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タイの内装工事業者は見えないところの手抜きやミスに注意すべき

タイの内装工事業者は見えないところの手抜きやミスに注意すべき

前回の「実録・バンコクで悪徳日系内装業者とコンサルにだまされた体験談」で、Cafeを開業したA氏がコンサルの紹介された日系内装業者に手抜き工事をされたあげく、厨房機器代を支払ったにもかかわらず購入さえされずに持ち逃げされた、という事例を紹介しました。

 このような被害実例や評判を検証すれば、「だましの手口」がみえてきて悪徳業者を見分けるコツがわかると思います。

今回はこのような手抜き工事の体験談をみてみましょう。

< オフィスのリニューアルの際に外壁を壊された >

 B社が事務所を新設することになり、元々は別の用途に使われていた雑居ビルの4Fのワンフロアを、リニューアルする形でオフィスに改造するという計画をたてました。B社の渉外担当B氏は、バンコク市内のZ社という日系内装業者に依頼することにし、打ち合わせをZ社社長(日本人)と行いました。

内部の部屋の壁を抜いて部屋を大きくしたり、配線を組み替えたりする工事内容でした。

打ち合わせ後は、現場にはZ社から現場監督のQ氏(日本人)が時々来るようになり、あとはタイ人作業員が、建物の壁面解体や取り付け工事を施工に通ってくるようになりました。

現場監督のQ氏は、1日に1回は顔を出しましたが、複数の現場を掛け持ちしているらしく、タイ人作業員に少し指示すると現場から撤収しました。依頼主のB氏と打ち合わせをしたZ社社長に至っては工事現場に来ることは1度もありません

でも、ウチとしてはやってほしい工事内容は最初の打ち合わせで全部伝えて契約を交わしているわけですから、やることさえやってくれれば、(日本人責任者が)来なくてもいいんですけどね。」(依頼主・B社渉外担当 B氏)

とB氏は思っていたそうです。

問題が起きたのは窓の工事の時でした。

このビルの元々あった窓は、あまりにも劣化していたので、すべて窓枠をつけかえる作業を依頼していたそうです。

ところが、壁の工事をしている際、ある壁の後ろに使っていない窓がひとつ埋もれているのを発見しました。

建物自体には元々窓があったのですが、前のフロアの使用者はその窓を埋めて壁にしていたんですね。社長に相談したところ、明るくなるから使いたいということで窓を復活させることにしたんです。」(B氏)

B氏はQ現場監督に相談し、工事としては、壁を取り外して窓を露出させ、新しい窓枠に取り換えてそれに合わせて壁を再構築する、という内容となりました。

その工程も含めて工事は進み、細かい問題はありましたが、なんとか工事が終了したのです。

ところが、完成後、B社の上司が視察に来た際に、窓から顔を出して何気なく外壁側を見た際に、大変ことが明らかになりました。外壁が無くなっていたのです。

窓の横の外壁がなく、内壁の裏側石膏ボードが外に向かってむき出しになっていました。そこから外壁のある部分の外壁と内壁の間がぽっかり空いているのが見えたので、雨やゴミが入り込める状態だと思います。」(B氏)

 

破壊されたままむき出しになった外壁(B氏提供)

破壊されたままむき出しになった外壁(B氏提供)

その窓が埋もれていた壁面は表通りには面してはいましたが、窓の外にベランダ状のコンクリートの庇が張り出している(手すりはなく出入り口もないので通常はその部分に人が立ち入ることはできない。)ため、角度的に表側からはその部分が見えなかったため発覚が遅れたのです。

要するに、埋もれていた窓を露出させて一旦取り外す過程で、壁に穴を空けたのですが穴をふさぐ際に、外壁を取り付けなかったのです。

もともとあった外壁は、粉々になって捨てていたようですから、新しく外壁をつけるには資材を買ってこなくてはいけません。それが面倒だったのか、それとも資材代をけちったのかはわかりません。」(B氏)

結局、工事終了後、再度業者を呼んで外壁を取り付けさせたB氏でしたが、

見えにくい部分だから手抜きされた、ということも腹が立ちますが、指摘した後も「作業員の予定が埋まっている」などと言って修復に来るのに時間がかかったこともあきれました。一番納得がいかないのは、日本人の現場監督なり業者社長です。こうしたことに気づかなかったのかわざと握りつぶしたのか知りませんが、高いお金を出して日本人業者に頼んだ意味がまるでないです。」(B氏)

 

結局、外壁を直しに来たのは、発覚後1か月半も後のことだったそうです。

外壁がないままだと、ビルオーナーから弁償を求められますし、雨季などの際、雨水が内部に入りこむことで、内壁も痛む可能性があったため、大変なことになるところでした。

これは極端な例かもしれませんが、見えないところに手を抜くというのはタイ人作業員ではよくあることのようです。また、悪徳内装業者の場合、資材費を浮かせるために意図的に決められた工事や資材使用を省く場合もあるようです。タイで建築工事やリフォーム依頼をする際はそういった部分も入念にチェックしなくてはいけません

 

 

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