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タイの通訳翻訳業界の最近の傾向とレベルについて

タイの通訳翻訳業界の最近の傾向とレベルについて

タイにおいて、通訳や翻訳を依頼するシチュエーションにはいろいろな場合があります。 通訳に限っても、会社や工場内で業務指示をする際の通訳、契約や買い付けなどに同行してもらい商談や交渉の手伝いをさせるケース、国際会議、旅行のガイド、などです。 会社で通訳を採用した際に、うまくいかなかった経験がある人も珍しくないと思います。 これから通訳・翻訳を探し依頼をする際、そうした失敗談や苦労したことなどの情報を知っておくことで、選び方の参考にできると思い、情報を集めることにしました。  

< タイの通訳や翻訳業界の状況 >

タイに進出している日系企業は、2015年1~3月期の調査によると4567社でした。(ジェトロ・アジア大洋州課、バンコク事務所調べ)6年前の同調査の時点(2009年2~3月)では3884社であったため、1年間で約110社ずつ進出してきている、という計算になります。

業種ですと、従来、もっとも多かった製造業が47.0%である一方、サービス業が49.5%となって上回りました。 そして直近5年間で中小企業の進出数が大企業のそれを上回っているというデータとなっています。 このため、日系企業において優秀な通訳・翻訳者は足りていない状況が慢性的になっています。

日系企業の増加に比例して、通訳派遣・翻訳会社も近年増えてはいます。検索をしても数年前に比べて通訳・翻訳をしているという会社のホームページが目につきます。 しかし、そうしたサイトを見ていると気づくと思いますが、実態としては旅行ガイドなどが業務の延長として行っている、というケースが多いのです。つまり本業ではなく業務として通訳の紹介もはじめました、というスタンスです。相対的に質が低い場合が多くなっている、ということはよく、ききます。

 < 通訳の質はどのようなものか >

それでは、実際の通訳者の質の傾向はどうでしょうか? 通訳者を多く使っている企業の担当者(製造業)に話を聞くことができました。 まず、通訳者には日本人とタイ人がいるわけですが、どちらが技量が高いかといえば、当社の場合ですが、という断りはありましたが「タイ人の通訳ですかね。」とのことでした。(ハーフの人の場合はメインで母国語教育を受けた国で判断。)

まず、日本人だと、せいぜい来タイしてからタイ語学校で勉強したか、生活する中で我流で言葉を覚えたという人が大半とのことです。このため、日常会話などは流暢に話せても、「知っている語彙力にどうしても限界があるんです。専門的な言葉になると知識がない。」(同氏)という傾向があるそうです。

たとえば、稼働しているラインの説明、というレベルなら大丈夫でも、環境問題についての会議を訳すというようなときは厳しいですね。」「それにウチでは許認可関連で法務の部署があるのですが、あそこはタイの役所への確認のやりとりが多いので、まずタイ人じゃないと無理ですよ。」(同氏)

タイ人通訳者で、専門的な高等教育を受けている場合は、そうしたことに対応ができるのと、日本語力もかなりボキャブラリーを持っているので技術は高いそうです。 そもそも、出力の方により高い質を求める部署やプロジェクトの場合は、タイ語が母国語であるタイ人通訳者の方が優位である、という構造もあります。 このため、翻訳の場合や重要な会議では日タイ両方の通訳者を置いておくことが多くなります。

当然ですが、出力はその言語を母国語にする人(たとえば、本社からの日本人重役の視察の際の資料作成は日本人が行うのが当たりまえ、というようなことです。)が行うものだからです。 ただし、今後、事例集でとりあげていきますが、タイ人通訳は技術では軍配が上がるものの、使い勝手と言う部分では問題点がいろいろとあるようです。給料や通訳料も上がってきているなかでの状況を今後ご紹介します。人たくさん

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