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最新版を更新!→「タイ出入国カード書き方と記入例【2017年10月~新しい版】見本詳細」←(下段にもあります。)
タイに入国・タイから出国する際は、細長い「Thai Immigration Bureau」という用紙に記入・提出が必要となります。たいてい、タイに向かう飛行機や国際バスのなかで配られます。(国境ゲートにも置いています。)用紙は英語で書かれているので初めてみると意味が分かりにくいです。機内や空港・国境地帯だと、スマートフォンが使えない場合もあるので、英語の意味を翻訳できなかったりします。タイの出入国カードの書き方と記入例をまとめました。
【2017年10月1日より、出入国カードが新しくなりました。 書き方見本は「タイ出入国カード書き方と記入例【2017年10月~新しい版】英語見本」をご覧ください。】
タイ出入国カード 記入方法
タイの出入国カードは1枚の細長いカードの左右が入国カードと出国カードに分かれています。真ん中で切り離されるようになっていて、タイに入る際に、係員が入国カード部分を切り離して回収します。タイ滞在中は残り半分の出国カードを携帯し、タイを出る出国手続きの時に回収されます。
まず、タイ入国カード(裏表あるので注意!)の書き方をみていきましょう。
ARRIVAL CARD (タイに入国時に書くカード)表面
① Family Name 苗字
② First Name and Middle Name 名前
➂ Natinonality 国籍 JAPAN
④ □Male(男性) □Female(女性)
⑤ Passport No. パスポートナンバー
⑥ Date of Birth dd mm yyyy 誕生日 ddが日、mmが月、yyyyが年(西暦) 上記見本は1990年8月25日生まれの場合。
➆ Visa No. ビザ番号(なんらかのビザを取得している場合は番号を記載。無い場合は無記入。)
⑧ Address in Thailand タイでの住所。 旅行者の場合は宿泊ホテルの名前を書きます。
※タイに限らず滞在先住所を書かせる国は多いですが、ついてから宿泊先を決めるという人もいたり、タイ国内をいろいろ移動する予定で書きようがないという人にとっては面倒な欄です。決まっていないからといって、何も書かないと必ずゲートで止められます。実際に所在地確認をされることはよほどのことがないとないので、宿泊場所が決まっていない場合は、適当に有名ホテルの名前を書いておけば大丈夫でしょう。
➈ Singnature 署名。パスポートに書いた名前のサイン。パスポートの自筆サインがローマ字表記でなく漢字なら漢字で大丈夫です。
➉ Flight or Other Vehicle No. 飛行機の便・車両便番号
※飛行機で来たなら航空券に書いてある便名を書けばよいです。陸路なら例えば「LAOS INTERNATIONAL BUS」と書けば問題ないです。
ARRIVAL CARD (タイに入国時に書くカード)裏面
該当する □ の中に×を書いて☒ とします。
① Type of flight (タイに来た航空や鉄道、バス)
□ Charter(貸切り)□ Schedule(定期便)
② First trip to Thailand タイに来たのは初めてか?
□ Yes(初めて) □ No(2回以上)
➂ Traveling on group tour 団体旅行か個人旅行か
□ Yes (団体旅行) □No(個人旅行)
④ Accommodation タイでの宿泊先
□Hotel(ホテル) □Friend’s Home(友人宅) □Youth Hostel(ユースホステル) □ Apartment アパート □Guest House(ゲストハウス) □Others(その他)
⑤ Purpose of visit タイに来た理由
□Holiday (休暇) □Meeting (人に会う) □Business (商用) □Incentive (会社の慰安旅行) □Education (タイの学校に入るため) □Conventions (国際会議や大会) □Employment (タイで勤めるため)□Exhibitions (博覧会・展示会) □Transit (乗り換え) □Others (その他)
※観光で来た場合はHolidayにあたります。会社の出張ならBusiness(商用)を選びます。Education (タイの学校に入るため)やEmployment (タイで勤めるため)を選ぶと就学ビザや就労ビザがないと入国許可されません。また、将来タイで暮らしたり事業をするために視察や物件を見に来た、とか学校を探しにきたという場合は、なんらかの証明書類があるか英語やタイ語で細かい説明ができないなら、下手に「商用」や「勤める」「学校」などを選ぶと、質問攻めにされるので、観光(Holiday)を選んでおいた方が無難です。
⑥ Yearly income (年収) ※1ドル120円と考えた場合。
□Under 20,000US$ (240万円以下) □20,000-40,000US$ (240万円~480万円) □40,001-60,000US$ (480万円~720万円) □60,001-80,000US$ (720万円~960万円) □80,001-and over (960万円以上) □No income (定期収入なし)
➆ Occupation(職業)
例 OFFICE WORKER(会社員)、EXECUTIVE OF BUSINESS FIRM(会社役員)、PRESIDENT OF BUSINESS FIRM(会社社長)、LOCAL GOVERNMENT OFFICIAL(地方公務員)、PROPRIETOR(個人経営者)、HOUSEWIFE(主婦)、STUDENT(学生)、NONE(無職)
⑧ Country of residence (現住所)
City/State (住所)ローマ字表記で。日本の住所を記入。
Country 日本ならJAPAN
➈ From/ port of embarkation どこの空港や港・国境から出発したか。 (例: JAPAN-NARITA)
※直前に出発した地点を書きます。(ただの乗り換えは除く)例えば、日本からマレーシアに旅行に行き、マレーシアから次の目的地のバンコクに到着した場合は「Kuala Lumpur ― KLIA」と書きます。国際バスや列車など陸路で国境を越えた場合は、出発地点を書きます。(例:LAOS-VIANGCHANG)
➉ Next city / Port of disembarkation (タイの次に行くところ)
(例 JAPAN-KANSAI) たいていは帰国すると思いますので日本の空港名を書きます。
DEPARTURE CARD (出国カード)
① Family Name (苗字)
② First Name and Middle Name(名前)
➂ Date of Birth (生年月日) dd(日) mm(月) yyyy(西暦年)
④ 性別 □Male(男性) □Female(女性)
⑤ Nationality (国籍) JAPAN
⑥ Passport No. パスポートナンバー
➆ Signature サイン(パスポートと同じ日本語でOK)
⑧ Flight or Other Vehicle No. これから乗る飛行機の便・車両便番号
※飛行機なら航空券に書いてある便名を書けばよいです。陸路なら例えば「LAOS INTERNATIONAL BUS」と書けば問題ないです。
全体的な注意・もしゲートで止められたら
飛行機でタイに着いた一般的な旅行者でも、ツアーでない場合は、時々ゲートで質問攻めにされて立往生している人を見かけます。タイの入国審査ゲートでは係員によっては英語が通じない場合もありますし、語学が苦手な人の場合、流暢な英語で話しかけられて理解できない、という場合もあります。出入国カードで揉めるのは、未記入部分がある場合と、内容に矛盾がある場合です。
まず未記入部分ですが、気にいった安そうなホテルがあればそこに泊まる、とか、滞在エリアは特に決めないで移動しながら考えるという場合、滞在ホテルは決まっていないわけです。だからといって未記入にしていると必ず突っ込まれます。私も以前、「旅をしながら決める」と言ったことがありますが「書いていないとダメ」の一点張りでした。しかたないのでその場でガイドブックに載っていた適当なホテル名を書きました。別にその場でホテルに照会するということもありません。いくら事実でも正直に「宿泊先はこれから決める。」と書くとかえって面倒なことになります。
次に、矛盾点ですが、たとえば裏面の「入国の目的」欄で、「学校・勉強」が目的になっているのに、就学ビザを持っていない場合は、入国を拒否されます。取り締まりの背景にあるのは、観光名目でタイに入国して、タイで就労する行為を取り締まるということです。入国目的に合ったビザを持っていない場合は入国できません。
※日本国籍を有している場合、30日以内の観光目的の入国であればビザは不要です。
「タイ出入国カード書き方と記入例・英語見本・空港や国境ゲートも安心」情報でした。