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バンコクのシーロムには多くのヘアサロンがあります。タイの地元の店舗、日系の美容室の両方ともたくさんありますが、ヒゲソリもやってもらえる男性向けの理髪店となると、限られてきます。今回は、BTSサラデーン駅の高架通路からも見える、シーロム通り沿いに看板がでている床屋に行ってみましたので感想をレポートします。
MRTシーロム駅とBTSサラデーン駅を結ぶ高架の歩道橋の上から、通り沿いのビルの2Fに「BARBER」と看板が出ているのを見たことがある人は多いと思います。ビルは今にも崩れるのではというくらい古くて怪しい雰囲気なので、入るのに気が引けますが、高架から降りて、上から見えた看板のある建物の1F部分を探します。
花屋の隣にこのように上の階へと上がる階段があります。タイ語と英語でSaladaeng BarBar (サラデーンバーバー)と看板が出ていて、青・赤・白のトリコロールの回転灯があるのは理髪店の世界共通の目印なのでしょうか。
上がっていくと2Fの右側に店があります。施術座席は5つ、その正面には鏡台と洗面台も完備されています。シーロム通りに面した窓ガラスにテープで「BARBER」と書いてあったり、店内にモデルのポスターが貼ってある様子は、昭和な床屋さん、といった雰囲気です。理髪師は2名いました。
格安な料金メニュー
料金メニューですが、
ヘアカット 200バーツ
シャンプー 100バーツ
顔ぞり 150バーツ
耳そうじ 140
ヘアカット+洗髪セット 280バーツ
髪染め 600バーツ
子ども料金 150バーツ
という貼り紙がありました。
さっそく、カットをしてもらいます。オーダーは、店長は上手な英語を話せますので、タイ語がわからなくても大丈夫です。両サイドを刈り上げて上の髪は残すという、いわゆるツーブロック風の髪型を頼んでみました。
アットホームな雰囲気の店内
はじめはバリカンでサイドを刈り上げていきます。そして、頭頂部あたりにハサミをザクザク入れていきます。でも雰囲気としてはちょっと雑な印象がありました。右側でかなり時間をかけて切っていたのに、左側はその半分くらいの時間しかハサミをいれないなど、左右対称ではない不穏な動きが感じられ、ちょっと不安になります。
散髪をしてもらいながら店内の様子を観察。正面の鏡台の横には、若き日の店長?がなにかの取材を受けた時の写真や、多分店長の娘さんの写真などが貼られていて、アットホーム感が満載の店内です。店内の客は最初は私だけでしたが、私と同じ外国人の男性客が後から入ってきました。アジア系の雰囲気でどこの人かはわかりませんがスタッフと英語で会話していました。
20分程でカットは完成し、鏡で後ろの様子を見せてくれましたが、良く見えないので適当に「OKOK」と言ってチップを50バーツ差し上げて出てきました。
「髪が伸びたらもっといいね!」発言の真相は?
ところが、この翌日にたまたまタニヤの飲み屋のカラオケに行ったのですが、顔なじみのチーママさん何人かに、「あなた、それどこで切ったの?」と聞かれ、「サラデーン・バーバー。」と答えるとフーン、という微妙な反応なのです。
不評なのかなと思っていたら一人のママさんが「後ろ、右と左で(刈り上げが)違う!」と教えてくれるではありませんか!しかも「女の子たちもあなたの髪を見て笑っているよ!」というのでショックでした。そうか、私の髪型を見て、みんながやけに「髪が伸びたらもっといいね!」と言うので、どういうことかなと思っていましたが、「そういうことか!」と理由が分かったのです。
駅の目の前という立地は便利ですし、観光客の人で「タイの地元の床屋さんでカットした」という話のタネを探している人なら一回は行ってみては良いと思います。
【店舗データ】
店名 サラデーンバーバー
営業時間 月~金 9:00~18:00 土曜日 9:00~17:00 日曜日定休。
言葉 簡単な英語も通じる。