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タイの「わいせつナンパ動画事件」日本大使館に抗議署名が提出される

タイの「わいせつナンパ動画事件」日本大使館に抗議署名が提出される

2020年6月末に発覚した、日本人中年男性2名による「タイ・わいせつナンパ動画」事件。
タイ人女性たちの間で非難の声があがり、二人は謝罪動画を発表しましたが、事態は沈静化していません。先週末の7月10日には、タイ女性への蔑視をやめるよう求める署名が集められて、バンコクの日本大使館に提出されるという抗議行動がありました。
事件の経緯と、署名運動の詳細について現地の状況をお伝えします。


「わいせつナンパ動画」の内容

わいせつナンパ動画事件とはどのようなものだったのでしょうか。

今年2020年、タイに在住している日本人中年男性AおよびBが、タイ北部のチェンマイでYouTubeの企画として、タイ人女性に対しわいせつな行為などができるかを競い合うという動画を撮影しました。
これを二回に分けて前編を3月13日、後編を5月7日にBのチャンネルから配信しました。
動画内では、ナンパした女性に対してわいせつな行為がどれだけできるかについて点数化をしていました。タイ ナンパ動画


内容は、「パンツを見せてもらう:400p」「ホテルに行く:800p」「手コキしてもらう:1,000p」などといったものでした

この動画を見た日本語ができる地元タイ人が、内容を翻訳して拡散。
タイ人女性を蔑視している、ということで非難の声が広がりました。

詳細は以前お伝えした記事を参照してください。
「タイで日本人“わいせつナンパ動画”炎上理由と謝罪内容・現地の声」


その後の抗議の声の高まり

日本人男性AとBは該当する動画を削除し、謝罪動画を投稿しました。
しかし、上記の記事でお伝えしたように、
このAとBはそれぞれバンコクにて風俗店やバーを経営しており、その運営の中で、警察とのコネクションをひけらかしたり、従業員にパワハラまがいのことをするなどの行為があったことが発覚しました。
わいせつ動画に加えてこうした特権意識が存在することも問題視されるようになりました。

こうしたこともありフェイスブックなどでの問題の拡散がとまらないなか、7月に入り、バー経営のBが、彼の経営するバーを閉鎖することを発表。理由については公表されていませんが、この事件の影響が大きいと思われます。


署名運動の内容・嫌がらせも行われる

この事件の発覚後から、日本人によるタイ女性への蔑視を止めるよう求める趣旨の、署名活動がスタート。
理解を示す人が増える一方で、署名活動をする女性たちに対して、匿名で活動を止めるよう脅迫するメールが送られて来たり、インターネットの匿名掲示板で脅迫的な書き込みや誹謗中傷の書き込みが日本語で行われるなどの行為も行われました。
そうした行為は、さらに反感を呼び、タイの女性たちを中心としてオンラインで集められた署名は、約2万5,450名分に達しました。

署名が提出された、バンコクの日本大使館

署名運動主催者は7月10日に、バンコクにある、在タイ日本国大使館へ集まった署名を提出。大使館側では、提出に訪れた女性と約1時間の面談を実施しました。

在タイ日本国大使館は
「世界でも有数の親日国であるタイにおいて、両国の長年にわたる友好関係も傷つける行為であり、甚だ遺憾と考えます」
とし、「このようなことが二度と行われないことを願っております。」と談話を発表しています。

今後について

日本大使館への署名の提出という事態まで抗議行動が大きくなったこの事件。
ナイトスポットが盛んなイメージのタイですが、当然、そうした公式に認められた夜遊びと、一般人へのわいせつ行為は全く別のものです。日本人の評判を落とすような言動は厳に慎しんでもらいたいものですし、自分自身もどこかでタイの人たちの反感を買うような言動をしていないか、注意していかないといけません。

署名を提出した女性は報道機関のインタビューに応じ、「ここまで多くの人が協力してくれたことを、心から感謝しています。これからは人権侵害や蔑視がなくなっていくような社会を作るために、皆さまと目指していきたいと思います。」とコメントしています。

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