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バンコクでタイパブ・カラオケを開業して経営者になる方法とは

バンコクでタイパブ・カラオケを開業して経営者になる方法とは

タイ・バンコクでカラオケ(タイ人パブ)を開業したい、と考える人には、きっかけは色々あります。 既に店を経営されているオーナーや、これからのオープンを考えているという方に、動機をヒアリングしてみました。

自分自身が、カラオケやゴーゴーバーの魅力にハマり、自分ならここを工夫して店をやりたいと思った。

時々訪タイしているが、投資を兼ねて拠点がほしくなった。

日系企業の社員だが、接待用の店を構えることになった。

日本でタイ人パブに興味をもち、海を渡った。

これまでもタイで一般の飲食店などをやってきたが、利益率の高い業種に鞍替えをしたい。

また、 自分の恋人のタイ人女性に店を持たせるため。 などという、うらやましいシチュエーションの方もおられました。 (順不同・バンコククラブ調べ。) 動機は様々ですが、外国で商売をすることの困難さは共通して指摘をしていました。 それでは、開業にあたり必要なことについてみていきましょう。

  < 日本のカラオケ店やキャバクラとの違いは? タイの「カラオケ」の基本 >

まず、初心者でもわかるように「カラオケ」の概要について確認しましょう。 タイ・バンコクにシーロムというエリアがあります。 MRT(地下鉄)のシーロム駅、BTS(モノレール)のサラデーン駅が最寄りです。 ここは日本でいうと東京・丸の内のようなビジネス街で、バンコク銀行の本店をはじめ様々な企業が入った高層ビルが並んでいるエリアです。ルンピニー公園を挟んで反対側には日本大使館もあります。(最寄駅は隣のルンピニー駅。) ナイトバザールやゴーゴーバーで有名なパッポン通りも近いですが、シーロム通りのサラデーン駅前とスリウォン通りとを結ぶ通りがタニヤです。 タニヤは、「日本人街」のような通りで、日本居酒屋や寿司屋、ラーメン屋などの日本食を出す店が並んでいて「大阪王将」や「世界の山ちゃん」といった日本でおなじみのチェーン店も支店を構えています。

ここに並ぶのが「カラオケ」と呼ばれる日本人向けの飲み屋です。店のテナントの数は、入れ替わりが激しく、営業形態が不透明な店もありますが、路地や周辺を含めるとおよそ110店舗はあります。 「カラオケ」のシステムや業態の詳細については今後この記事で紹介していきますので、ここでは簡単にまとめます。   カラオケ、といってもカラオケボックスではありません。遊び方はこのような感じです。 タニヤ ネオン まず、一緒に飲む女の子を選ぶところから始まります。 店のスタイルとしては、店舗の入っているビルの入り口の路上に女の子たちが椅子を出して座っている中から選ぶか、店内に入ってから待機している女の子を選ぶか、の2パターンあります。どちらもシステムとしては同じです。

日本のキャバクラのように、フリーでやってくるキャバ嬢のなかからお気に入りを探したり、風俗店のように写真パネルで選ぶわけではないので、自分の好みを確実に選べるのでとても合理的です。 店内では、お酒を頼み、女性にもドリンクをご馳走して、トークを楽しみます。店によってはレストランや居酒屋と変わらないレベルのなかなかの料理を出すところもあります。

あとは、カラオケ(日本語)を歌ったりゲームがある店ではテキーラ一気飲みをしたりして盛り上がります。 そして、もし女の子が気に入れば、連れ出し(ショートかロングかを選ぶ。)ができます。 連れ出しをする場合は連れ出し料を店に払います。その後は、その娘と別の店で飲みなおしたり、食事に行ったり、ホテルや自宅に連れて行ったりするのです。

日本流にいうと「キャストとの店外デートが(できる娘は)前提になっているキャバクラ」みたいなものです。  

< ビジネスとしてとらえた「カラオケ」とは? >

さて、これがカラオケの概要ですが逆の立場で、自分が店を経営する、ビジネスとしてとらえた場合は、収益はどのようにしてあげるのでしょうか?

まず、お客が飲むお酒と女の子が頂くドリンク代が基本の収益です。お代わりやボトルを入れてもらうことを目指すわけです。これに付随して、料理代、カラオケ代もあります。VIPルームと呼ばれる個室を利用してもらえば部屋代もプラスされます。このあたりは日本と同じで、水商売の基本ですね。

そしてお客が女の子を連れ出すと、連れ出し料が発生します。 これらのどの部分を強化したり効率化するか、どのように内容の質を上げて顧客満足度を上げるか、消費意欲をどう刺激するか、そもそも集客をいかにして増やすか、といったところがこの商売のポイントになります。

こう書くとサービス産業の基本じゃないか、と思われるかもしれませんが、ここは外国です。 言葉や文化、仕事意識、金銭感覚がまるで違う女の子やスタッフをまとめつつ、タイの法律やビジネス習慣なども把握し、日本人ではあるが日本国内とは異なる客層の性質をよく理解して、運営していく必要があります。 このコーナーの記事では、そうした開業の苦労やコツなどの情報を集めていきたいと思います。  

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