バンコククラブ

海外タイでの生活相談 バンコク起業サポート情報

夜喫茶が大人気・スクールメイツカフェ・トンローエカマイのアイーン

夜喫茶が大人気・スクールメイツカフェ・トンローエカマイのアイーン

新型コロナウィルス(Covid19)の抑え込みに成功しているタイですが、GNPの2割近くを観光とその関連業であげていたタイの経済への影響は甚大です。
でもそうしたコロナ規制の中でも、工夫をして来客を増やして注目を集めている店舗や企業があります。
先日の、タイ最大の面積の広さで、ビルの7階からの見晴らしがルーフトップバーのような見せ方をするスターバックス・サイアムアイコン店が新オープンした話題に続き、本日は、スクンビットエリアにある不思議なナイトカフェのご紹介です。

スクンビット61に昨年オープンしたスナック「アイーン」は、懐かしの、ドリフターズのギャグをモチーフとしたパブです。
ホステスの女の子が慣れない日本のギャグを言ったり、客からギャグを教えてもらって実践するというユニークさが売りでした。しかも1時間セット料金は690バーツ~、メンバーになると490バーツという、スクンビットエリアでは考えられない格安料金でした。
人気が出てきた矢先に、バンコクにコロナ感染の第二波が到来。バンコク都の指示で、酒類を提供する店に対する閉鎖指示が出たため、他のカラオケクラブやゴーゴーバー、ラウンジ等と同様、いつ終わるかわからない長期休業となってしまいました。

しかし、2月に入ってから、一風変わった形で再オープンをしました。
「ナイトカフェ」です。
営業時間を従来より1時間早め、夕方18時からスタート。
飲み物は、タイ国産豆から挽いたコーヒーやソフトドリンクなどを提供。喫茶店としての営業再開です。
また、事前に伝えておくとカレーライスやお茶漬けなどの軽食メニューもオーダーすることができるというので夜食に便利です。


工夫の面白い所ですがコロナの第二波で休業中に、提供メニューの他に二つのことをチェンジしています。
まず、店舗の内装です。ゴージャスな雰囲気が増したと同時に、フロアの席がカーテンや衝立などで仕切られていて居心地の良い隠れ家感が出ています。


もう一つはスタッフの女の子たちの制服をモデルチェンジした点です。
女の子たちは、かの伝説の「ドリフ大爆笑」のオープニングに出てきた、スクールメイツの衣装(チアリーダー風のコスチューム)を着ています。
ピンクのウェアにミニスカスタイルで可愛くて魅力がアップしたことはもちろん、ますますドリフの世界観がとりいれられているので、タイでそこまでやるのかという凝り方で驚かされます。
こうした娘たちがウェイトレスとして動き回る店内はとても賑やかです。地方出身者が多いという彼女らは、話しかけるととても人懐っこくて、大いに盛り上がりました。
まるで昭和と令和、日本とタイが混ざっていてどちらだかわからないような感覚になりました。楽しいだけでなくどこかほっとするのが不思議です。
記者が訪れた日は、大きい店ではないのですが、お客でフロア席が満席になってしまいカウンターでドリンクを楽しまないといけないほどの盛況でした。

公式サイトより

 

深夜喫茶、といえば、“大人の空間”、“非日常的な自分だけの隠れ家”というイメージがありますが、コロナ規制を逆手にとって、「通常営業ができないなら深夜カフェにしてしまおう」というアプローチで始めたこの業態が人気を集めているのは、とても興味深いです。

カラオケスナック「AIIIIIIN」(現在は深夜喫茶として営業)
営業時間 18:00~ラスト
公式サイト https://aiiiiiin.com/

Return Top