バンコク北東部で建設が続けられてきた新しいモノレール路線・MRTイエローラインが、2022年10月12日より乗客無しでの試運転を開始しました。
このイエローラインが運行を開始すると、これまで交通の不便な場所にあったいくつかの有名観光スポットや重要な施設などへのアクセスが容易になります。代表的なものは都心から離れている「シーナカリン鉄道市場」ですが、すぐ近くに新駅がオープン予定です。
サムロン駅からフアマーク駅までは2023年1月までに、残りのラプラオ駅からシークリタ駅までは2023年6月までに開通する予定ということですが、いまのうちから新しい引っ越し先やビジネスの拠点を考えたいという方にとっては、今後どのような場所へのアクセスがしやすくなるかはおさえておきたいところです。
イエローラインでアクセスがしやすくなる主な施設を駅ごとにご紹介しましょう。
イエローライン各駅の主なスポット
ラップラオ駅 Lat Phrao
MRT(地下鉄)との乗換駅です。ここからラップラオ通り沿いに進んでいきます。
将来的な計画ではBTSスクンビットラインのパホンヨーティン24駅 (Phahon Yothin24)まで延伸してBTSからも乗り換えられるようにする予定のようですが、当面はこのラップラオ駅が北側の始発駅となります。
パワナー駅 Phawana
ラチャダーピセークやスティサンの東側に行く場合は場所によっては、この駅からだと近くなるかもしれません。ワットラップラオがあります。
チョークチャイ4駅 Chok Chai4
インディチョークチャイの夜市や、布・仕立て屋・古着ショップなどが並ぶ布類の問屋街があります。
ラップラオ71駅 Lat Phrao71
ラップラオ83駅 Lat Phrao83
建設計画中の別の路線と将来的に接続予定です。
マハータイ駅 Mahat Thai
ラップラオ101駅 Lat Phrao101
ラップラオ病院やウェーチャターニー病院が最寄りです。
バンカピ駅 Bang Kapi
大型ショッピングモールである「ザ・モール バンカピ店」や「N-Markプラザ」「バンカピマーケット」などがあります。
ラムサーリー交差点駅 Lam Sali Junction
MRTオレンジラインとの乗換駅です。バンカピ区役所があります。
シークリタ駅 Si Kritha
サミティベートシーナカリン病院があります。
ラップラオ駅からこのシークリタ駅までは2023年6月までに開通予定です。
フアマーク駅 Hua Mak
エアポートレールリンクのフアマーク駅と乗換駅です。スワンナプーム空港から到着した場合、この駅乗換で、ここに記載の駅へ行くことができるようになったということになります。タイ国鉄のフアマーク駅も近いです。駅の近くにはマックスバリューもあります。
このフアマーク駅からサムロン駅までが2023年1月までに開通予定です。
クランタン駅 Kakantan
シーヌット駅 Si Nut
スクンビット77通りに接し、イアムソムバット市場という生鮮市場があります。
シーナカリン38駅 Srinagarindra38
スアンルアン・ラマ9世公園駅 Suan Luang Rama9
シーコンスクエア、そしてナイトマーケットとして有名な観光スポットでもあるシーナカリン鉄道市場があります。
シーウドム駅 Si Udom
日本人向けコロナワクチン接種会場の一つでもあったシンペート・シーナカリン病院があります。
シーイアム駅 Si lam
壁画が有名なシーイアム寺、ノボテルバンナーホテル、メイプルホテルなどがあります。
シーラーサーン駅 Si La Salle
シカリン病院があります。
シーベーリン駅 Si Bearing
シーダーン駅 Si Dan
シーテーバー駅 Si Thepha
ティパワン駅 Thipphawan
サムロン駅 Samrong
BTSサムロン駅乗換ポイントです。
バンコク・MRTイエローラインの予定通りの営業開始が期待されます。