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タイ観光の最新ニュース・入国税・入国カード・ホテル外国人料金検討

タイ観光の最新ニュース・入国税・入国カード・ホテル外国人料金検討

目次

新型コロナウィルスの感染予防規制が緩和され、タイランドパス制度が廃止されて入国方法がコロナ以前とほぼ変わらなくなったタイですが、こうした海外からタイを訪れる観光客を巡って、さらにいろいろな動きがあります。
タイ観光をめぐる、入国税や入国カード、外国人料金の導入検討など、2022年下半期の最新ニュースをまとめます。


タイ入国税は導入が延期中

一時期は、タイへの観光目的でも入国の際に、一人当たり300バーツのタイ入国税を徴収するという予定がありました。2022年4月から導入予定でしたが、コロナ規制の緩和での外国人観光客のタイ訪問を増やすために、この政策は現在のところ一時的に延期となっています。


空路の場合タイ入国カードが不要に

タイへの訪問というと、飛行機の中で配布されて記入しないといけなかった、水色で細長い入国カード(TM.6)を思い出す方も多いでしょう。
この入国カードの提出が、空路の場合2022年7月2日から不要となりました。国際バスや鉄道などの陸路や海路での入国の場合はこれまで通り必要です。
タイ政府の発表では、コロナ規制の緩和による空港の混雑解消のための一時的な措置、ということで今後復活する可能性はあります。


ホテルでの外国人価格導入検討中

タイ政府がホテルへの外国人価格導入を検討しているようです。
観光・スポーツ省がホテル経営者に、外国人観光客にはパンデミック前と同様の料金を請求し、地元客には割引料金を適用する二重価格構造を導入するよう要請する予定だということを発表しました。
この理由は、外国人観光客に対する料金やサービスの水準を維持するためであるとしています。コロナで値下げされたホテル料金を上げたいが、いきなりあげると消費が停滞するので、まずは外国人から値上げを開始してタイ人宿泊客の利用には影響がないようにするという狙いのようです。


観光ビザ料金は一時廃止へ?

その一方で、観光事業者は、外国人観光客がタイへ入国する際の観光ビザ料金を2022年12月31日まで免除するよう政府当局へ求めているそうです。現在は、観光ビザのシングルビザは申請に1000バーツがかかります。
また、観光ビザ(シングル)の滞在許可を30日から45日に、到着ビザを15日から45日に延長することも提案されています。
もちろんこれは、観光客が来やすいようにすることによってコロナ規制で落ち込んだ観光収入を取り戻そうとする狙いです。


外国人料金を設定する一方で入国のビザ費は緩和するという真逆のアプローチをしているのは変な感じですが、要するにとにかくコロナで落ち込んだ景気を、観光収入の力でなんとか回復させたいという必死の考えなのでしょう。そこまでタイの景気は悪化しているということでしょう。
円安の影響で日本円のタイバーツへの両替レートはよくなく、10,000円が約2658バーツ(2022年7月上旬現在)ですが、タイの景気が良いわけではないので、タイで投資やビジネスをするという方には、求人や競合する地元資本との競争面では有利ともいえるかもしれません。

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