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バンコクの街の印刷屋にポスター制作を相見積もりした体験談

バンコクの街の印刷屋にポスター制作を相見積もりした体験談

目次

タイでポスターを制作する際の段取りはどのような流れなのでしょうか。費用や注意点はどのような感じなのでしょうか。

今回は、あるレストランで販促ポスターの制作依頼をしたケースをとりあげ、実際の流れについてみていくことにしましょう。

シーロムエリアで日本人とタイ人客の双方向けにレストランを経営しているCさんは、メニューをリニューアルすることにしました。シェフと打ち合わせて新作料理を開発し、試食会も行い、メニュー表のへの追加も完了しました。各グルメ系の雑誌やフリーペーパーの広告の手配は完了しましたが、店の前を通る人や常連さんにわかりやすくお知らせをしたいと考えたのです。そのため、店内や、表通りに面したガラス窓に新メニューの告知ポスターを貼りだすことにしたのでした。

まず、おおまかなデザインの方向性は自分でパソコンで制作しました。ただしタイ文字はわからないので、印刷屋に頼むことにしました。

外付けハードディスクにデータを入れると、Cさんは街の印刷屋さんに出かけました。

希望のポスターはA2かA3サイズのもの、カラーでそれぞれ16枚ずつの印刷予定でした。

写真をメインにした印刷屋

Cさんはいくつか、前から見かけていた印刷屋らしき店を知っていたので、特に調べずに店内に入ったそうです。

複数回って相見積もりをとろうと考えていたそうです。

1軒目は、写真印刷を得意とする印刷屋のようでした。店内には写真を大きく印刷した画板の見本がたくさんかかっています。店員に「プリントとデザインをお願いします。」というと店員はハードディスクを店のパソコンに接続しました。が、データが重すぎるのか、なかなか開けません。結局開けたのは10分後のことだったといいます。「データで持っていく場合は、軽いバージョンにしておかないと開けないかもしれませんね。」とCさんは振り返ります。写真が主力の印刷屋

10分後、データがやっと開けたのでスタッフが確認し、見積もりが告げられました。

この店の場合、A2サイズは印刷機の問題で時間がかかる(外注)ということ、A3であれば、カラーで一枚90バーツ、紙質は光沢紙、とのことでした。

A2サイズ以上の印刷・プリントアウトは割高

Cさんはひとまずその店を後にして、次の印刷屋に向かいました。

こちらの印刷屋は、先ほどの店と違って写真の画板は置いていなく、大きな印刷機械がおいてあったので、大きなサイズの印刷も可能そうでした。

しっかりした機械がおいてあります(C氏提供写真)
しっかりした機械がおいてあります(C氏提供写真)

こちらでも同様に、スタッフにハードディスクを渡します。すると、パソコンのスペックの違いか、こちらではすぐにファイルが開けました。さっそく打ち合わせに入ります。

名刺ほどの厚さの厚紙を使用し、A3は1枚80バーツ、A2は1枚300バーツ、とのことでした。

A3については先ほどの店より安かったそうですが、ずいぶんA2は高いようです。訊いてみると、A3までなら通常の印刷機を使えるが、A2になると紙も高い用紙を使い、印刷工程も特殊になるのでどうしてもこの金額になるのだそうです。

A2以上は割高になる、ということも覚えておくとよいでしょう。

デザイン補正や裁断も含めてくれる印刷屋

また、有名なオフィス印刷ショップであるDouble AもA3で80バーツ、といわれたそうなのでこのくらいが印刷価格の相場なのでしょう。

結局Cさんは4件目に行った個人でやっている印刷屋にたのむことにし、A2については割高なので今回は見合わせ、A3を1枚、そこでタイ語も入れてもらい、簡単なデザイン調整料もこみ、フチのカットの裁断料こみで1枚60バーツでやってもらったそうです。「用紙は光沢の厚紙でした。枚数をお願いしたので交渉して1枚55バーツにまけてもらえました」とのことでした。当然、枚数によっても単価は変わってくるわけですが、これが印刷サービスの様子ということになります。

炎天下の街を歩き回ってなかなか言葉が通じにくい地場の印刷屋を何店もまわって格安の店を探すべく、相見積もりをとるというのは大変なことですが、このように、良い業者の情報を自分で集めてみると、いざというときに役立てることができます。

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