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タイ入国規制はいつ緩和?バンコク空港再開は・東南アジア周辺国状況

タイ入国規制はいつ緩和?バンコク空港再開は・東南アジア周辺国状況

目次

新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大を抑える、タイの非常事態宣言やそれに伴う規制は、これからどうなるのでしょうか。タイへの旅客便の入国制限は、いつ緩和されていくのでしょうか。今後の動向を予想するうえで参考になるタイ周辺国の情報をおさえつつ、これからの状況をまとめます。


タイの周辺の東南アジア各国での新規感染者の状況(2020年9月現在)

はじめに、タイ周辺の国々の現在の状況をまとめます

閑散としているスワンナプーム空港(7月)

感染者が多い国…フィリピン、インドネシア

フィリピン、インドネシアでは、毎日のように数千人単位で新規感染者が出ています。
インドネシアのジャカルタでは、4月10日にロックダウンが開始されたのち6月5日から段階的に解除されて規制が緩和されていましたが、感染者の再拡大により医療体制がひっ迫しているため、9月14日より再びロックダウンをすることになりました。ジャカルタでは再び、飲食店はテイクアウト限定、多くの業種では在宅勤務へ切り替え、娯楽施設の全面閉鎖、といった状況に戻ることになります。

第2波の兆しがある国…ベトナム、ミャンマー

ベトナムは初期に抑え込みに成功していたが、7月24日に中部のダナンで感染が確認されるなど感染が広がりつつあります。8月の感染者数は500人を超えました。
タイと国境を接するミャンマーは8月下旬ころから西部ラカイン州で感染が広がっており、1日の新規感染者数が100名以上となってきています。これをうけて最大の都市のヤンゴンでは多くの地区で自宅待機指示が出ています。


感染者が多かったが減少傾向の国…マレーシア、シンガポール

タイと国境を接するマレーシアでは、8月の新規感染者数は300人台で、以前より減少傾向にありますが、国内の活動制限令は12月31日まで延長されており、国民の海外旅行は禁止されています。
シンガポールでは8月下旬以降は感染者数が減少傾向にあります。

 

封じ込めにほぼ成功している国…タイ、ラオス、カンボジア

ラオスとカンボジアでは海外からの入国者で時折感染者が発見されていますが、国内での感染者は出ていません。
タイは、封じ込めに成功し、国内での感染者は出ておらず規制の緩和が進んでいましたが、9月3日に約100日ぶりに国内(バンコク)での感染者が発見されました。


プーケットでの観光客解禁テストケース

タイでは、国内での新規感染者が長い間出ていませんでした。国内の様々な規制は段階的に解除されてきており、現在ではゴーゴーバーやカラオケといったナイト娯楽施設も含めてすべて解禁となっています。
しかし、外国からのタイへの入国制限は続いています。
現在は就労ビザがある人やタイ人家族がいる人などに限定して入国が認められています。

こうしたなか、タイ政府は10月1日から、南部のリゾート観光地であるプーケットに外国人観光客を受け入れて、これをタイ経済立て直しのためのモデルケースとする計画を準備中です。
まずは、プーケットにオーストラリアとニュージーランドからの旅行者約200人を受け入れ、14日間の指定隔離ホテルでの待機後に、プーケット内で自由に移動ができるようになるというシステムです。希望者はさらに1週間の指定ホテルでの待機を続ければ、プーケット以外の場所へ移動することも可能です。

人気の高い観光地プーケットでテスト開始。

つまりプーケット経由でバンコクにも観光に行くことは理屈上可能ということになります。
もちろん、合計3週間以上のタイでの滞在時間がとれる人、というのは、一部の富裕層や年金生活者などに限られるので、ほとんどの人にとっては現実的ではないですが、これをテストケースとして、徐々に対象の国や人数、エリアを増やしていくようです。

バンコクの日常生活は通常に戻りつつあるが…。

タイのこれからの規制緩和は

しかし9月に入り、バンコク内で100日ぶりに新規感染者が出たことで、プーケットの計画の開始が先延ばしされる可能性が出てきたという報道もあります。

日本から9月4日にタイへ渡航しバンコクで検疫隔離中の日本人男性(38)が検査の結果、無症状ではあるが陽性ということが判明した(現在入国が可能なことから、観光客ではなく規制が緩和されている商用での入国者と思われる。)こともあるので、規制緩和が進んだとしても、日本からの観光客がその対象になるかどうかは、これからの日本の感染者数の拡大が落ち着くことも条件になりそうです。

 

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