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2020年1月・ラオスのタイ大使館で観光ビザを拒否され交渉して取得した人

2020年1月・ラオスのタイ大使館で観光ビザを拒否され交渉して取得した人

目次

タイには、日本国籍のパスポートを持つ人は、ビザがなくても30日間の観光目的の入国ができます。しかし、最近、長期滞在を繰り返す人や、何年もタイに渡航を繰り返しているベテラン観光客が、タイに到着したあと説明を上手にできずに空港のカウンターで入国を拒否されるというケースがあるそうです。
また、2か月など長期滞在をしようとする人は、観光ビザを取得しますが、この観光ビザも取得が厳しくなっているそうです。
今回は、読者の方から、ラオスで観光ビザを取得しようとして、却下されかけ、交渉の結果取得に成功したという体験談が寄せられました。
観光ビザを取得するときだけでなく、タイの空港で入国しようとしたときに止められたら、どうやってかいくぐるか、ということの参考になると思うのでご紹介します。

以下、読者の情報――――――


自分の番号が呼ばれない!

バンコククラブ様、いつも記事を楽しく拝見しています。
ラオスのビエンチャンで観光ビザをとろうとしたら、別室に呼ばれて取り調べを受けました。その時の様子をお伝えします。

行った時期:2020年1月上旬
行った場所:ラオス・ビエンチャンのタイ領事館
状況:タイには連続で2年ほど滞在。(途中数回、日本へ帰国)これまでにとった観光ビザ6枚。

体験したこと:
観光ビザをとりたいと思って、ラオスのビエンチャンの大使館をネット予約してラオスへ行きました。
予約は問題なくできました。
ラオスへ行き、いつもどおりキュー番号(受付番号)の順番で列に並び、観光ビザの申請書類とパスポートを提出。前と違ったのは、その時点で申請費用を出してくださいと言われたことです。(以前は後払い)
申請費用の1000バーツを支払い受け付けは終了しました。

翌日の受付時間にまた領事館へ行きました。
英語で受付番号が呼ばれていき、その順番で窓口に並んでパスポートが返却されていきます。今回は100人くらいが集まっていたと思います。
ですが、聞いていると番号を呼ばれない人が何人かいました。
例えば、「1番、2番、5番、6番、9番…」という感じです。
全体の3分の1くらいだったと思います。

僕も呼ばれませんでした。
ビザの種類ごとに3回ほどナンバーの読み上げとパスポートの返却が行われました。
でも呼ばれませんでした。あせりました。

 


別室に行くように言われてしまう

10人ほどのナンバーが別に呼ばれました。僕も呼ばれたので窓口に行くと、パスポートはもらえません。別室(領事館の本館の方)へ行きなさいと言われました。

不安な気持ちで領事館の本館へ行って窓口の人に引換証を見せました。
英語で、「インタビュー(取り調べ)をするから待っていてください。」と言われました。

番号を呼ばれて待っている10名くらいは、フィリピン人やアメリカ人で、日本人は僕だけでした。
しばらく待っていると、僕の番が来て、部屋の中へ呼ばれました。


係員がいろいろつっこんでくる


係員が来て、取り調べが始まりました。
聞かれたことと回答したことは以下の通りです。

係員 「こんにちは。あなたは英語が話せますか。タイ語は話せますか。」
僕 「英語ができます。タイ語は少しだけです。」
係員「OK、では英語で話をしますね。あなたはタイに何をしにきているのですか。」
僕「はい。僕は寺に興味があります。タイで寺の写真を撮ったり、調べたりしています。」
係員「タイに長くいますね。仕事は何をしていますか。」
僕「いいえ、仕事はしていません」
係員「どうやってお金をゲットしていますか。」
僕 「僕は日本で土地を人に貸しています。レンタル料をもらって生活しています。」
係員「そうですか。では、タイでは仕事をしていないのですね。」
僕 「はい。タイで働く必要はありません。」
係員 「寺に興味があるのですか」
僕 「はい。将来は日本でタイのお寺を紹介するガイドブックを作りたいです。(携帯にある寺の写真を見せながら)、この寺はワット・ファランポーン。MRTサムヤーン駅の近くにあります。縁結びの願いをかなえてくれると言われています。この寺は・・・」(何個か説明。係員の顔つきが、この人は本当に詳しそうという表情になりました)

係員 「わかりました。他にタイでやっていることはありますか」
僕 「タイ人彼女がいて、寺のリサーチの手伝いをしてくれます。彼女にお礼のお金を毎月渡しています。」
係員「その彼女の名前を教えてください。」
僕 「○○」(チューレン・いわゆる通名)
係員「それはニックネームですよね。本名は何ですか。」
僕「○○○〇」(タイ人は普段名乗っているのはニックネームで、本名は別にある)
係員「そうですか。」(僕が出まかせを言っているのだと思っていたので意外そうな顔をしながら名前を書類に書き込んだ)
係員「何をしている人ですか」
僕「飲食店で働いています。」
係員「あなたはいつ日本へ帰りますか。」
僕「たぶん来月帰ります。」
係員「OK.では、外で待っていてください。」


無事終了しました

取り調べが終わったので僕は外に出ました。
ロビーで、中国人に、なにを聞かれましたかと質問されました。
僕は中での様子を教えました。

しばらくしてから、別の係員に、いつものビザ交付窓口へ連れていかれてパスポートを返却されました。観光ビザがとれていました。


交渉がうまくいった理由の予想


ちなみに僕の話を参考にして交渉した中国人もビザがとれました。
その人はもう5年もタイに滞在していると言っていました。
係員が納得できる説明ができれば、年数に関係なく大丈夫なのかもしれません。

僕が交渉に成功した理由は、
・日本で収入があって、タイには不法労働に来たわけではないことを説明できた。
・タイにいる理由を具体的に言えた。
・タイ人彼女にお金を渡していると説明したので、タイ人の役に立っていると思われた。

ということではないかと思います。
みなさんの参考にしてください。

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以上、読者から寄せられた情報です。貴重な情報を有難うございます。
※上記情報はあくまでも当サイトの一人の読者の見解であり、この内容が正しいかどうかやこの内容を実践することで起こることについては、当バンコククラブは責任を持つ立場にありませんので予めご承知おきください。

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