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タイのバンコクでは、2020年7月1日より新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大防止対策として、閉鎖されていた夜の繁華街の営業解除を行いました。
タニヤやパッポン、ナナプラザやソイカウボーイなどにあるカラオケやゴーゴーバー、バービアなどの状況はどうなのでしょうか。規制解除の初日、7月1日の現地の最新情報をお伝えします。
パッポン通りの最新開店状況
ゴーゴーバーやバーが並ぶシーロムのパッポン通りは、メイン通りにある名物のパッポンナイトマーケットはまだ営業はしていません。広いパッポン通りは真っ暗でした。
バーなどの店舗は3分の1程が開いている状況です。
ゴーゴーバーの「ブラックパゴダ」や「トリプルXXX」「BADA BING!」などが営業をしており、ディスコバーの「Muvzzil Cafe」、パッポン2のバービアやボーイズバーがオープンしています。
スラウオン通り沿いのゴーゴーバー「ピンクパンサー」などはまだ開店準備中でした。
タニヤ通りの最新開店状況
カラオケ街であるタニヤでは、居酒屋などの飲食店はすでにだいぶ前から営業を再開していますが、カラオケも数点ほどがオープンしました。
「クラブ天使」や「ひめ」、「ワンウェイ」「ミラノ」「シーズン」「マーメイド」「マリリンモンロー」「クラブM」などが営業再開しています。
「クラブ愛」や「アゲハ」「プレイガール」などの大型店はまだ営業準備中のようです。
規制のため、表通りにホステスの女の子が並ぶことは現在できませんので、店の中で顔見世を行っています。店の中では、カラオケを歌ったりすることは従来通り可能です。
ナナプラザの最新開店状況
大きなビルにゴーゴーバーが入るナナプラザでは、入口に検問ができていて、入場者は連絡先と名前をノートに記入し検温して中へ入ります。
1Fは「TEISTER BKK」、2Fはレインボーグループや、「エンジェルウィッチ」などがオープンしています。3Fは立ち入り禁止になっており「ビルボード」や「ゲイシャ」などは休業中です。
全体の5分の1程度しか開いていませんが、欧米系の観光客がひさしぶりの館内を散策していました。
ナナ駅前のバービア街
以前、バンコク最大のバービア街だった「クイーンズパーク」はナナ駅前に移転しています。こちらも営業を再開していますが、移転したばかりということもあり、全体の3分の1程度の店しか営業をしていません。
ソイカウボーイの開店状況
スクンビットのソイカウボーイでは、「シャーク」や「バカラ」、「Kazy Kozy」など6,7店ほどが店を開けていました。
規制のため、表通りにはダンサーやゴーゴーガールたちは立つことができません。
店の中でも自粛なのか、お立ち台で踊っている店は少なく「バカラ」くらいでした。大半の店は、地味な私服姿の嬢とお客がカウンターで飲んでいるといった様子です。
制服姿の警察がエリア内に座って様子を監視していました。
テーメーカフェの状況
テーメーカフェは営業をしていますが、利用者は少なめです。
店の前の通りに並ぶレディーボーイも普段よりは少なく、通りはまだ、規制解除後の“様子見”というような雰囲気でした。
スクンビットエリアのカラオケ店
スクンビットエリアに点在するラウンジやクラブも営業をしている店は、まだあまりありません。「クラブLINE」は営業を再開していますが、「雅」や「COLOR」などはまだ休業していました。
以上が、2020年7月1日のコロナ規制解除初日の、タイ・バンコクの主な夜の繁華街の状況です。
表通りでのホステスやダンサーによる客引きなどは制限があり、女の子たちもまだ田舎などにいるようで、まだまだ完全再開というほどの活気ではないですが、少しずつ営業を再開する店が増えてきています。
タイへの旅客便が再開し外国人の観光客が通常通りタイへ入国できるようになるまでは、もうすこし時間がかかりそうですが、繁華街は完全復活までの「肩慣らし」を始めているようです。
やはり夜の繁華街の活気があってこそ観光大国のタイですので、今後のさらなる規制解除に期待したいです。
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