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スラウォン通りArt Massage芸術的な下手さと、すけべマッサージお誘い

スラウォン通りArt Massage芸術的な下手さと、すけべマッサージお誘い

目次

マッサージ大国・タイのバンコクでも、スラウォン通りには、たくさんのマッサージ店が並んでいます。Art Massageという名前の店が、いくつかこの付近にあります。おそらくグループ店かと思われます。そのなかで、タニヤ通りの出口から一番近いArt Massageに行ってきました。

このArt Massageは、タニヤ通りからだと、スラウォン通りの反対側になります。

タニヤ通りの向かいに見える餃子屋の「肉汁餃子研究所」から左側に進んでいくと、居酒屋の「しゃかりき432」、「多久見」、北海道料理の「北海道」と日本料理店が並んでいます。

その隣にある、茶色のイメージカラーの店が、タニヤ通りから最も近いArt Massageです。

入るとすぐ左側に受付デスクがあります。日本語と英語表記のある施術メニューを見せられます。フットマッサージは60分250B、タイ古式マッサージが60分300B,とこのあたりの相場通りの料金です。

60分のタイ古式マッサージを選択。すると店長らしきお婆さんが英語で「マン・オア・レディ?」と聞いてきます。どうやらマッサージ師を男性にするか女性にするかが選べるようです。私は特にこだわりはないので「お任せ。上手な人で。」とだけ言いました。

「少し待って下さい」と言われたので、そのまま入口横にある椅子に腰かけて待ちます。広くはない1Fには、フットマッサージのソファが並んで、左側の列にはアメリカ人の家族が、右側の列には中国人のグループ観光客が座って、フットマッサージを受けています。

店内は、茶色の落ち着いた色の壁に、タイの伝統的な模様の金箔の絵が飾られていたり、象の置物が並んでいたり、渋い民族的な木製家具が置いてあって、雰囲気が良いです。

10分ほどして、若い男性マッサージ師が近づいてきて、「上に行きましょう」というので、2Fへ。2Fには3部屋の個室があります。2Fはムードたっぷりだった1Fとはちがって、まるで倉庫か、トイレみたいな殺風景な様子です。雰囲気も大事なんだなということがわかりました。

びっくりするほど下手な施術

部屋に入るとマッサージ師の兄ちゃんが、両足裏から指圧を始めます。

そして、左脚の指圧を行うのですが、マッサージ師が指先で、こちらの脚の筋を強くグリグリ押しつぶすような施術で痛いです。

あわてて「ジェップ・カップ」(痛いです!)と言うと「ソーリー。」といって力を弱めてくれますが、脚の他のところを指圧すると、やはり痛い。力加減もそうですが、指を立ててピンポイントで脚の筋を握りつぶすようなやり方なのでとても痛いのです。

「痛い」と言うと、マッサージ師が謝って他の部分を指圧し、その部分もまた痛くて、ということを3,4回ほど繰り返したあとで、左脚全体が鈍く痛み出してきたので、この調子で続けられたら全身がボロボロにされるだろうな、と恐ろしくなってきたので「ストップ!」と制して「チェンジ・ダイマイカップ?」(担当、替わってもらっていいかな?)と申し出ました。

タイマッサージで、チェンジをするのは初めてです。この下手さは芸術的ともいえるレベルで、まさに“アートマッサージ”の名前のとおりです。

兄ちゃんは不機嫌になるかなと思ったのですが意外と「OK」と言ってあっさり、部屋から出て行きました。入れ替わりに受付のお婆さんが上がってきて「じゃあ、こんどはレディ・OK?」と聞いてきます。私は、女性なら力任せの施術はしないだろうと思い、「OK」というと、「ちょっと時間かかるが待ってください。」と返事が。おそらく、まだほかのところで施術中なのでしょう。

替わりに登場した女性のマスクの理由…

「とんでもない目にあったな」と個室内に座っていると、扉がノックされて、マスクをした30代後半くらいの女性が入ってきました。タイ人でマスクって珍しいなと思いました。

女性はカタコトの日本語が話せました。のっけから「ワタシ、風邪をひいていて昨日は休んでいたの」と不穏な発言。時々ゴホゴホ咳までします。これから小一時間密室でこの人と一緒にいると思うと、最悪の接客だなと思いますが、もう待つのも嫌だったので、なるべく息を大きく吸い込まないようにして施術を受けることに。

右脚を指圧し始めましたが、この人もさきほどのように指先を立てて圧迫してくるような施術です。すこし痛いですが、さっきよりはマシだったので、そのままやらせます。

太もも、脚の付け根、うつ伏せになってからの背中や腰回りの指圧、とすすめていきます。

あまり上手ではないが、病人なのが幸いして?力は入りすぎないので痛くはないです。

そして怪しいお誘いが

この店は、はずれだなーと思っていると、女性が「アナタ、チンチン・マッサージきもちいいよ。」と突然発言しました。そういう店かよ、と気づき、マッサージの腕の悪さに納得していると「お店、昨日お客さん3人ダケ。ワタシ、かわいそうね。」と売り込みをしてきます。

とても、不愉快でしたが、情報収集をしようと「いくらなの?」と聞いてみると「1000バーツ」とのこと。普通のマッサージも下手くそで、まるでいいところがないな、と黙っていると、しつこく「きもちいいよお」とお誘いを続けてきます。「いらない。」とお断りすると「700バーツでいいよ」と値下げをしてきました。

そういう駆け引きではなくて、本当にいらないんだよ!と思いつつ、受付のおばあさんの「男にする?女にする?」という言葉がフラッシュバックしました。

これはおそらく店ぐるみの犯行です。

もしかすると、最初の男のマッサージ師もそうだったのでは?という気もしてきました。この店のすぐ隣は「ソイ・トワイライト」という有名なゲイバーが集中する“ハッテンバ”通りなので、そういう需要もあるのかもしれません。

怪しいお誘いはお断りし続けましたが、女性施術師は、一応最後まで、それなりのマッサージをしてくれました。反動をつけて思い切り体を左右にねじって背骨を鳴らせたり、自分の膝の上に私の背中を置いて、おおきくのけぞらせたり、などのタイマッサージの大技も飛び出したので、もともとまともなマッサージもできる人ではあるみたいです。

しかし総じて腕は悪かったので、この店は再訪はないでしょう。

“地雷店の証”として、よくあることですが、会計の際に、女性施術師が「チップください」と自分からチップを請求してきた(チップをあげるのはマナーだがマッサージ師から請求するのはあまり例がない。)のも大減点です。不愉快だったので、50バーツしかあげなかったところ「100バーツください」と言ってきたので、無視して出てきました。

やはり、スラウォン通りのタニヤの反対側は、地雷店のエリアなのかもしれません。「スラウォン通りArt Massage伝説的な下手さと、すけべマッサージお誘い」レポートでした。

【店舗データ】

<店名> Art Massage

<営業時間> 11:00~0:00

<日本語> メニューは英語日本語表記。

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