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タイではご飯の屋台がたくさん出ており、シーロムなどの都心にいれば、日本料理店や居酒屋もたくさんあるので、自炊をする必要はありません。でも夜遅くなると屋台はいなくなってしまいますし、休みの日に猛烈なスコールが降っている時は外に出たくありません。そうした時にご飯が炊けたら便利だと思い、炊飯器を買ってみました。タイの家電のどのような感じなのでしょうか。レポートします。
炊飯器はどこで売っているの?
タイにも家電量販店はあり、ホームセンターのBIG-C、電化製品のパワーバイなどがあります。
シーロム近辺で炊飯器などが売っている場所は、シーロムコンプレックス内にあるパワーバイ、バンコクバンクの向かいのAKIHABARAなどです。変わったところは、パッポン通りのスーパーマーケット、フードランドにも電気ケトルなどと一緒に置いてあります。 シーロムエリアの電器屋のAKIHABARAとパワーバイに行ってみました。それぞれの店とも結構な品揃えで、日本でよくあるタイプの炊飯器がそろっています。タイマー機能はもちろん、圧力釜のような高級な炊飯ジャーまであります。値段は1200~2000バーツくらいで、あとは高級なもの、サイズの大きいものによって変わっていきます。家庭で使えそうな5合炊きの大きなものもあります。メーカーは日立やシャープ製など見慣れた日本のものです。もちろん電源プラグの形と電圧はタイ仕様になっています。
激安の炊飯器を発見!
今回の購入目的は、本格的に自炊するわけではないため、一人用のサイズで、それほど凝ったものではなく安さ優先でした。シャープ製の3合炊きの炊飯器が激安で、479バーツ(税込みで500バーツ・約1500円)というのが見た中では最安値でした。どの店でもシャープ製の炊飯器は一番安く、スーパーマーケットのフードランドにまでありましたが、どれもお釜がアルミ製というのが気がかりでした。アルミニウム製の鍋ややかんは体に有害である、という話を聞きますし、ご飯も貼りつきそうです。できればテフロン加工のものがよいと思い探すと、サイズが大きく高価なものが多かったのですが、ひとつだけ、シーロムコンプレックス内の家電製品売り場に手頃なものがありました。
パナソニック製で3合炊き、630バーツという安さです。お釜はテフロン加工、しゃもじや計量カップもついてきます。これを購入しました。1年間の保証が付きます。
まるで昭和の炊飯器!ほかほかご飯の炊き具合は?
さっそくタイ米を買ってきて炊飯してみることに。銘柄によりますが、タイ米なら5㎏130 バーツ程からあります。まず、タイマーなどの機能はありません。一つしかついていないスイッチを押すと、ガチャリと「保温」から「調理」に切り替わるだけ。昭和の中期ごろまでの日本の炊飯器を思い出します。蓋も、本体についているわけではなく、鍋のような落とし蓋です。ふたを丸洗いできるので衛生的ではあります。電圧が高いためか、20分ほどの超スピードで炊きあがりました。完成したからといってお知らせブザーが鳴るわけでもなく、ガチャッとスイッチが跳ね上がって「調理」から「保温」になるだけです。とても昭和を感じます。
炊きあがりですが、すこし炊きムラがあって、硬いご飯も混ざっている感じです。お釜が小さいからなのでしょうか。タイ米を炊くのは初めてでしたが、日本米のような粘りはないので、しゃもじでとろうとするとパラパラこぼれるので注意が必要です。味としては全く問題はありません。
630バーツでこれだけのものが炊き上がれば十分です。めったに使わないとは思いますが、家に炊飯器があるといざという時に便利です、今度は日本米も買ってきて試してみようと思います。
バンコクで炊飯器を買った体験談・タイ家電製品の価格と品質についてのレポートでした。