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カーテン取り付け注意点 日本とタイランドのカーテンレールの違い

カーテン取り付け注意点 日本とタイランドのカーテンレールの違い

前回記事「カーテンの取り付け業者をバンコクで探す際の注意点と料金相場」では、タイランド・バンコクで、事務所や住宅でのカーテンの取り付けを業者に発注する際の見積もりをとる流れと料金の相場目安について紹介しました。

今回は、カーテンレールについての注意点をあげてみましょう。

 まず踏まえておきたい点は、基本的にタイのカーテンは、アメリカ式である傾向が強い、ということです。

カーテンのアメリカ式とは?と思われるかもしれませんが、この写真をご覧ください。

タイのカーテンレール
タイのカーテンレール

 

このように、形状がカーテンレールが太い棒状のものになっており、大きな輪の金具をそこに通してある、というタイプのものがアメリカなどで多いタイプのカーテンレールです。ちなみにこのタイプのものはカーテンレールとは呼ばず、「カーテンロッド」といいます。そして、タイでも販売されている主流はこのカーテンロッドタイプである、ということが前提となります。それ以外はカーテンではなくブラインドやロールカーテンが一般的です。

 金属製のレールの中に小さな動く金具がたくさんあって、そこにカーテンをひっかける、という日本でよくあるタイプのカーテンレールはないわけではないですが、主流ではありません。

 このため、業者を呼ぶ際に特になにも断りを入れなければ、このような「カーテンロッド」タイプのサンプルを持って来たり見積もり金額を出してきたりしますので、日本式が良い場合はそのように指示をしておくとよいでしょう。

カーテンロッドタイプだと、当然、窓枠の奥行部分に取り付けるより、窓枠の外側、つまり部屋側に向かって張り出す位置にカーテンが来ることになります。日本の感覚で考えていたのと寸法が違ってきてしまいますし、見た目も大きく変わります

 タイでカーテンレールが「カーテンロッド」タイプが主流であるともうひとつ日本と大きく異なる点が出てきます。内カーテンの存在です。日本の住宅だと、カーテンは二重になっており、窓側にレース柄の薄い内カーテン、そして部屋側に分厚い遮光できる材質の布のカーテンがあります。昼間は、窓側にある内カーテンだけを閉めておいて、目隠しをしつつ明かりは取り込めるようにしておく、というスタイルが一般的です。

 ところが、タイでは奥行に場所をとるカーテンロッドタイプのカーテンレールである関係で、二重カーテンはあまり多くありません。カーテンロッドタイプで強引に二重にするととんでもなく奥行をとらなくてはいけなくなり、間から光が漏れたりしますし見た目がよくありません。

 

カーテンレール 日本式風
カーテンレール 日本式風

タイでも写真のサンプルのように、カーテンレール式のものでレールが2列になっているものはあります。ただし、もともとメジャーではないので、妙に二つの列の間隔が空いていて不格好ですし、なかなか在庫がないので探し出してもらうと割高です。

このため、どうしても日本式に2重カーテンを設置したければ、日本で買って行き来の機会があれば運んでくるというのも手です。

 

このように、カーテンレールの基本的な日タイ間の違いはスペースの問題、見た目の問題、作業期間の問題、そしてコストの問題に大きな影響を与えてきます。こうしたことも日本人のアドバイザーがいる場合は情報をもらうなどして対策しておく必要があります。

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