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タイビザセンタースタッフ逮捕・偽造書類発見・今後の利用は安全か?

タイビザセンタースタッフ逮捕・偽造書類発見・今後の利用は安全か?

2020年8月4日、バンコク・バンナーの「タイビザセンター」の社員が、公的書類やビザの偽造容疑で逮捕されるという事件が起きました。タイビザセンターとはタイを訪問する外国人が各種ビザを取得する際の補助を行う代行会社のひとつです。どういう事件だったのか、そして今後このタイビザセンターを利用することは大丈夫なのかについて、ニュースや情報をまとめます。


今回の事件の概要

タイビザセンターで家宅捜索を行うタイ警察(地元報道)

今回の事件の概要をまとめます。
2020年8月4日、内偵を進めていたタイ警察は、バンナーにあるビザ手配代行会社の「タイビザセンター」と元マネージャーの女性(34歳)の自宅に家宅捜索に入り、入国管理局の偽造ハンコ55個や作成された偽造書類などを押収しました。
また、元マネージャー女性の自宅からは、夫のアメリカ人男性(31歳)が栽培していた大麻草60本とマリファナが発見され、この夫も大麻の不法所持などの疑いで逮捕された、という事件です。
摘発後に、タイの入国管理局や警察の幹部らが記者会見を行い、ハンコや書類が偽造されていたということを発表しました。


そもそもタイのビザとは?

まず、基本情報ですが、私たち日本人も含む外国人がタイを訪問して滞在する際には、ビザが必要になります。(日本国籍で観光が目的の場合は30日までに限り、ビザなしでも可能。)
ビザは、滞在目的に応じて、長期観光用の観光ビザ、タイで仕事をする場合の就労ビザ、語学などの学校へ通う場合の学生ビザ、また、タイ人配偶者がいる場合や年金受給者がタイで生活するためのリタイアメントビザなどの種類があり、それぞれ資格を満たしている人は必要書類をそろえてタイの国外にあるタイ大使館や領事館に申請をし、ビザを発行してもらってタイへ入国することができます。
また、ビザが発行されてタイに入国後、滞在期間が長くなってそのビザに定められている有効期限が切れそうになった場合、ビザによりますが延長手続きをとれば有効期限を延ばすことができます。

通常、これらの手続きは、バンコクの場合チェーンワッタナーというバンコクのドンムアン空港とBTSモーチット駅の中間くらいにあるところにある、入国管理局(イミグレーション・タイ語では「トーモー」)で行うことができます。タイ 夜遊び 持ち物

タイビザセンターとは何者?


タイビザセンターとはいったいどういう施設なのでしょうか。

上記のようにビザの申請は、本人が書類を用意して自分で行うことができます。一般的な手続きの場合は、ほとんどタイ語がわからなくても問題ありませんが、特殊なビザなどの手続きの場合、込み入ったタイ語で説明をする必要がある場合もあります。

この辺の手続きが面倒なので、タイにはビザランと呼ばれるビザ手配の代行サービスをしてくれる会社が数社あります。そのうちの一つがこの「タイビザセンター」なのです。
「タイビザセンター」という名前になっていますが、普通の民間の代行会社なので別に公式機関ではありません。当然、入国管理局とも関係はありません。日本でいうと代書屋みたいなものです。

タイビザセンターの受付

ただし、ここがタイらしいのですが、この「タイビザセンター」には特別なコネか力があるので、他のビザ取得の代行会社や、外国人本人が申請しても、ビザの許可が下りにくいような案件でも、ビザがとれてしまうという噂がありました。
このため、今回のコロナ規制でいろいろな手続きなどが厳格化している中でも、「タイビザセンター」に依頼すればなんとかなる、という評判がタイに長期滞在をしたい外国人コミュニティーの間で広まっていました。
だからアンダーグランドな非合法的なパワーを使って、ビザを取得していた可能性があります。


タイビザセンター側の見解

正規ルートではないですが、「タイビザセンター」が特別なコネを使ってビザを取得していたのであれば、まだ、表面上は合法だったわけです。
でも、今回の摘発では、偽造の入国管理局のハンコなどが見つかりました。つまり、手続き書類か下手をするとビザ自体が、偽造だった可能性もあるので、過去にここでビザを取得した外国人は、偽物をつかまされている可能性もあるといえます。これについてはどうなのでしょうか?

摘発があった翌日8月5日に、タイビザセンターは以前の利用者に今回の事態についての説明を発表しました。そのおおまかな内容の要点をまとめると、以下の通りです。


・今回逮捕されたグレイス氏は、5年前に問題行為を行い、現在のタイビザセンターとは一切関係がない。

・家宅捜索に来た入国管理局は、タイビザセンターが取得の代行手続きをした直近のビザをすべて調べ、偽造ではなく手続きにも問題はなかったことを確認した。


・問題がなかったことの証拠に、本日(2020年8月8日)も、通常通りタイビザセンターのオフィスは営業しており、ビザ取得業務を継続している。(下の写真添付)

摘発後も通常営業をしているとする写真。(タイビザセンター提供)


こうしたことをタイビザセンターはアナウンスしており、ビザの取得代行サービスは今後も継続し、問題もないという見解を発表しています。


以上が、摘発の際の警察当局の発表と、摘発後のタイビザセンター側の見解の内容です。
実際にタイビザセンターで今後もビザ取得が安全に行えるのかどうかは、現在のところ断言はできませんが、判断する際に、上記の公式発表を参考にしてください。

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