“私の記憶が確かなら…”の有名フレーズでおなじみの伝説のTV番組「料理の鉄人」。実はタイでも大人気で、タイ版の「料理の鉄人」が放映されています。さまざまなテーマで料理を作り、鉄人シェフに挑戦者シェフが挑むのですが、そこで強豪のシェフたちの料理に勝ち続け、グランドチャンピオンとなった有名シェフがいます。
その人の料理が食べられるという店が、バンコク・シーロムのタニヤ通りにオープンしたとのことで、行ってきました。
タニヤ通りには、カラオケ店のほかに、居酒屋や寿司店がたくさん並んでいます。日本のチェーン店の「つぼ八」や「世界の山ちゃん」などもあり、日本料理では、ないものがないくらいです。そんな和食の激戦区なのに人気の店というので、期待がふくらみます。
タニヤ通りの中央に、このような巨大な船の舳先みたいなデザインの店が現れます。なるほど、「クルーズ」、豪華客船をモチーフにしているようです。
中に入ると、1Fはメインフロアと、タニヤ通りを見渡せる窓のある半地下、中2階があります。2Fは20人ほど収容できる団体席、3Fには個室があります。
出迎えてくれたのは、可愛い水兵さんルックのウェイトレスの女の子たち。
日本語ができる子もいて、ドリンクをごちそうすると席で少し話し相手にもなってくれます。ちょっかい居酒屋感覚です。これがガールズ居酒屋、ということなのですね。タニヤのカラオケ嬢とはちがう、タイの普通の女子大生や若い娘と話すというのは新鮮で楽しいです。
おまちかねの料理。
刺身盛り合わせ(梅・999バーツ)
タイなのにとても鮮度の良い刺身でびっくりします。マグロはまるで和歌山の南紀勝浦の漁港あたりで獲れたてを食べているみたいな新鮮さがあります。
高級ホテルの老舗和食屋などにしか卸されない特別空輸の素材を、料理長の顔で仕入れているのだそうです。盛り付けも見事です。
みんなで取り分けたサーモンいくらロール。
脂が乗ったサーモンは口に入れると、口中にとろーっと、まとわりつく食感。はじける食感のいくらの塩気とのハーモニーが絶妙。同行した友人のタイ人は夢中になって食べていました。
そのほか、ナス味噌田楽(159バーツ)は、まるで日本の評判の店で食べるような見事な味付けでした。さすが、“料理の鉄人”の称号を持つシェフの腕です。
冷奴やポテトなどの日本の大衆居酒屋の定番メニューは49バーツという値段で良心的です。焼き鳥(盛り合わせ299バーツ)も7串もあるのでコスパが良いと思います。デザートもちょっといい和菓子がでてきます。
「ガールズ居酒屋」となっているので最初は味は期待していませんでしたが、予想に反して質が高くて驚かされました。
深夜3時までやっているというのもこの辺では珍しいです。カラオケ店で飲んだ後、軽く食事に行くにはちょうど良い店だと思います。タイ料理もあり和食と両方を頼めるので、グループで観光に行って意見が分かれてもみんなが好きなものを頼めるので使い勝手がよいでしょう。
タイ版“料理の鉄人”至高の料理!タニヤのガールズ居酒屋「クルーズ」情報でした。
店舗データ
店名 「ガールズ居酒屋・お祭り船クルーズ」
営業時間 ランチ 11:00~17:00 ディナー17:30~翌3:00(ラスト2:30)
日本語 スタッフ日本語可。メニューも全部日本語。
公式HP https://thaniya-restaurant.com/
電話 093-570-5000(日本語)