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サンペンレーン市場はバンコクの卸し問屋街・布や雑貨おもちゃなど格安

サンペンレーン市場はバンコクの卸し問屋街・布や雑貨おもちゃなど格安

バンコクには、数多くの市場や物を売る屋台がありますが、そうした店が商品を仕入れる問屋街のひとつがサンペンレーンというエリアです。ここには布や、切れ端、糸、ビーズなどの手芸用品、衣料、バッグ、おもちゃや腕時計、靴、包装資材などが置いてある店が並んでいます。バンコク中の業者バイヤーであふれていますが、一般人や観光客も自由に入って買い物もできます。サンペンレーンの様子についてレポートします。

サンペンレーンはタイ語で ตลาดสำเพ็ง (Sampheng Lane Market) と書きます。場所は、バンコクの中華街ヤワラートと並行している路地の一帯です。行き方ですが、スクンビットやシーロム方向からバンコク地下鉄・MRTに乗り、終点のファランポーン駅に行きます。ここからトゥクトゥクなどを拾い、「ヤワラート」「サンペンレーン」などと告げると、近くまで連れて行ってくれます。駅から800mほどで運賃は50バーツ程です。

中華料理屋の漢字の看板がならぶヤワラート通りに来たら、ファランポーン駅側を背にして左側にある路地を入ると、ヤワラートと並行して走る細い路地があります。これがサンペンレーンです。

バンコクの中華街・ヤワラートの通り。この左側を並行する路地の一部が、サンペンレーン。

ファランポーン駅側から近い順に見ていくと、まず靴の問屋が並んでいます。クロックスサンダルやサンダルなどが大量に店頭に並んでいます。50~200バーツと、たしかに安いです。パッポン通りの夜店やシーロム通りの街角の屋台でよく見かけるような品揃えで、ここで仕入れているんだということが分かって面白いです。

路地を進んでいきます。人がかろうじてすれ違えるような狭い路地の両サイドには、いろいろな店が並んでいます。

トートバッグやぬいぐるみなどの店。激安です。

タイの伝統的なデザインの小さな布の財布、ゾウさんの形の小銭入れ、そしてタイバーツ紙幣やアメリカドル紙幣がプリントされた二つ折り財布など、これも屋台や空港のタイおみやげ店で見かける定番のグッズが大量に売られています。このほかは、バッグを売っている店、携帯電話ケースを売っている店などがごちゃまぜにありました。

そしてこの路地の中心に進むと、布や生地を売る店が並んでいます。布はヤード売りで色とりどりの大きなロールが立てかけられています。ボタンや裁縫道具などを売っている店がたくさんあります。

糸の問屋さん。

これらの店は基本的に問屋さん、という雰囲気で、店の装飾もなく倉庫みたいな武骨なの店が多いのですが、この布を扱っているエリアだけは、すこし、普通の店舗のように明るくておしゃれな店が混じっています。ここは日本の東京・日暮里の繊維街のようで、裁縫用品を扱っているからか、タイの奥様たちや女子大生なども店内にたくさんいて、華やかなムードです。

布の問屋街を過ぎると、大きな通りにぶつかります。その通りを横断したあとも路地の問屋街は続きますが、そこからは、おもちゃなどの雑貨の店に変わります。

大量の腕時計の陳列は、圧倒的です。

これらの問屋街は、1㎞ほど続いて終わります。ヤワラートの大通りを挟んで反対側の路地にも問屋の店がある迷路のような一角があって、そこには大量の腕時計や携帯電話ケースがあります。こちらはもしかしたらバラ売りはしていないのかもしれません。

買い物をしなくても、ただ見て歩いているだけで楽しめますし、もちろん布などを安く買いたい人にとっては好い仕入れ先となります。ここのエリアはどの店も卸値で販売していて、値札もついている店が多いので、路上の一般の屋台みたいに「吹っ掛けてくる相手に値引き交渉はまどろっこしい」という人はこちらの方がむしろ買い物をしやすいかもしれません。ただし、ある程度まとまった個数を買わないといけないものもあります。

中華街のほうは夜遅くまでレストランや屋台が開いているので、夜になっても楽しめます。

ヤワラートの中華街観光と合わせて、のんびり見学してみるのも、ちょっとローカルな雰囲気を味わう観光ルートとして面白いのではないでしょうか。「サンペンレーン市場はバンコクの卸し問屋街・布や雑貨おもちゃなど格安」レポートでした。

エリアデータ

<エリア名> サンペンレーン ตลาดสำเพ็ง (Sampheng Lane Market) 

<営業時間> 9:00~18:00頃

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