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バンコクの病院でファイザー製コロナワクチン・外国人対象接種体験談

バンコクの病院でファイザー製コロナワクチン・外国人対象接種体験談

目次

タイのバンコクでは、日本人を含めたタイ滞在中の外国人への新型コロナウィルス(Covid-19)ワクチンの接種プログラムが行われています。行っている病院とワクチンの銘柄について最新情報をまとめ、実際に接種したときの病院の様子・気になる副反応などについて体験談をお伝えしたいと思います。

現在はワクチン接種の予約を終了している病院もあるようですが、今後再開された際には参考にして下さい。

タイの外国人向けワクチン接種プログラムとは

在タイ外国人の場合は、2021年の7月頃から10月にかけて各病院で接種の予約受付と接種が行われました。

日本人の場合も在タイ日本国大使館とタイの当局・病院の共同プロジェクトで日本人専用接種プログラムが立ちあがり、バンコク内で日本人がワクチンが打てる病院は以下のとおりでした。11月は予約受付を終了した病院もありますが、今後またワクチンが入荷した際はこれらの病院が再度ワクチン接種会場となる可能性もあります。

シンペート・シーナカリン病院(最寄り駅:BTSウドムスック)

シンペート・セリラック病院(最寄り駅:ミンブリー区(スワンナプーム空港の北)

バンコク病院(最寄り駅:ペッチャブリ―通りの北)

メドパーク病院(最寄り駅・MRTクロントイ駅)

バムルンラード・インターナショナル病院(最寄り駅:BTSプルンチット駅)

またこれに加えて、7月に接種が行われて一旦終了したバンス―中央駅ワクチン接種センターは2021年11月5日~11月30日の予定でまた、接種を開始しています。

接種場所はどこを選んでもよく、以前これらの病院を利用したことがあって診察券を持っている場合は、メールで接種の案内が送られてくる場合があります。各病院のホームページから予約をすることができます。

詳細は、各病院ホームページなどをご覧ください。

在タイ日本大使館 コロナ関連情報

https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/covid2019-index_v2021new.html

 

 

ワクチンの予約の方法について

実際にファイザー製ワクチンを接種した流れをまとめます。

※これは2021年10月時点の情報です。予約受付をしているかなどの最新の状況は、必ず病院並びに日本大使館のホームページでご確認ください。

 

今回選んだ病院は、MRTクロントーイ駅から徒歩5分のメドパーク病院でした。

日本人向けにワクチン接種をしている5つの病院のなかでこのメドパーク病院を選んだ理由は、シーロムエリアから交通の便が一番良かったということだけでした。(MRTで2駅。)この病院を利用するのは初めてで診察券も持っていません。

まずメドパーク病院の公式HPへアクセスします。コロナワクチンの受付ページがあるので、そこから予約登録を行います。英語表記になっているのでタイ語が読めなくでも簡単に登録ができます。

氏名・パスポートの番号やアレルギー・持病の有無などを聞かれるのでそれらを入力。この病院の場合、ここでアストラゼネカ製かファイザー製かを選ぶことができました。今回はファイザー製を選択。このどちらとも費用は無料です。最後に、カレンダーの表があるので、空いているところから希望の接種日時を選びます。

すべての入力が終わって送信ボタンを押すと、「これで予約が確定したわけではありません」との表示が。しかし問題がなかったようで、すぐに電子メールが来て予約票が届きました。希望のワクチンの銘柄・日時であることを確認しました。

接種当日のながれ

血栓症などの副作用があることもあるというニュースを見ていたので、前日から水分を多めにとって体調を整えて準備しました。

接種当日は、「病院には混雑を避けるため早すぎる時間に来たり遅刻はしないでください」という指示があったので、少し早めに病院前に到着し、病院には入らず門の前で時間をつぶします。

指定の10分前になったのでメドパーク病院正門から中へ。正面にある入り口は一般外来用らしく、「ワクチンの人は後ろへまわってください」と指示されます。建物の向かって右奥に回り込むと、そこにある外階段を使って2階へ。すると2Fの入り口前がワクチンの受付となっていました。

 

ここで携帯電話で予約票を出し、パスポートを出します。パスポートは原本でないといけないので忘れないでください。するとビニールの袋と番号札を渡されるので、室内へ。

イスが8列ほどたくさん並べられていて多くの人が座って待っています。

適当にどの椅子でもよいので座り前の人が席を移動するとそれに合わせて前へ進んでいきます。列によっては進むスピードが速い列もあるので番号札の意味がいまいちわかりません。

様子を見ていると、待っているのは、日本人らしき人はあまりおらず、インド系や欧米系、ロシア人と思われる人々が多い印象でした。また、明らかにタイ語を話すタイ人も少しおり、外国人の配偶者の人かなと思いました。ここではとても長い時間待たされました。接種時間は14時の予約をしていたのですが、列が進んで前の方に行けたのは15時半になってからでした。病院からのメールでは「時間厳守」と言われていたので、大丈夫かなと心配になりますが、特に問題はないようでした。

前の方に進むと、係員の人が機械をもって椅子に近づいてきます。番号札を見せると、そこで血圧と体温測定を行います。先ほどもらったビニール袋は、このときに使うもので、腕にビニール袋をはめ、その上から血圧測定をします。接触による感染を防ぐための物のようです。

そして、係が誘導すると、前方にある受付カウンターで最後の受付を行います。ここで、氏名と接種ワクチンの確認、薬物アレルギーはないかとか、不安感はないかなどの質問を受けます。チェックシートに記入していくのですが、日本語が書いてあるので安心です。

そして、「副作用があるかもしれないことを理解して接種します」という同意書にサインをすると、書類を渡されて奥の何番カウンターへ進むように言われます。

奥には、いくつかのパーテーションで仕切られた接種スペースがあります。指示された番号のブースへ行き、書類を渡すと、ここでも氏名とワクチン銘柄を確認。「YES」と答えると、いよいよ注射が開始です。

このとき肩のあたりに打ちますので、シャツなどでは無理なので脱がないといけないので、Tシャツなどを中に着ていくようにしましょう。この接種スペースは外から丸見えなので、女性などは服装に気を付けた方が良いです。

肩を消毒すると注射。筋肉注射と聞いていましたが思ったより痛くありません。

絆創膏をつけられて終了。また書類を提出すると「名前が呼ばれるまで待機してください」と言われます。

フロアの奥にはソファスペースがありますので、そこでサービスの水を飲みながら待ちます。この時間でアナフィラキシーやアレルギー反応など重大な副反応が出ないかをチェックするようです。20分ほど待機したのち、名前が呼ばれるのでカウンターへ。そこでまた血圧と体温を測定します。この時にまた、腕につけるビニールを使うので、ビニールは最後まで捨てないようにしましょう。

測定値に特に問題が無ければ、2回目の接種の予約票がもらえます。1回目の約14日後で、同じ時間帯になっています。

これで接種は終了です。

バンコクで接種したファイザー製のワクチン副反応について(1回目)

この時の副反応についてまとめると以下の通りです。あくまで個人の感想です。

接種1日目(当日):注射は痛くない。帰宅後も体調に変化なし。しかし夜になると肩が痛くなってきた。

接種2日目:夜の間に肩が腫れてきて、寝返りをうって注射した部分に体重をかけるととても痛くて目が覚める。肩を見ても特に赤くなっていたり腫れあがるなどの表面的変化はないが、とても痛い。少し熱っぽい気がするので熱を測ると、36.8度。平熱は36度台前半なので、やや熱があるということか。食欲や味覚は平常通り。しかし、夕方、近くのスーパーへ買い物へ行くと歩いているときに猛烈に体がだるくなってきた。買い物を済ませて帰る時には、歩くのがしんどくなってきた。熱が上がってきた感覚があり、額から汗がとまらない。帰宅して熱を測るが36.8度のまま。でも体のだるさは、まるで風邪やインフルエンザで高熱を出したときのよう。下手に動き回ったのが良くなかったのだろうか。耐えられないので食事をすませ、すぐに就寝。相変わらず肩は痛くて、注射した側を常に上にして寝るので疲れてしまう。

接種3日目:朝起きると、昨日のだるさはほとんど消えていた。しかし、動き回ると急にまた悪化するかもしれないので、水分補給をたくさんしてなるべく動かず安静にして過ごす。熱は36.2度と平熱である。左足が少ししびれるというか重い気がするが、副反応のせいか、昨夜ふらついて歩いて負担をかけたせいなのかはわからない。頭がはっきりしないような感覚もあるので何も手につかず、静かに過ごす。夜の肩の痛みは、急に落ち着いてきて、寝返りをうてるようになった。

接種4日目:体調は完全に元に戻ったようで、熱も平熱。外出して動き回ったが、体のだるさも出ない。

以上が、バンコクの病院でファイザー製コロナワクチン・外国人対象接種体験談でした。

現在は、モデルナ製ワクチンのタイへの入荷が勧められているそうです。モデルナ製ワクチンは任意での接種になるので有料ですが、日本人・タイ人問わず誰でも接種できるようです。接種の際は上記の情報も参考にしてください。

 

 

 

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