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タイ航空シーロム支店が航空機カフェ!有名な機内食の揚げパンも販売

タイ航空シーロム支店が航空機カフェ!有名な機内食の揚げパンも販売

新型コロナウィルスの第二波がおさまりつつあるタイ・バンコクですが、外国からの観光客の受け入れ規制が続き、タイの経済への影響は甚大です。
そうしたコロナ規制のなか、工夫をして人気を呼んでいるバンコクの店やスポットをご紹介するシリーズです。

コロナの規制はタイの全ての人たちに経済的打撃を与えていますが、そのなかでも特に厳しい状況であるのは航空会社です。
LCCの「ノックスクート」が2020年6月末で廃業、タイ国際航空が2020年5月に会社更生手続きを申請して事実上の経営破綻、そして残ったエアアジアも路線を大きく減らすなどしています。

経営破綻はしましたが、タイのナショナルフラッグであるタイ国際航空は資金を投入されて営業を続けています。観光客の受け入れに規制がかかっている現在、便数は少ないので、代わりに様々な新事業を展開して赤字を減らす努力をしています。

その中で人気を呼んでいるのが、タイ国際航空のオフィスを利用したカフェ・レストランの運営です。
タイ国際航空の本社では、大きな社員食堂をカフェに改装して機内食などを提供して話題を呼んでいます。しかし、本社はモーチットの近くで都心からはちょっと遠いので行きにくいです。

そこで、シーロムにあるタイ航空のオフィスでも同じようなサービスを始めたところこちらも人気スポットになりました。

タイ航空のシーロム支店は、シーロム通りの、ソイ7と9の間の大交差点の角にあります。ちょうどBTSのサラデーン駅とチョンノンシー駅の中間で直角にカーブしているところにあります。

ここは現在も通常通りの営業を続けているので、窓口でチケットをとることもできますが、カフェになっているのです。

 

なんと大人気で朝6時から行列ができています。

行列の人たちのお目当てはこれです。
タイ航空の機内サービスでおなじみの揚げパンです。
これを1日数個の限定で早い者勝ちで買うことができるので、大勢の人が早朝から行列を作っているのです。

タイ国際航空のシーロム支店のサービスはこれだけではありません。機内食や飲み物をオフィスの中に作られた特設フロアで食べることもできるのです。
このように、タイ国際航空の機内にある座席が再現されています。
本社の社員食堂のように広くないので席数限定ですが、シーロムで気軽に機内食サービスを受けることができます。先日ご紹介したアイコンサイアムに新オープンしたタイ最大のスターバックスに比べたらささやかな内装ですが、航空会社にしかできないこと、というレアな価値があります。

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機内食のタイ式おかゆや、朝便のときに出るだろうトーストセット、ドリンク類などが楽しめます。

もちろん、コロナ規制下での航空会社の損失は莫大なものでしょうから、機内食カフェを多少運営したところで、再建の道のりが厳しいことには変わりはないでしょう。
でも、コロナで消費者がデリバリー弁当ばかり買う習慣がついているなかで、わざわざ行列ができるほどの人気をもつ実店舗を運営できているという事実は、サービス業は「消費者が求めるのは便利なことだけではない」ということを改めて提示していると思います。

今回は「タイ航空シーロム支店が航空機カフェ!有名な機内食の揚げパンも販売」の情報でした。

タイ国際航空シーロム支店のカフェ

営業時間8:00~1:00 (売り切れ次第販売は終了)

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