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タイの内装工事 コンセントや照明の変更など電気工事のポイント

タイの内装工事 コンセントや照明の変更など電気工事のポイント

タイ・バンコクでオフィスや店舗の改装を業者に依頼するとき、職業慣習や文化の違いから、さまざまな問題が起こることがあります。電気工事関連で実際に起こったトラブルや問題点を紹介し、内装業者に工事を頼む際にチェックポイントにしましょう。

 不要になった電線をむき出しで放置

 ある古い店舗物件を居ぬきで手に入れたLオーナ-が、全体的に改装を依頼した際に、部屋の入り口についていた照明が邪魔で不要なため撤去を依頼した際のことです。

 「以前は店内のあちこちの壁のところにランプ風の電気が付いていたのですが、ウチの店の雰囲気に合わないのと、邪魔なので撤去を頼んだのです。」(Lオーナー)

 タイ人の内装業者は、店内に複数あった照明を撤去しました。しかし、その後の処理に問題があったのです。

 「後日見に行ったら、むき出しの配線をそのままにしてたんですよ。ランプをただ、とっただけ。」(Lオーナー)

古い物件でこのようなものを見かけたら、電線なので注意!
古い物件でこのようなものを見かけたら、電線なので注意!

 画像でわかるように、照明があった部分に電気のコードが飛び出したままになっていて、先端は一応黒いビニールテープで絶縁されています。しかし黒いビニールテープがなにかの拍子にとれてしまったら、こちらの電圧・電流は強いのでとても危険です。それに壁から切れたコードが飛び出したままになっているというのは見た目もよくありません。

指摘すると埋め込んでもらいましたが、「壁の中の様子はわかりませんが、適当な処理のせいで漏電したらこわい。」(Lオーナー)

という不安感が残りました。漏電対策についてもチェックが必要です。

物件使用開始後の天井裏の配線工事について

 なかなか見る機会はないかと思いますが、このLオーナーの許可を得て、天井裏の様子を撮影させてもらいました。

 オフィスや店舗物件の天井裏にはこのようにさまざまな配線があります。通常の照明や各部屋のコンセントへ送電するコードが伸びています。内装 天井裏配線

この配線がネズミに噛まれたり、経年劣化でむき出しになってショートしたりすると照明や電源が切れることになります。おそろしいことに、タイの特に古い建物には天井裏の様子をみるための点検口がありません。電気配線を付け加えたり、修理するときは、電気照明を取り外してその小さな穴から手を突っ込んで配線を手繰り寄せたり、場合によっては壊れた照明やコンセントの周りの壁を破壊して配線工事を行います。当然再びふさいだ後は不格好になりますし、壁紙も貼りなおさなくてはいけません。

つまり「壊れた時に考えよう。」というスタンスなのです。

 このため、内装工事を依頼する際は、天井に開閉が可能な点検口を作っておくのもよい方法です。

使い始めてからの故障や追加工事の際にスムーズになります。

 

 

 

 

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