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タイのコロナ規制緩和は?スペシャルツーリストビザとは・現地の様子

目次

タイでは新型コロナウィルス(COVID-19)の感染対策による規制の緩和に向けて、少しずつではありますが進んでいます。
2020年9月~10月期の規制などの公式発表と、タイ・バンコクの街の様子について現地の様子をお伝えします。


観光客受け入れの準備へ

タイ政府は、2020年10月1日より、人数やエリアなどの制限はありますが、外国からの観光客の入国を進めていきます。
10月1日時点では、タイ南部のプーケット島を訪れることが可能です。旅行客のタイへの入国の流れは以下の通りです。

1、タイ到着後、タイ当局指定の隔離ホテルへ入る。
2、14日間の滞在をする。
3、隔離ホテル滞在中に2回の検査を受け、新型コロナウィルスに感染していないことを確認する
4、感染していないことがわかれば15日目に、プーケット内の観光地を自由に移動できる。
5、その後さらに1週間の滞在を経ればタイの他のエリアへの移動も可能に。

グループごとに14日間の隔離滞在をしていきます。
最初のグループが10月15日に隔離が解け、ホテルから出て観光地へと入ることができるようになります。
状況次第で、11月からは、隔離期間が14日間から7日間へと縮小される見込みだそうです。

人気の高い観光地プーケットでテスト開始。


スペシャリツーリストビザ発行へ

タイ政府は、観光客向けに2021年9月末までの期間限定で「スペシャルツーリストビザ」という特別なビザを出すことにしました。
このビザを取得すると、滞在期間は入国時から90日間で、その後、1回90日、計2回の滞在期間延長ができて最大270日間の長期滞在ができるようになります。

スペシャリツーリストビザの取得条件は以下の通りです。

・申請料金は2000バーツ。
・タイ入国時に指定ホテルなどで14日間の隔離を行って感染していないことが確認されること
・滞在する場所(ホテル・住居)を証明すること。
・海外旅行保険に加入していること。
・一定額の銀行口座預金があること。

バンコク市民は通常の暮らしをしている。


現地の街の様子

少しずつ規制緩和が進んでいく中で、現在のバンコク現地の様子はどうなのでしょうか。
バンコクでは、市民の生活はほぼ通常通りに戻っています。
デパートや飲食店、BTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)などの駅などでは、入口で体温を測って平熱であることとマスク着用をしていることを係員が確認してから入場が認められています。
それ以外は、一時期あった夜間外出禁止や業種による休業指示はすべて解除されているので、通常通りの生活が戻ってきてはいます。

マスクをしている以外は通常通りの生活に戻ったが・・・


しかし、タイは観光大国で、一説ではGDPの10~20%が海外からの観光客関連の収益であると言われています。その外国からの観光客がほぼ0である状態がもう半年近く続いていることでの経済への影響は甚大です。

人が少ないバンコク・タニヤの様子

日本人向けカラオケが並ぶタニヤ通りや、ゴーゴーバーが並ぶパッポン通り、ソイカウボーイ、ナナプラザなどの夜の繁華街の人の少なさは深刻なものがあります。営業を辞める飲み屋や居酒屋、マッサージ店などは増えてきています。

10月、そして11月以降の規制緩和が心待ちにされている状況です。

 

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