タイ・バンコクで鍵をコピーしてスペアキーを作りたい、というシチュエーションが出てくることがあります。
飲食店やショップ・会社を開業するために物件を買収し、内装工事を始めているという人なら、スタッフなど関係者がいつでも工事や荷物搬入で出入りできるようにするためにキーを複数持ちたい、というケースがあります。もちろん店や事務所がオープンしてからもみんなで鍵を共有するために必要になります。
在住者であればマンションやコンドミニアムなどの自分の家の合鍵を作っておきたいという場合もあります。なかには恋人と同棲するので部屋の鍵をシェアするため、といううらやましいケースもあるでしょう…。
とくに理由はなくても、紛失や盗難対策に、ウィークリーマンションなどの部屋のマスターキーは使わないで、予備として鍵を作り普段はそちらを使う、というのもよいアイデアです。こうしたところの鍵をなくしたりして弁償するととても高くつくのでリスクヘッジとしてはよい方法です。旅行者なら、キャリーバッグやトランクの鍵の予備を作っても便利でしょう。
バンコクのオフィス街・シーロムで鍵を複製できる店の場所と、料金はどのくらいなのでしょうか?実際に鍵を作ってきましたので、体験談を口コミレポートします。
シーロムにある屋台の合鍵屋は路地の奥!
日本では、地下鉄の駅の構内やショッピングセンターのなかに合鍵屋があったりしますが、タイでもショッピング施設のBIG-Cなどの中に合鍵屋が入っています。プロンポンのエンポリアムのような高級なデパートのなかにもあります。
オフィス街のシーロムにはどんな業者がいるのでしょうか?
シーロム通りの南側、ウオールストリートイングリッシュの看板があるKamol Sukosol ビルとマックスバリューなどが入っているユナイテッドセンタービル(United Center)の間にある路地に、屋台の合鍵屋があります。
狭い路地に、ご飯や惣菜の屋台が並んでいます。車などが停まっていたりして道が狭いですが気にせず進みます。奥の右側にこのような布製の看板が出ています。
出来上がりは即日!たった30秒!
この店は家の鍵や車のスペアキーの作成だけでなく、靴の修理もしているようです。
おじさんに鍵を差し出して、いつできますか?と聞きました。
こちらの業者は、ちょっとなにか印刷を頼むにしても、予定通りの時間にできた試しはないので、その辺でお茶でもしながら待っていてもどうせ時間になっても「まだできない」といわれるだろうから、当日完成はあきらめて、明日改めて来ようと思っていたら、「今できる。」と言うではないですか。
おじさんは、壁にかかっているコピーキーの土台を選ぶと、コピーしたい鍵とあわせて、大きな機械に設置します。
そしてガチャガチャなにやらやっていたかと思ったら、本当にすぐにコピーができました。この間、30秒ほどという超スピードです。
あまりの早業だったので、先に値段を聞くタイミングを逃してしまいました。おそるおそる、いくらですか?ときくと、30バーツとのこと。ショッピングモールだと100くらいは言われると聞いていたので、おどろきました。屋台ということで値段も激安のようです。
持ち帰って使ってみましたが、鍵の質も、まったく問題はありませんでした。これは激安で便利な店を見つけたなという感想です。
2016年11月追記1: 日本でも同じことだと思いますが、ここの複製屋さんは精密度が必ずしも最高峰ではないので、コピーされた鍵をさらにコピーする場合は鍵が使えない可能性があります。(ここで複製した鍵のひとつが使えなかかったので確認したところ、コピー元の鍵自体がコピーだったことがわかり、マスターキーで作り直してもらったところ問題なく使用できました。)
2016年11月追記2: 営業時間が判明しました。月曜日~土曜日の11:00~15:00の間です。
タイで合鍵スペアキーを激安で作る・シーロム複製キー屋台業者体験談のレポートでした。シーロム近辺で合鍵を作成する場合はどうぞ、参考にしてください。