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シーロム・スラウォン通り沿いにあるオフィスビルの奥まったところにひっそりとある、日本居酒屋の「光」(ひかる)。ここは刺身などが格安で食べられる気軽に行ける価格帯の居酒屋ということですので、食べにいってきました。料金・感想情報をレポートします。
場所ですが、バンコク・シーロムのスラウォン通り(スリウォン)沿いの南側です。ラマ4通りやタニヤを背にしてパッポン通りを過ぎて50mほど行ったところのCCTビルディングの1Fです。エントランス部分が地下に向かって降りていくビルで、表通りに面してスーツ屋のマネキンが立っているのが目印です。
田舎のおばあちゃんの家みたいな懐かしい感じの座敷
階段を降りていくと半地下のフロアにタイ料理屋や、雑貨屋、スーツ屋などが並んでいます。その突き当り、一番奥にあるのが居酒屋「光」(ひかる)です。店長夫婦・料理人の全員はタイ人です。
店内はカウンター6席ほどのカウンターとテーブル、あとは座敷です。こじんまりとした店内ですが、カウンターには刺身ケースがあり、壁には木の格子がデザインしてあります。座敷の方は16畳ほどあり、日本の田舎の家のような落ち着く雰囲気ですが、日の丸の扇子が壁にかかっていたり、やたら店内のいたるところに招き猫が置いてあるなど、和風を出そうとするあまり、ちょっと力の抜けた具合になっているところが、トホホな感じを予感させます。
意味不明の日本語が並ぶ、爆笑メニュー
メニューを開くと、ビール大ジョッキは、シンハー150バーツ、アサヒ160バーツ、ハイネケン160バーツです。他、いいちこボトル2200バーツ、眞露1050バーツ、サントリー角瓶1500バーツといったところです。
料理は色々あって豊富ですが、メニューがちょっと奇妙です。「かけうどん」が「かけるうどん」となっている程度の間違いは、タイではよくあることです。これなら、まだ意味は分かります。串盛りが、「久志森」。一見、なにかと思いました。ヤンキーの“夜露死苦”を思い出す、すごい当て字です。鉄火丼が「丼テッカ」。ドン小西みたいなものでしょうか。Google翻訳、ちゃんと仕事してください。
おでんが「オーデン」。初めて日本に来たアメリカ人みたいな発音ですね。上の「鮭カぶそ煮」も気になります。
意外に!?おいしい料理
メニューはトホホな感じですが、出てきた料理はなかなかなものです。
漬物の盛り合わせ(100バーツ)はメニューでは「漬けもの森」となっていて「どうぶつの森」みたいなメルヘンな感じを想像していたのですが、盛り付けはなかなかの美的センスです。
「久志森」こと、串盛あわせも、バリエーションとボリュームは大満足。
ネギマグロ手巻き(100バーツ)も、このような台に載せて出してくれます。
そのほかのお料理、アジフライ、アスパラバター炒め、もやし炒め、鳥皮などもおいしいです。全体的に良心的なお値段で、料理も十分おいしいのですが、ビルの一番奥というロケーションなのでまったく混んでいないという穴場のお店です。座敷で仲間内でゆっくり飲みたいときは、おすすめのお店だと思います。おもしろメニューを見て、みんなでワイワイ突っ込んで盛り上がるのもひとつの楽しみ方だと思います。タニヤやパッポンからも近いので、観光客なら、おもしろ写真撮影スポットとして立ち寄ってみてはどうでしょうか。
「変な日本語メニューに爆笑スラウォン日本居酒屋「光」、料理はおいしい」レポートでした。
店舗DATA
日本料理「光」(ひかる)
場所 スラウオン通り沿い・CCTビルディング1F(半地下)の店舗街のいちばん奥
営業時間
ランチタイム 11:00~14:00
ディナー 17:00~24:00
休業日 毎月第2第4日曜日は休業。