タニヤに高級串カツ専門店ができた、というので訪問しました。
「串匠 いし本」という店で、カラオケAGEHAのビルの2Fに2016年3月にOPENしました。
カウンター席と半個室があります。
ここは創作串カツということですが、素材は日本からの直送で、メニューにある単品串のページには「3月」と書いてあります。つまり、納得のいく素材の入手や旬次第で毎月提供メニューが変わるということなのでしょう。ですのであくまでも訪問した時のおもな品目をあげてみます。(訪問はプレオープン期間の2016年2月末)
海鮮串は、海老120バーツ、牡蠣タルタル120バーツ、いかウニ180バーツ、しまあじ三つ葉120バーツなどで、肉串は、和牛120バーツ、豚ヘレ50バーツ、鳥ささみ大葉巻50バーツでした。
野菜串だと、レンコン肉詰め50バーツ、絹さや豚巻50バーツ、玉ねぎ肉詰め50バーツといった内容、そしてユニークなことにデザート串としてブルーベリー串120バーツや、黒豆きな粉餅80バーツもあります。
ただし基本的には「おまかせコース」(1000バーツ)で頼むことが推奨されています。そのときのお勧めの素材を、という店主の考えなのでしょう。ということで、「おまかせコース」を頼みました。
これは先付、生野菜小皿がつき、串は10本出てきます。
待っている間、個室から店内を見回しますが、カウンターやテーブルは美しく明るい色の木目のものであつらえていて、壁や天井のデザインも和風に偏りすぎず、どこかおしゃれなホテルのラウンジのような雰囲気です。
しっかりしつつ息苦しい堅苦しさはないので接待や大事な相手を連れてきても、恥ずかしくありません。
牡蠣のタルタルソース付串や和牛串が出てきました。食感ですが、ずいぶん軽くてベトベトしません。イタリア産の油を使っているそうで、ものすごくあっさりと仕上がっています。
写真は「サーモンイクラ」串です。この画像をみてください。仕事の丁寧さが伝わると思います。
味付けの鉢は、醤油タレ、塩など四種あり、その都度食べ方を教えてもらいます。
いか串にはウニが載っていたり、ハタという魚の串は梅干しで味付けしてあって、この辺のアレンジが創作料理ということなのでしょうか。でも感想としては、奇をてらっている味ではなく、串かつとしての素材を生かしたシンプルな美味しさなのです。
なんというか、タイのバンコクやタニヤにいる気分がしないくらい、味に引き込まれました。ただし日本でこれだけの店を作ったら、なかなか気軽には行けない(値段的にも雰囲気としても)のかなとも感じました。バンコクだからこそ味わうチャンスなのかもしれません。
それに、和風であって多国籍な要素もあり、という自由な創作串だからこそ、バンコクにあるべき店であって、しっくりするのか、とも思ってみたりもしました。
【串匠いし本 データ】
住所 2F 62/5-6 Thaniya Rd、Suriya Wong, Bang Rak、Bangkok 10500
電話 02-632-9989
営業時間 17:00-23:00 (ラストオーダー22:30)