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バンコクで転職活動をした体験談 タイ人同僚との人間関係の失敗

バンコクで転職活動をした体験談 タイ人同僚との人間関係の失敗

海外で就職活動をするということには、いろいろな不安がつきまといます。

バンコククラブに相談が来た方の転職体験談を紹介します。

【転職活動・相談者事例】 Tさん(32)現職 web管理・デザイン タイ王国滞在歴 半年

 まず、Tさんがバンコクに来ることになったきっかけはどのようなものだったのでしょうか。

 「私は前は、人の紹介でオーストラリアの日本企業でウェブの保守をやっていたんです。そこの会社で知り合った友達がバンコクで会社を立ち上げることになって誘われて移ってきたんですが、半年くらいでうまくいかなくて会社を人に譲渡しちゃったんですね。」

帰国という選択肢はなかったのでしょうか。

「オーストラリア時代の友達もタイで多く働いているし日本を出てしばらく経つので、帰国しようとは思わなかったんです。残っても仕事内容が変わってしまうのと、もともとはデザイン制作をやりたかったので、この機会に辞めて他の会社の現地採用の求人情報を探そうと思ったんです。

 それで就職活動をして探し出して入った会社はどうだったのでしょうか。

 「恥ずかしい話ですけど、友達の会社にいた時は、ぜんぶ任せていたので、タイ語も話す必要がなかったんで、ほとんどできないんです。それでも友達の紹介で最初はタイ人しかいない会社に行ったんですけど、職場の人間関係で失敗してしまったんです。」

「自分が悪かったんですけど。同僚の人が飲みに誘ってくれたんですけど「仕事に慣れるまでは家で勉強しなくちゃ。」と思って断ってしまったんです。そしたら、その飲み会は、職場の上司以外の人は全員が参加していたらしいんですよ。

 職場に早くなじめるようになるために、と思って努力しようとしたことが裏目に出てしまったのだといいます。でもそれには原因もあったようです。 

「私は言葉がよくわからなかったんで、その人が個人的に飲みに行こうと言ったのかなと思ったので、また今度ね、という感じで断ったんです。だから行かなかったのは私だけで…。次の日から空気が明らかに変わりましたね。自分のせいなんですけど、みんなよそよそしくなっちゃって。」

 一度、ボタンの掛け違いが起きると外国である分、なかなか挽回は難しいようです。

 「これで仕事ができたならまた違ったと思うんですけど、私が不慣れなジャンルのものだったので、いちいち聞きながら作業していたのもよくなかったみたいで。わからないのでいろいろ聞こうとすると「ああ、いいよ。わからないならこっちでやるから。」みたいに言われてしまって。バンコクで転職活動

 こうした背景があり、Tさんは転職の相談にバンコククラブに見えました。

 「バンコククラブさんで相談にのってもらって、「まず問題を整理しましょう」、と仰って頂いて。私ができることはなにかということと、それを募集している会社の情報についてと、言葉の問題とをそれぞれ分けて考えましょう、ということで。人の紹介でなんとなく仕事をしてきてしまったのであまり考えたことがなかったんです。でも自分でもあまりできないことでも頑張ってやりますといって何でも引き受けてしまうことは外国では評価を下げるということを実感しました。

 現在、Tさんは、バンコククラブで紹介した地場のサイト制作会社に勤務しています。更新作業が主ですが、デザインの仕事もしているといいます。

この会社では英語のわかるスタッフと組ませてくれて、デザインができるということも社長に伝えてくれたおかげで、デザインも任せてくれるようになって、とても充実しています。

 たとえ言葉の問題があったり、不慣れなキャリアでも外国で生活をしていかなくてはならない事情があるなら、その国になじめるように自分を高める努力と、自分が合う所の情報をしっかり集めてパズルのピースのようにはまりこむ工夫が必要なようです。

 

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