シーロム市場「バーバーＧＵＹＮＵ」ダンディーなカットが！深夜営業

バンコク・シーロム近辺には多くの美容室・理髪店がありますが、男性向けの床屋さんで人気なのが、タニヤ通りの「デイビッドＮO.5」です。タイ人の若い男性に人気があるという店です。最近、この店の兄弟店がシーロム近辺に“増殖”しているという情報をきき、ヘアカットに行ってきましたのでレポートします。

その店の名前は「バーバーショップGUYNU」（ガイヌー）といいます。場所はシーロムのＩＴＦタワーなどの近くにある「シーロム市場」の正面です。

ＢＴＳサラデーン駅付近からの行き方ですが、シーロム通りをルンピニ―公園側を背にしてチョンノンシー駅の方向へ進みます。途中、右側にはタニヤ通り、パッポン通り、クリスチャン病院などを通り過ぎます。クリスチャン病院を通りを過ぎて竹亭という日本居酒屋の角を曲がると「シーロム・ソイ10市場」と呼ばれる巨大な市場があります。ここを突っ切って反対側の通りに出ると、市場の正面、通り沿いにお店があります。

この通りには他は、セブンイレブンや「仙台もっこりラーメン」「鳥波多」などがあります。

表通りに面して、ガラス壁になっていて中が見える状態です。ドクロのデザインやクールな英語のロゴのステッカーが貼られ、周囲を刈り上げた髪型のアメリカ人モデルのダンディーな写真などが店内に貼られ、タニヤの「デイビッドＮｏ．５」にとても似ています。

席は二つしかなく、それでいっぱいになるほどの狭いスペースですが、鏡台やエアコンまであって清潔感があります。

店の外の路上に、30代くらいのナイスガイな店長と弟子と、店長の奥さんと子どもが座ってご飯を食べていましたが、「カットいいですか？」ときくと、扉を開けて中に入るように言ってくれました。

店長は英語ができます。以前、シーロム通りの路上でカットをしていた人で、タニヤの「デイビッドＮｏ．５」で修業をしていた人でした。

席に座って、このグループのお得意の、ダンディーなサイド刈り上げのツーブロックスタイルをオーダーすることに。弟子の人がまず、サイドをバリカンで刈り上げていきます。電動バリカンの複数あるアタッチメントのどれを使うか、店長に聞きながらやっていたので、まだ見習い期間が短いのでしょうか。でも手慣れた動きで両サイド、背面にバリカンをあてていきます。ときどき手をとめて、私の正面に回り込んで左右均等になっているかチェックをしていきます。このお弟子さんは少し日本語ができて、首すじをカットするためこちらの頭を下に向かせる際「はい、ゴメンナサイー」と言ってくれました。

ひと通り終わると今度は、頭頂部のカットに移ります。クシでおさえながら髪を切っていきます。

ときどき、師匠がバトンタッチして、「こういう風にやるんだよ。」という具合で手直しをし、それを横で弟子が真剣にみていて、まるでカットモデルになった気分です。

師匠はさすがで、カットしながら「この辺で暮らしているんですか？」「デイビッド（本店）は何回行きました？」などと世間話をしてきます。時々、店長の3歳くらいのお子さんが扉を開いてコンテナの店内に入ってきたりして、ほほえましいです。