バンコク「すき家」タニヤ店オープン・タイの牛丼の値段と味の感想

バンコクには、大戸屋や吉野家などの日本のチェーン系飲食店が数多く進出しています。牛丼でおなじみの「すき家」もバンコクのあちこちにあります。ついに日本人街・タニヤにも「すき家」がニューオープンしましたので行ってきました。

「すき家」タニヤ店への行き方は、シーロム通り側からタニヤ通りに入ります。フーターズや高レート両替屋の「タニヤスピリット」などの並びを右に見ながら少し進むと、セブンイレブンの手前で50ｍほどの路地があります。その路地に入ると、左側の列に、餃子の「大阪王将」や「恵比寿ダイニング」が並んでいて、そのなかに「すき家」と日本語で書いてあるおなじみの看板があります。

店の入り口にはメニューが置いてあって、どのくらいの値段なのかどういう料理があるのかがわかるので、安心です。メニューをみていると、店員が出てきて、日本語で「いらっしゃいませー」と声をかけてきました。

店内は、ボックス席が10卓ほど。壁側は一列ソファになっていて、ファミレスのようです。メニューはタイ語ですが小さく日本語も書いてあります。

牛丼がＳ69バーツ、Ｍ79バーツ、Ｌ109バーツです。

牛丼を「大盛」とか「並」ではなくＬサイズ、Ｍサイズと呼ぶというのはちょっと新鮮です。

バリエーションは、おん玉牛丼Ｍ94バーツ、ねぎ玉牛丼Ｍ99バーツ、チーズ牛丼Ｍ99バーツ、ガーリック牛丼Ｍ109バーツ、韓国風スパイシー牛丼（キムチ牛丼）Ｍ109バーツなどです。

タイならではと思われるのは、単品でサーモン刺身（4キレ75バーツ・８キレ145バーツ）があるということです。タイ人はサーモンが好きですからね。

ほか、カスタードプリン（29バーツ）や茶わん蒸し（40バーツ）、ラーメンもあります。たぶん日本のすき家にはないタイ独自メニューだと思います。

新店ゆえの段取りの混乱

店員が来たので、「これをください」とメニューを指さし、店内の様子をみます。

きれいな店内には、昼時ということで、７割くらいの席を埋めるお客がいます。日本人客は私と、それ以外の一組だけで、あとは全員タイ人です。

「すき家」タニヤ店は2018年11月2日にニューオープンしました。店舗の建設工事自体は半年以上前から行われていたので、「タニヤにすき家がやってくる」というのはずいぶん前から知れ渡っていました。ところが、途中まで順調に進んでいた工事があるとき途中でストップし、数か月放置状態でした。工事業者、あるいはビル大家となにかもめ事があったのでしょうか。タイではこうしたことはよくあります。

もう、タニヤにはすき家はオープンできないのか、とあきらめていたところ、急に2週間ほど前から工事が再開し、あれよこれよという間に完成しオープンにこぎつけたのでした。

６、7分ほど待っても料理が出てこず、おかしいな？と思っていたところ、店員が声をかけてきて「あのーご注文は？」というではありませんか。私はあわてて「さっき、とっくに頼みましたよ」と言います。店員同士でなにやらもめていましたが、改めて私に「すみません、どの料理でしょうか？」と聞きに来たので、改めてオーダー。

「飲み物はどうしますか」と聞かれたので、ミネラルウオーターをオーダーし、氷は？と聞かれたのでいりません、と答えました。どうも、ニューオープンしたてでスタッフが不慣れなせいか、段取りが怪しいです。