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ウェブデザイナーが海外・バンコクで働くという選択肢はありなのか?

ウェブデザイナーが海外・バンコクで働くという選択肢はありなのか?

海外で就職したいと考える人や、海外在住者が個人事業を起こすというケースは増えているようです。 アンケートの統計によれば、海外での勤務経験がある人は46%で、2年前の同調査より13%の増加をしています。また、転職をする場合海外勤務がありうる企業を選ぶかどうかという質問には、「積極的に選ぶ」と37%が回答しているそうです。(エンジャパン調べ・2015年・有効回答数1023名)  

こうしたことへの背景には、日本での長引く不況や経済のグローバル化があるといわれています。 さて、ウェブデザイナーにとって、海外で仕事を探すという選択肢はどうなのでしょうか。 経済成長の著しいタイ・バンコクで、どこかの企業に就職したり、独立しフリーランスで仕事の発注を受けるということは、どのくらい需要があるのか、将来性はどうなのでしょうか。

< タイで日本人ウェブデザイナーの需要がある理由 >

「日本人を使うと賃金コストが高くなるからタイ人デザイナーを使う。」 というケースも従来は多かったのですが、タイでは、例えば大卒公務員の初任給は2009年から2015年の6年間で67%も上がっています。近年の物価や人件費の上昇率は極めて高いです。このため、まだまだ日本に比べれば圧倒的に安いものの、タイ人を使うことで人件費を抑えるというメリットは従来に比べて少なくなってきています。 また、タイ人技術者のスキルは向上してきていても、デザインの世界にはセンスという部分があります。 キーボード タイ人デザイナーと仕事を一緒にした経験のある方は、微妙な差異について感じたことはないでしょうか。

四季の移り変わりのなかで、自然を観ていても山や野原が新緑の季節から紅葉で赤く染まり葉を落として茶色、そして地域によっては雪化粧に染まるまで色合いを変えていき、街を歩く人の服装も変化する、という日本と、涼しい時期が少しはあるにしても基本的には強い日差しの中で1年間を過ごすタイとでは、そこに住み育ってきた人々の色彩感覚が異なるのは当然です。

タイ人デザイナーに配色を任せたら、やたら原色の派手な色を多用された、という話もよくききます。もちろん、これはどちらが上、ということではなく、文化の違いですので仕方がないことです。

逆にタイ人消費者を対象にしたサイト制作であれば、われわれ日本人よりタイ人スタッフの美的感覚の方がマッチするのは当然のことです。 こうしたことから、「原点回帰」ではないですが、タイで日本人向けのサイト制作を手掛ける企業では、日本人のwebデザイナーを求める傾向があるのです。

当サイトにも多くの企業やプロジェクトから、webデザイナーやプログラマーの募集呼びかけが寄せられます。雇用条件もワークパミットを発行する正社員としてのものから、フリーのSOHOの人へのプロジェクトごとの発注、在宅で副業として行うという形など様々なものがあります。

技術より画力やデザインセンスの方が求められる世界なので、社員としては未経験に近い、という学校を出て間もない人でも、経験や年齢不問で募集されています。 当サイトは日本人向けの業務をしている企業や店舗の方が多く閲覧していたり情報取材に応じて頂いているので、日本人向けのサイトを制作するという会社が多いです。このため、語学力なども不問であることがほとんどです。

なんらかの事情があって海外で暮らしてみたい、バンコクで仕事を探したい、という人は面接に行ってみるのもよいかもしれません。

就職という形ではなく、フリーランスのウェブデザイナーとして自分で起業してみるのも手でしょう。単独で独立するとなるとなかなか厳しいですが、たとえば、SEOに詳しい人と組んで仕事の依頼を受け、SEO対策の流れでホームページの改装を行ったときに、ウェブデザイナーが必要になる場面というのも有り得るわけです。

いろいろな組み合わせを模索すると、海外の厳しい求人事情の中でも自分の力を売りこむことができるでしょう。

 

 

 

 

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