バンコクの道を歩きながら「今日も暑いな。」と感じつつ、そろそろ昼かな、と思って腕時計に目をやりました。すると、文字盤は夜中の4時。いやいや、この強烈な日差しでそんなわけないだろ、と時計が止まっていることに気づいたのです。
故障してしまったのか、電池切れなのかはわかりませんが、時計屋に持っていくことにしました。タイの時計屋の体験記をレポートしたいと思います。
時計が動かなくなった時に、まっさきに頭によぎったのは、いつも通るシーロム通りの路上にたしか屋台形式の時計屋がでていたような…ということでした。そこを試してみたい気が最初からしたのですが、念のため比較してみようと思い、まずは一般的な時計店をのぞいてみました。
タイの時計修理屋は、店舗型と屋台型がある。
時計屋は、ショッピングモールなどに入っています。
MBKに入っている時計屋だと、電池交換代は200バーツでした。それプラス電池は実費となるようです。バンドの交換は350バーツと言われました。
こうした店舗を構えている所だと、1年間の保証書がついてくるそうです。私は、それほど高い時計でもなかったので、街角の小さい路上修理屋で十分、と思い、記憶をたどりに、路上の時計屋を探しに行きました。
すると、記憶の通り、タニヤ通りとパッポン通りのちょうど中間ぐらいのセブンイレブンの近くの路上に、小さい屋台がでていて、時計の修理屋さんのようにみえたので、声をかけてみました。
路上の時計修理屋さんの料金相場は?
タイ語で電池交換をしてもらうときは、
バッテリー プリアン ダイマイカップ? (電池交換できますか?)
と言います。黙って腕時計を渡してもよいのですが、電池交換すればすむところを、修理と勘違いされると、高くなってしまうので、タイ語がわからなくても「バッテリーチェンジ」とだけでも伝えた方が良いです。
屋台の時計屋のおじさんは「ダイ」(OK)と頷くと、私の時計の裏蓋を器用に一瞬でこじあけると、電池を取り出し、ストックの電池と大きさを比べていました。
「この電池は、特殊な大きさだね、だから150バーツね。」と言われました。
電池交換100B 電池実費150Bで合計250バーツ、という計算だそうです。電池によってこの辺は値段がかわるようです。私は「わかりました、お願いします。」と頼みました。
とても素早いスピードの腕前。
すると、おじさんは、時計の裏蓋の周りを少し布で拭いたりして軽く汚れをとってくれながら、電池をはめ込み、ふたを閉じます。そして、自分の時計と合わせて時間を合わせてくれて、終了。
ここまで5分もかかりませんでした。
ちなみに、クリーニングするなら500B、バンド(合成皮革)で200Bと言われました。
タニヤプラザの中にある時計バンド屋だと金属製のバンドが350バーツで値下げ交渉も応じてくれなかったので、たしかに、路上の時計修理店は安いようです。
保証はつかないですし、路上での作業となるので、傷がつくのが心配な超高級時計なら、やめた方が良いですが、一般的な時計の電池交換なら路上でも十分なのでは、と感じました。