タイで仕事や趣味の活動をしていると、印刷したものにラミネート加工が必要になることがあります。社内で掲示するポスターなどの広報物をコーティングしたいときや、「ポイ捨て禁止」「喫煙場所」などのプレートを自作したい場合、飲み屋などの店をやっていてメンバーズカードを防水加工されて長持ちする素材で作りたい場合などは、フィルムでパウチしたいものです。
バンコクではそうしたラミネート加工は可能なのでしょうか?いったいいくらくらいの料金でどのくらいのスピードでできるのでしょうか?制作を体験した方のお話を紹介しましょう。
居酒屋の販促メニューを制作した体験談
トンローで日本居酒屋を運営するN店長は、メニューとは別に、特におすすめのメニューをA4サイズの1枚にして客席におけるようにして販促に役立てようと考えました。
「よく居酒屋であるサイドメニューですね。ウチのメニューはファイルにページを差し込む入れ込み式なので、頼んだ業者はちょっと高めだったんですよ。だから今回は自分で作ったんです。これをしわくちゃにならないようにパウチできればいいな、ということで。」(居酒屋店長Nさん)
「あとね、路上でウチのスタッフがお客を呼び込むときに、持ち歩いて見せれば、(日本語が達者でないタイ人スタッフでも)伝わるでしょう?」(Nさん)
といった構想をもち、A4カラー両面印刷で20部、ラミネート加工付きという内容で、各印刷屋に見積もりを出してもらうことになりました。
いったいどのくらいの見積もり価格だったのでしょうか?
「一番安い所が1枚の印刷が50バーツ、ラミネートが40バーツなので1部90バーツという値段でした。印刷のフチなし加工(カット)もしてもらった金額です。他の業者も1セット100バーツとかでした。80バーツというところもあったんですけどカットは別料金ということでしたよ。だから、ウチは全部で1800バーツかかったということです。」(Nさん)
どのくらいのスピードで制作してくれるか
納期と出来栄えはどうだったのでしょうか。
「枚数が少なかったのか、その日のうちに完成しましたね。午前中にデータで持ち込んで夜8時にとりに行ったのでその日の営業でも使えました。できは、まあまあですね。質の悪い業者だと、すこし折り曲げると、ラミネートが剥がれる、ということも聞いたことがありますけど、それはなかった。」(Nさん)
とのことでした。ちなみに、文房具店ではパウチ用の機械も販売しています。調査してみると、最大A4サイズまでできるもので、2850バーツ、高いもので4185バーツというものもありました。パウチのフィルムは別売りです。大量に作る予定があれば、自分でパウチマシーンを購入するのも選択肢のひとつかもしれません。
バンコククラブでも安い地元業者と取引があります。もし、デザインも含めて依頼したいという場合はお気軽にご相談下さい。