バンコククラブ

海外タイでの生活相談 バンコク起業サポート情報

日本のネット通販で購入しタイへ転送する方法と関税・「こぐま便」とは

日本のネット通販で購入しタイへ転送する方法と関税・「こぐま便」とは

目次

タイ・バンコクで生活していると、日本のネット通販やヤフーオークションなどを使いたくても海外配送をしていない場合は利用できません。そんな時に便利なのが海外転送を代行するサービスです。日本の通販で購入したものを「こぐま便」という業者を使ってタイへ取り寄せた流れと費用、スピードについて実際の体験談をまとめます。


1、海外発送サービスとは

ネット通販などで欲しいものを購入し、届け先を海外発送サービス会社の住所にします。
すると届いた荷物を海外発送サービスの会社が、あなたの住所(タイ)へ転送してくれます。関税が発生した場合は、郵便局まで行って関税を支払い荷物を受け取るという流れです。
今回は日本でしか販売していないコンタクトレンズを発送した流れについてご紹介します。


2、海外発送サービス登録方法

まず、利用者登録を行います。
海外発送の会社はいくつかありますが、今回は「こぐま便」という会社を使ってみました。https://kogumabin.com/

上記「こぐま便」サイトの「新規会員登録」のページで登録を行います。
必要なものはメールアドレス、会員情報、本人確認書類です。会員情報ではタイの住所(英語で可)と電話番号が必要です。そこへ発送されます。本人確認書類はパスポートの顔写真ページです。
登録料はないので急な買い物に備えて登録だけしておくと便利です。


3、利用できるサイト

アマゾンや楽天などのショッピングサイトはもちろん、ヤフオクやメルカリなどで中古品を個人から買う場合でも問題ありません。代引・着払には対応しないので気をつけてください。


4、送れないもの

基本的に飛行機や船に乗せられないもの、例えば危険物(ライターやペイント染料、花火などの可燃性物や加熱蒸散殺虫剤(バルサン)漂白剤も含む)や、違法な物、銀行券(貨幣)、わいせつ物、動物等は不可です。
そのほかは、電子たばこ、香水、モバイルバッテリー、スプレー缶製品、ヘアカラー剤、アルコール除菌シートが送れません
タイの場合、上記に加えて、肉、牛肉を含むレトルト食品、米、植物などが禁制品です。
※詳細はサイトで確認してください。


5、だいたいの料金と支払い方法は?

料金は送付先国、100gごと、送付方法(EMS、航空便、船便が選択可能)により変わります。
タイの場合1kgの場合で、手数料550円+EMS代金3,150円です。
重量とサイズは上限があるので確認してください。タイの場合30kgまで送れます。
複数の荷物をまとめる場合は、「おまとめサービス申し込み料」150円+手数料(1つ追加毎)300円です。

今回はコンタクトレンズ2箱だったので200gまでの料金が適用され、
手数料50円+EMS代金1,900円でした。
支払いは、荷物発送の段階でクレジットカード決済です。


6、発送のタイミング

ネット通販などから「こぐま便」に荷物が届いたら通知メールがきます。
会員ページにログインすると、荷物の中の様子を撮影した写真を見ることができます。
購入時点で破損しているとか商品や色が間違っているなどの問題があればその時点で購入元に伝えることができます。ヤフオクなどの場合は、タイに着く前に支払いをするかどうかの判断もつけられるので便利です。
問題なければ、会員ページにある項目でEMS・AIR・SAL・船便の中から発送方法を選び、支払い(クレジットカード)をして発送ボタンを押すとタイへ発送されます。


7、複数の荷物をまとめられる

荷物は30日間まで預かってくれるので、たとえば楽天で買ったものと別の日にヤフオクで落札したものなど複数の荷物がそろい次第、ひとつにまとめてタイへ送ってもらうという「おまとめサービス」というオプションもあります。


8、タイへ届くまでの日数

公式サイトではEMSで1-7日、AIR(航空便)7-14日、船便で3か月です。
今回のケースは以下の通りです。発送方法はEMSを選択しました。

0日目 荷物が「こぐま便」に届いたので、発送ボタンを押す
3日目 荷物をタイへ向けて発送したという通知
6日目 タイの家に郵便局から、荷物を受け取りに来るよう通知が届く
同日、郵便局にて受け取る。

発送ボタンを押したのは金曜日の夜だったため発送が月曜になりました。平日なら翌日発送されると思われるので、EMSならタイまで3-4日で届くと考えられます。


9、関税について

タイに荷物が到着すると税関でチェックされ関税がかかるか決められます。今回、関税が発生したので、タイの住所には荷物は届かず、郵便局から通知票が届きました。スクンビットエリアの場合はプラカノン郵便局に受け取りに行きます。※住所により異なるので通知票を確認。

プラカノン郵便局 平日8時~20時・土日祝日9時~17時

郵便局からの通知票とパスポート(携帯の画像でOK)が必要です。

関税額ですが、荷物を送る際に中の物の金額を申告しないといけません。「こぐま便」でも申し込みの際に記入欄があります。
関税は荷物の商品価値(値段)に応じて決まります。また、別に7%の税金がかかります。

今回のケースでは、コンタクトレンズ2箱で1,800バーツ(約7,200円)ということになり、関税は90バーツ、税金が132バーツで合計222バーツの支払いが求められました。


10、まとめ

コンタクトレンズ2ケースを日本の通販で購入し海外転送代行サービス「こぐま便」をタイへ転送してもらった費用と所要日数。
費用→ 配送料1950円+タイの関税222バーツ(約888円)=総額2,838円(約709バーツ)
日数→ 実質4日間


11、安くするコツ

今回、「こぐま便」自体は50円(手数料)だけでした。激安です。
タイの関税の高さには驚きました。発送総額の4分の1が関税です。
じつは、コンタクトレンズは本当は1万2000円したのですが関税を安くするためにタイで売られている水準に合わせて値段を過少申告しています。実際はもっと高くなるはずです。

タイの関税は荷物の総額が1,500バーツ(約6,000円)以下は無料です。商品の金額が実際にその前後だとか、価格がわかりにくいものの場合、申告額が1,500バーツ以下なら関税がかからない可能性があります。
実際、以前、人によってはプレミア的価値がある布(美術品のようなもの)をただの1000円(250バーツ)のハンカチだとして送ったことがありますが、無関税でした。

ブランド物なら無理ですがそうでなければクリアする可能性があります。
荷物はタイの税関ですべて開けられるわけではないらしいので、おめこぼしがあるかもしれません。当サイトでは保障はしませんが、自己責任でお願い致します。

 

Return Top