格安費用で各国を周る海外旅行をしている人や、バックパッカーにとっては、タイの首都バンコクは、格安チケットが多い飛行機の乗り継ぎや到着ポイントとして、また、観光ビザの取得や情報収集の拠点として便利な街です。でも、病気や予定外の長期滞在のために、旅行資金がなくなってきたという人もいたりします。盗難や置き引きなどで荷物やお金をなくしたというトラブルの場合は、日本に帰国するお金も無いというケースもあります。

そこまでではなくても、少し滞在費を増やせればもっと長く観光ができるのに、という場合や、タイが気に入って、こちらで本格的に仕事をして暮らしたいと感じる場合もあるかもしれません。そういった場合、バンコクで住み込みなどで働ける職場があれば、心強いものです。そういったことは可能なのでしょうか。情報をまとめてみました。

 旅人を騙す詐欺や危険な仕事紹介に注意

まず、タイはとても治安が良い国ですが、やはり海外ではあるので日本と同じような安全があるとは限りません。タイでは外国人である日本人が、安全に働ける場所を探すのはなかなか難しいです。

バンコクを拠点にして各国を周る旅人は多いので、バックパッカー御用達の格安ホテル・ユースホステルやドミトリーが集まるカオサンなどの安宿街もあって、長期滞在している人も多いです。こういったところでは怪しげなブローカーが日払い仕事を紹介していたりするようですが、詐欺があったり、危険・あるいは違法な仕事を手つだわされたりといった話もよくききます。

そもそも英語などが堪能でなければ、そういった仕事にはつけません。かといって、タイに限らず海外で、やけに日本語が上手な現地人や、なれなれしく話しかけてくる日本人ほど怪しいものはないとはききます。日本語が通じる安心感・懐かしさを逆手にとって、とんでもない詐欺行為をしてくる人が少なくないのは事実です。

まともな日本人ネットワークを見極めることが重要

では、どうすれば、安全に住み込みでできる仕事先を探すことができるのでしょうか？ひとつの対策として、現地のまともな日本人ネットワークを使うことがあります。

タイには日本大使館に届け出があっただけでも6万人以上の日本人が在住しています。一時的な滞在者も含めれば10万人はいると言われています。日本企業のタイ支社に勤める人、いわゆる駐在員やその家族も多いですが、注目すべきは、それだけの日本人がいればそうした人々を対象にした各種サービス業が存在しているのです。

日本料理や居酒屋などの飲食店、キャバクラやパブなどの飲み屋、ヘアサロン、エステ、などです。もちろんタイの法律で外国人が就業出来ない業種もありますが、アルバイトなどを募集しているケースもあるのです。

すこし古い話ですが、タレントの有吉弘行さんがお笑いコンビ「猿岩石」時代にテレビの「電波少年」の企画で世界放浪していたときに、タイのバンコクでは日本料理店で働いて生活費を作っていました。（ちなみにこのお店は、バンコクの日本人街であるタニヤ通りから近いシーロムエリアに今でも現存しています。）

なにも安宿街に出没する一部の怪しげなブローカーの紹介する仕事ではなくても、こうした仕事先はないことはありません。当サイト「バンコククラブ」はタイで活動している日系企業や日本人投資家の方々に情報を提供していますが、そうした方々の中には、仕事をする人を探している場合もあります。

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