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タイのデリバリー弁当の容器は危険!?電子レンジ不可の容器について

タイのデリバリー弁当の容器は危険!?電子レンジ不可の容器について

新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大対策で、タイでも一時期、飲食店がデリバリー限定での営業となっていました。2020年6月以降は飲食店の店舗の通常営業が再開していますが、その時期の名残で、いまでも持ち帰り弁当や、LINEマンやフードパンダなどの配達業者を利用する人は多いです。
そうしたテイクアウト弁当の容器ですが、体にとって危険なものもあるという話が出ています。あなたがタイでオーダーした弁当は大丈夫でしょうか?見分ける方法について情報をまとめてみます。

タイのデリバリー弁当の容器

タイではコロナの影響で、いろいろな飲食店で、デリバリー用の弁当メニューを作っています。使用容器はプラスチックや塩化ビニールのものなどいろいろあります。


弁当だと、家やホテル、オフィスなどに持ち帰る間に冷めてしまうので、電子レンジで温めなおすということもありますが、タイには中国製の粗悪な容器がきているケースもあるので、レンジで容器が溶け出し、人体に有害な成分が発生するということがあるそうです。

それでは、見分け方を解説します。

弁当容器には、リサイクルマークが刻印されています。
弁当容器などをひっくり返すと底面に、三角形の矢印のマークがあって中に数字が表示されています。これはその容器の材質を示すものです。

No.1:ポリエチレンテレフタレート(PET)
これは、いわゆるペットボトルです。ミネラルウオーターなどの飲料水のボトルや、植物油ボトルなどに使用されます。

No.2:高密度ポリエチレン
これは哺乳瓶や、シャンプーの容器などに使われています。

No.3:ポリ塩化ビニル (ポリ塩化ビニル
PVCなどとも呼ばれていて、水道用の管や、食品のフィルム包装に使用されていることが多いです。ドア、窓、人工皮革などにも使われています。


No.4:低密度ポリエチレン
食品包装用フィルム、ラップなどに使用されます。やわらかく、丈夫で、伸縮性があり、透明で耐久性がありますが、耐熱性はほとんどありません。

No. 5:ポリプロピレン(PP)
透明で耐熱性があり、安定した耐衝撃性のプラスチックです。化学薬品や油にも耐性があります。ボックス、ボウル、プレート、バケツ、バスケット、冷水ボトル、ガラスソースボトル、ヨーグルト、薬瓶などの食品容器の製造に使用されます。

No.6:プラスチスチレン (ポリスチレン)
透明なプラスチックです。もろくて壊れやすい材質です。さまざまな用途のコンテナを作るために使用されます。

No.7:その他のプラスチック
上記1-6以外の材質でできたものです。

以上の中で、No.2、4、5のものは有毒物質の排出リスクが比較的低いとされています。
逆に言えば、それ以外の番号のついたものは電子レンジで使用すべきではありません。
もし、電子レンジを使わなかったとしても、熱い料理や汁物を盛りつけた場合には、熱で容器の成分が溶け出す恐れがあるので注意が必要です。

もともとデリバリーをしていた店であればこうしたことは理解していると思いますが、これまでは、持ち帰り弁当を作っていなかった店が、コロナ流行を受けて弁当を始めたというケースでは、スタッフが慣れていなくて、適当に安い容器を仕入れてきて使用している可能性もあります。

 

過去には、温めてはいけない容器を使って体調を悪くした人もいるとタイのニュースで特集されたこともあります。発がん性物質も含まれているというので、今一度注意が必要です。
もし、タイで飲食店を経営しているオーナーや店長の方は、スタッフが買ってきた容器が安全なものか、チェックをしてみてください。

タイのデリバリー弁当の容器は危険!?電子レンジ不可の容器についてでした。

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