目次
タイ国王陛下崩御後、日本のテレビや新聞、インターネットのニュースなどでも、タイの人たちはみな黒い服を着て喪に服しているという報道がなされています。タイを訪れる予定の出張のビジネスパーソンや、観光客の人たちは、どのような服装(洋服)をしていけばよいのでしょうか。
タイ国政府観光庁の公式見解は
タイ国政府観光庁の観光客への呼びかけは以下の通りです。
まず服装ですが、「多くのタイ国民は弔意を表すため、黒または白の衣服を着用しています。これは強制ではありませんが、可能であれば外出時には暗めの色の礼節をもった衣服をお召しになる事をお勧めします。」とのことです。タイの公務員などは1年間喪に服すことが発表されており、つまり1年間黒い服装をしていることになると思われます。
出張などでタイを訪れるビジネスパーソンであれば、男性なら、黒のスーツズボンに、白いワイシャツであれば問題ありません。気温の高い南国ですので、公式な行事に出席するということでなければ上着や黒ネクタイを着用する必要はありません。
タニヤやパッポン近隣など、バンコク市内でも、日中でうが、女性達も、黒い服装の人が多いですが、ストッキングまで履いている人はほとんどいません。
黒色以外でも問題ない色は?
タイ人の間で喪に服す格好として好ましい色、についてまとめた画像が出回っていましたので掲載してみましょう。
この図にあるように、黒、白のほかに、グレーや濃紺、こげ茶色あたりであれば許容範囲であるようです。
実際の街の人の様子ですが、黒や濃紺、グレー、白色の服装をしていればTシャツ、ポロシャツ、短パン、サンダル履きでも問題ないようです。欧米系や日本人・中国人観光客も、Tシャツだけ黒、とか、短パンが暗めの色、というように部分的に黒を取り入れていればそれほど町中で浮くことはないです。
また、家族連れの観光客の場合、子どもの服装にも悩まれると思いますが、子どもの場合はタイ人でも全身黒ずくめでなくても大目にみられているようです。
ただし、赤いTシャツなど派手な色の服を着た人が写真を撮られてフェイスブックに掲載されて批判されたりする動きもあるようなので、観光客などの外国人も、派手な明るい色の服装は危険なので避け、黒を基調とした落ち着いた色の服装をすることがのぞましいです。
黒服の価格・タイに到着後に買うという選択肢
一部では黒い服の値段が便乗値上げで高騰しているという情報もありますが、政府は監視団を派遣し便乗値上げをしている業者を注意して周っているとのことで、混乱はあまりみられません。
タニヤ近くのシーロム通りスリウォン通りなども黒のTシャツで150バーツほど、ポロシャツで200バーツ、ワイシャツで300バーツ前後で繁華街のデパートだけではなく、通りの屋台などで販売されています。
また、喪章のリボンをつけていれば弔意を示していることにもなるということで、喪章リボンも売られています。
タイに到着してから街の人々の様子や、気温などの状況をみてから、タイ現地で黒い服を買うというのでも問題ないでしょう。
2016年末年始タイ観光出張どんな服装がよい?黒服販売場所と街の様子についてでした。