雨季のバンコクでは、蒸し暑い毎日です。ちょっと一服の涼しさを求めて、アイスクリームを食べたくなる時があります。バンコクでは路上の屋台でアイスクリームが売られています。タイ語でアイスクリームは「アイティム」 ไอติม といいます。セブンイレブンでも簡単に日本のアイスやハーゲンダッツまで買えますが、せっかく観光に来た人は地元の人も食べるタイ風のアイスクリームを食べてみてはどうでしょうか。シーロムのタニヤ通りに出現する屋台でタイのアイスを食べてみました。
昼はOLが行き交い、夜は飲み屋のホステスがお客を待って並んでいる、シーロムのタニヤ通り。女性が多いエリアですので、おやつの屋台も色々と出ています。アイスの屋台は、日時によって出ているところが変わりますが、タニヤ通りのファミリーマートの横や、タニヤプラザの向かいから路地に入ったところにある「クラブJUJU」の前に出ていることが多いです。
アイス屋台に近づいて、おばちゃんに、オーダーをします。
まず、何にアイスを盛り付けるかを聞かれます。
アイスだけという場合はプラスチックのカップにアイスを入れてくれます。そのほかは、コーンに載せたり、あと、食パンに挟んで出してくれる盛り付けがあります。パンに挟むというのはタイ独特の食べ方ですが、なかなかおいしいのでいちどお試しください。
次にスチールの容器に入っているアイスの種類を選びます。このときは、バニラ、チョコレート、ミルクなどがありました。紫色のアイスがあったら、それはムラサキイモ味です。頼めば複数の種類のアイスを盛り付けることもできますよ。
さいごに、トッピングするものを選びます。
屋台のスチールの容器にいろいろな具がそろっています。ツアダム(小豆)やツアルアン(黄色の豆)、フルーツを刻んだものなどはわかりますが、とうもろこしがあったりしてユニークです。
タイらしいのは、カオニャオ(もち米)があることです。「アイスにご飯?」と、最初は驚いたのですが、これが試してみると、もち米のほんのりとした甘さに合うのです。もち米の粘りと歯ごたえにアイスクリームがよく馴染んで、とてもおいしいです。考えてみれば、モチにアイスといえば、「雪見だいふく」ですね。意外と、タイのアイスの食べ方からヒントを得て開発したのかもしれません。これはおすすめです。
以上を頼むと、盛り付けた後に、アイスの上に練乳をかけて出してくれます。甘いものにダメ押しの甘さを加えるという発想も、タイらしいですね。
トッピングする内容や量にもよりますが、スタンダードなものでたったの20バーツ!(約60円)
タイを観光で訪れる人は、ホテルのカフェやコンビニにあるアイスクリームもよいですが、ぜひ屋台のアイスも味わってみてください。「バンコク・タニヤ路上アイス屋台!タイのアイスはパンやモチ米に合う」レポートでした。
【店舗データ】
屋台のアイスクリーム屋 1個20バーツ。
場所 シーロム・タニヤ通りの路地 クラブJUJUの前か、ファミリマートの向かい。
営業時間 月~金曜日・ファミマの前が12:00~14:00 クラブJUJUの前が14:00~17:00