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タイから日本へ急いで荷物を海外発送方法・DHLの料金スピードと評判

タイから日本へ急いで荷物を海外発送方法・DHLの料金スピードと評判

目次

タイから日本へ荷物を早く送る方法といえばEMS(国際郵便)があります。船便や普通の航空便より圧倒的に早く送ることができます。しかしそれでも1週間程度、早い場合でも4,5日はかかります。もっと早く送る方法はないのでしょうか?
タイのバンコクから日本の地方都市へDHLという国際宅配業者を使って配送したスピード、料金、使い方の注意点についてまとめます。


配送スピードについて

DHLという業者はドイツ発祥で世界中にある運送会社です。バンコクにも多く支店があります。今回は、結論からいうと3日後(4日目)に配達が完了しました。EMSより1~3日ほど早くなるということになります。自社で専用機も持っているので速いです。

追跡サービスによると配送過程は以下の通りです。

1日目(火曜日)
12:33 DHLシーロム店にて荷物預け。
14:11 荷物集荷(店舗から回収)
20:24 DHL施設に到着。搬送処理。
21:37  DHL出発
2日目(水曜日)
02:08 空港内の施設到着(通関検査)
10:14 成田空港到着・DHL施設へ(ここから日本時間)
10:44  成田空港で通関手続き
13:31 配達業者へ引き渡し
4日目 (金曜日)
08:22 目的エリアの配達担当へ引き渡し
11:00 配達完了

2日目には早くも日本に到着しています。2,3日目は日本国内を移送していたようなので東京や大阪などであればもっと早く到着するかもしれないです。
途中で「HongKong」などという表記もあったのですが、公式サイトによれば別に目的地を間違えているわけでも実際に経由しているわけでもなく、社内の管轄によってこうしたエリア名が出る場合があるのだそうです。


あらかじめ準備するもの

DHLの使い方です。
荷物はDHLの専用の段ボールや封筒に入れて送ります。店舗に赴けばダンボールがあるので用意する必要はありません。
あらかじめ用意するものは以下のものです。

・荷物(中身確認があるので荷物だけ持っていくか、密封しない)
・身分証(パスポートの顔写真ページをスマホに表示でも可)
・送り先住所と自分のタイの住所を英語表記したもの(自分でスマホや紙に書いたものでOK。理由は後述)
・スマートフォン(料金はQRコード決済かネットバンキングで支払うため)


荷物の箱は店舗にある

今回は、シーロムエリアの「パークシーロム」にあるDHL店舗へ行きました。入口からエスカレーターで地下に降りて、直進すると右側にカウンターがあります。

まず、係員に荷物を見せて、荷物を入れる箱を選びます。今回は書類(A4で20枚ほど)だったので平べったい厚紙の封筒に入れてもらいます。段ボールや封筒のサイズはこのようにいくつもあります。


送り先住所の申込方法

送り先、そして送り主(自分のタイの住所と電話番号)を申込用紙に記入します。
しかし、この申込用紙をみて、係員がその場でパソコンで入力して荷札データを作るので、手間と間違いを避けるために、あらかじめ自分で住所を英語で書いておきそれを見せるのが効率が良いです。

送り先の例は
送り先名 Mr.Nagamasa Yamada , (会社の場合は会社名も)
住所 ○○Building 4Fl. 3-1 Hamamatucho Minatoku Tokyo Japan 105-0000
TEL 090-1234-5678
送り主(自分)も同様に書きます。どうせ日本国内は日本の業者が輸送するのだから日本語で書いた荷札をそのまま貼ってくれれば、と思いますが英語(ローマ字)で書かないといけません。カウンターにはモニターがあって、係員が入力している画面が映し出されるのでそれを見て「OK」、「ここが違う」などと言って記入を確認します。係員は英語が通じます。
入力が終わると係員がその場で荷物を詰めてくれ、「荷物はこれで全部ですか」と確認されます。OKならその場で封がされ、重さを計測して料金が決まります。
また、この時点でいつ到着する予定かも教えてくれます


料金支払い方法

料金は上記のように、現金払いができないので不便ですが注意して下さい。タイの銀行口座を持っていれば、ネットバンキングかQRコード決済ができます。銀行振込をする、というと係員が振込先口座と料金をモニターに映し出してくれるのでそれを見て、入金します。
振込完了画面を係員に見せたらOKです。
あとは控え伝票をもらって終了です。
今回は書類(0.5㎏)で1,290バーツでした。やはりEMSに比べれば高いです。


追跡サービスについて

もらった控え伝票のバーコードの下に
「WAYBILL 12 3456 7890」 というように10桁の番号が記載されています。
これが追跡番号です。

DHLの公式サイト
https://www.dhl.com/jp-ja/home/tracking.html

ここに追跡番号を入力すると、荷物が今どこにあるかが表示されます。ホームページは日本語なので便利です。


送ってはいけない物品

DHLに限らず、以下のものなどは送れません。飛行機に乗せられないか、日本到着時の通関で拒否される可能性があるので注意してください。

刃物や危険物や違法なもの以外では、生物や種子、生鮮食品、酒類、液体物、可燃性物質(スプレー、マニキュアなど)、洗剤、電池を含むもの(モバイルバッテリー、電池、携帯電話(バッテリーを抜けばOK)、ゲーム機(基盤の電池を抜けばOK))、機械・工具な、象牙、たばこ、わいせつ物、現金や貴金属。

また、検査次第になるのは、アロマオイルや香水、石鹸、ハーブ製品、お香、お菓子、医薬品、骨とう品、電子機器、仏像、革製品、大量の食器などです。
タイで出国を認められないケースと、到着時に日本側で拒否されたり関税がかかったりする場合があります。
たとえば香水や、お菓子は数が少なければ大丈夫ですが、多いと販売目的と疑われて日本側で高額関税の対象になります。医薬品や化粧品は日本の薬事法に抵触する可能性があります。

詳しくは、タイだけではなく日本側の通関の資料も確認してください。
↓日本の税関の公式サイト「輸出入禁止・規制品目」
https://www.customs.go.jp/mizugiwa/kinshi.htm


以上、国際宅配業者DHLでタイから日本へ荷物を送る方法についてでした。普段はEMSで十分ですが、どうしても早く送りたいものがあるときは便利かもしれません。

DHL パークシーロム店 営業時間:10時~19時(無休)

 

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