請求されぼったくりされたり、怖い目に遭った、という話がよく出てきます。タイのタクシーは乗車拒否も平気で行います。そもそもタイのタクシーの乗り方や、安全な運転手の選び方、などといった、“いまさら聞けない”初心者でも参考になるような情報やアクシデント体験談をまとめてみました。

【バンコク・タクシーの見分け方】 

タイのタクシーはとてもカラフルでド派手なデザインです。天井に「TAXI」と看板も出ているので、すぐわかります。見たところカラーの種類は黄色、ピンク、赤、青など7、8種類ほどあるようです。バンコク タクシー種類もしかして、色の違いで、ぼったくりをしやすいかどうかの傾向がわかるのではないでしょうか?

地元のタイ人に訊いてみました。

「タイのタクシーの色っていろいろありますが、なにか違いはあるのですか?」

「イエローとグリーン緑の色の車(車体の下半分が緑色、上半分が黄色のタクシー)は自分の車、あとは、みんな会社タクシーです。」

 “自分の車”、つまり個人タクシーということのようです。

「個人タクシーと会社タクシーは、どっちが危ないですか? お金が高いとかはありますか?」

「同じ。変わらないね。」

とはいっても、これはあくまでもタイ人同士での話であり、われわれ外国人は、ぼったくられることがあるのは事実なので、安全を判断するうえでは、車体の色の違いや個人タクシーか会社タクシーなのかは、関係ない、ということのようです。

【タイのタクシーの乗り方】

では、どのようなタクシーが危険なのでしょうか。乗り方を見ていきましょう。

バイクタクシーとトゥクトゥク、タクシー、どれに乗ればよいの?

そもそもタイでお金を払って一人だけで乗れる交通手段には、主に、タクシー、トゥクトゥク(客席がついている三輪バイク)、モータサイ(バイクタクシー)があります。BTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)、バスなどでは行けない場所ではこういった乗り物に乗ることになります。トゥクトゥク基本的には、バイクタクシーはソイ(幹線道路と幹線道路を垂直に結んだりしている路地のこと。)のなかなど、数百mから1,2㎞ほどを進む時に使うものです。炎天下に長距離使える乗り物ではありませんので、ある程度の距離を進むならタクシーを選ぶことになります。

ちなみに、バイクタクシーの初乗り料金は10バーツ、タクシーのメーターは35バーツから(2017年現在・バンコク都内の場合。)となっています。

 タイのタクシーの停め方

タイのタクシーの乗り方について、まとめてみましょう。

日本と同じように、空車か賃走かを見分ける目印で、運転席の脇に電光掲示板が出ています。タイ語で書いてありますが、タイ語が読めなくても大丈夫です。これが点灯していれば空車、消えていたらお客が乗車中、ということなのです。

タイ タクシー 空車
これが点灯していると、空車です。

停め方ですが、日本のように手を上に向かってあげるのではなく、斜め下に向けて地面を示すようなポーズをとります。「ここに停まってよ。」ということだと思います。

こうすると、そのうち空車が止まります。

タイのタクシーは自動で扉は開きませんので、まず自分で、前の扉を開けて下さい。(決まりはないので、話しやすければ後ろのドアでも可。)

そして、行先を言って交渉をします。「交渉」といっても運賃を交渉するわけではありません。希望の行き先に連れて行ってくれるかどうか、ということ自体を交渉しないといけないのです。タイ語で行先を伝えたり、タイ語が通じなければ、スマホなどで行先のタイ語を見せたりして「ここに行くか?」と確認するのです。

タクシー渋滞
タクシーの運転手がいやがる、バンコクの渋滞。

タイ在住の長い方なら「あるある」と感じると思いますが、タイのタクシードライバーは、自分の行きたい方にしか行きません。もしお客がリクエストした行先が自分の考えと違ったら平気で乗車拒否をしてきます。理由は「自分が家に帰る途中で、その方向だと遠くなるから。」「そちらの方向は渋滞になりそうだから。」「今日はもう仕事を終わりたいから」などといった、超個人的なことです。

タイのタクシーでは、メーターを使うかの交渉が必要

もし「OK」もしくは「ダイ(タイ語で、いいよという意味)」と言われたら、続いて、メーターを使うかどうかの確認をしてください。タイ語がわからなければ、メーターを指さして「メーター、OK?」と言えばよいです。運転手がOKして、メーターボタンを押したら、乗り込めばよいです。

この時点で、「メーターを使うなら、乗せないよ。」と言う運転手もいます。その場合、○○まで××バーツで行くけどどうする?という運賃交渉になるのです。

遠くの観光地に行くなどの特殊な状況ではなくバンコク都内で移動する程度であれば(空港行きであろうと)、この交渉をした時点で、高くつきます。なぜなら、運転手は、メーターより儲かるからメーターを使わないことをもちかけてくるのです。よほどタイ語が上手でタイに詳しそうでなければ、外国人である私たちが交渉して、相場より安い金額までダウンさせることは不可能です。

そもそも、そのくらいのタイ通だ、と相手に思われていたらメーターをONにしてきます。つまり、メーターを使わない時点で、“カモになりそう”と思われているわけで、ぼったくりをされる可能性がほぼ100%なので、その車に乗るのはやめた方がよいでしょう。また、雨が降り出すと足元をみて、メーターは使わないという運転手も多いです。雨が降り出すまえに移動は済ませましょう。バンコク黄と緑タクシー

恐怖!金額がグングン上がる改造メーターとは

メーターを使うことを確認せず、しかも乗る際に料金交渉さえもしないで乗ると最悪です。運賃は相手に任せる、ということになるからです。それは例えるなら、金額を書かない白地の小切手を相手に渡すようなものなのです。降りる時にとんでもない価格を言われるという、トラブルのもとになります。

基本的にはここまで手順をふめば、ぼったくりに遭うことはありません。ただし、例外もあって、メーターが改造されていて、普通より速いスピードで金額が上がるという仕掛けがしてあるという、とんでもない車もあります。メーターの速度が異常に速いので通称「タ―ボメーター」と呼ばれています。

乗りながらメーターの上がり具合を観察していればわかるそうですが、そもそも、どのくらいの時間でメーターがあがるのかという相場観を知らないと判断のしようがありません。


バンコク道路もし、タクシーに乗車してから「様子がおかしいな。」と思ったら、途中で「ここで降りる」といって強引に降りてしまうのも手です。 

タイのタクシーあるある小ネタ

その他、タイのタクシーのポイントは以下の通りです。

領収書は出ない。】 ビジネスマンは思わず「領収書」と言いたいところですが、そのようなものはありません。

荷物はトランクに入れられる。】 日本と同じようにトランクを使うことができます。これも自動では開かないので、運転手さんに言って、自分で開け閉めしてください。

【飲食禁止】 これは日本と同様、マナーです。

【ドアは静かに閉めること。】 他のことはテキトーなタイのタクシードライバーですが、ドアのしめ方が強いとムキになって怒ってきます。これは極論ですが、いきおいよく閉めるくらいなら、閉め方が甘くて半ロック状態の方が、まだ怒られません。そのくらいタブーなので注意!

【夜は別人?】 助手席に、運転手の顔写真付きの登録証と認識番号が掲げてあります。ところが、夜にタクシーに乗るとこの顔写真と、運転手の顔が違うことが。なんと、タイでは、タクシー運転手が仕事を終えた夜、友人にタクシーごと貸すという小遣い稼ぎをしている人が少なくないのです。もちろん不正行為です。といってもこの「代打」のドライバーも問題なく道を知っていたりするので、あまり気にしなくてもよいです。じつはかたくなにメーターを使うことを拒否するドライバーが夜に多いのは、これも理由なのです。(記録に残ってしまうし、運賃を全額ポケットに入れるので。)

タイのタクシー安全乗り方・車の色の違いとは・ぼったくり危険情報、いかがでしたか。

改造した“ターボメーター”や、渋滞しているからお客を乗せたくないと乗車拒否する(渋滞で時間がかかれば儲かるのに)謎の心理など、タイのタクシーは奥が深いです。上の情報を参考にして安全なタクシーの利用ができることをお祈りします。

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