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バンコクの床屋・美容室体験「タイ版10分カット」を試してみた感想

バンコクの床屋・美容室体験「タイ版10分カット」を試してみた感想

タイ・バンコクで駐在や旅行で長期滞在を続けて生活していると、髪の毛が伸びてきます。 そろそろ切ろうとも思っていたのですが、なかなか踏ん切りがつきませんでした。その理由は、言葉です。 「カリアゲ」とか「もみあげを残してください。」などというタイ語は何と言うのか想像もつかないです。

私は以前、料金800円だが角刈りか慎太郎刈しかできないという二択しかない大阪の美容室、野菜もおいている台所で頭にホースで水をかけられて洗うベトナムの民家ヘアサロン、黒く変色した耳かきを強制的に突っ込んでくる中国の余計なお世話サービスの路上カットなど、を体験したことがありますが、たいてい変な髪型にされて、後悔した記憶があります。

ヘアカットするのに言葉が通じないままだと危険なので、せめて「切りすぎないで下さい」くらいのタイ語を覚えてから…と思っていたのですが、いろいろと忙しくて忘れていました。 ところが、男性の場合、こちらでは髪の毛は短いのが当たりまえであり、ムービースターでもないのに、あまり長い髪をしているとだらしなくみえるそうです。OLさんや飲み屋の女の子たちにもモテないと聞いたので、それはまずい!ということで一念発起して床屋さんに行くことにしました。

 < タイの床屋さんを探す方法。どんな店構えなのか >

まず、タイの床屋さんはどこにあるのか、探してみました。 写真のように日本と同じような、青、白、赤の三色のクルクル看板がある店もあり、たいていガラス張りで中の様子が表通りからもわかるようになっていてわかりやすいです。

バンコクの床屋・美容室
トリコロールの看板もあるタイの美容室

とあるおしゃれそうな理髪店に入って料金だけ訊いてみると、「ヘアカットで350バーツ」だそうです。日本円にして約1050円といったところでしょうか。でもこれでは頭を洗ってくれないので、洗髪をすると400バーツ、顔ぞりをつけると450バーツとなります。

  まあ、今回は初回なので、あまり凝ったところではなく、日本でもよくあるような「10分カット」風の店がシーロムのタニヤプラザにあったので、試してみることにしました。 この店はその名も「easy cut」といって、どうやらアメリカの1000円ヘアカットの店をモデルにしているようです。 チケットを自販機で買って、シャンプーはなく掃除機で吸い取られる、という日本と同じスタイルの理容店です。 料金はなんと120バーツ。日本円にして360円くらいですから、牛丼なみです。  

ここは職人が一人しかいなかったので、お客さんが一人入れば満員。他のお客は表に出ている丸椅子に座って順番に待ちます。まずはチケットを買いました。

バンコクの1000円床屋のチケット
お値段は120バーツ!

見ているとちゃんとバリカンも駆使してカットをしてくれるようです。   15分ほど待って、着席。 店長兼職人のお兄さんが、汚れよけの布を体にかけてくれ、ちゃんと首筋には薄いタオルも入れて背中に髪の毛が入らないようにしてくれます。 そして「今日はどんな感じでしょう?」(多分)と訊かれました。

私は片言のタイ語で、側頭部やモミアゲを指さしながら。「ここ、切る。」「ここ、切らない。」「ここ切る。」とインディアン口調で指示。 お兄さんは「カップ」(はい)と言ってハサミを入れ始めます。

ヘアカットをされている間も、自分の目の前にはモニターがあり、映画かドキュメンタリーみたいな映像が流れているので退屈しません。 観察してみると、クシの紫外線消毒器も備え付けてあり、衛生面も問題ありません

< 良い仕事をするタイのカリスマ10分美容師? >

手際もよく、軽快にハサミを入れていきます。途中で髪をもちあげてハサミを当て「この辺まで、すいていく感じでいいですか?」(多分)と確認もしてくれて、なかなか丁寧な仕事ぶりです。

清原、どうなっちゃうんでしょうかね~」などと世間話をしてくるわけではなかったのは、10分カットの店だからなのか、こちらが外国人だからなのかはわかりませんが、別に愛想が悪いというわけでもありません。もしかしたら、こちらがタイ語がペラペラなら、かなり雑談にのってきてくれる人なのかもしれません。

タイの1000円カットの店の様子
なかなか清潔な店内です

しばらくしてお兄さんが合わせ鏡を持ってきて、私の後頭部を正面の鏡に映し出して「こんな感じで、どうでしょう?」(多分)と確認をしてくれます。「オーケーカップ」(大丈夫です)と答えたら、長いホース状のバキュームを取り出して、頭についている髪の毛を吸い取ります。 これで終了。ホウキで体を払ってくれるところも含め、完全に日本の1000円カットスタイルです。

さすがに日本の「QBハウス」のように「クシを持って帰りますか?」という問いかけはありませんでしたが、日本の美容室にいるんじゃないかと思うくらいの、サービス内容、技術力で、じゅうぶんに満足しました。  

とりあえずこの店をみるかぎり、タイ・バンコクの床屋さんや美容室の腕前というのは、なかなかのものではないでしょうか。他のヘアカットのできる店も試していきたいと思います。

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